みんなのレビューと感想「曽祢まさこ傑作集 いつか誰かに殺される」（ネタバレ非表示）

サスペンスと心の機微と

曽根まさこ先生の傑作集は、実に読み応えがあります。それはサスペンスとしての構造がよくできているだけでなく、心理描写（特に女子の）がよく描けているためだと思います。良質のミステリー短編を読み終えたかのような読後感を味わえます。

何十年も前の漫画なのに、いまもまだ面白いなって読み返します。
当時はコミックで読んでいて、古本屋に売ってしまったけどまた読めて嬉しいです

おもしろい

曽祢まさこ先生が大好きです。ハッピーエンドばかりじゃない、ない方が多いかも？けど何か基本優しいお話が多い不思議な世界観。

おすすめ

大好きな漫画家さん。単行本もほとんど持ってましたが、やはり電子版のが楽で良いかな。ストーリーは残酷で優しくてためにもなる、何より面白い絶対おすすめ。

ありそうな話

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本人に悪気がなくても、口は災いの元。どこで恨みを買ってるかわからないですからね。困ったときには口を噤む、これ鉄則です。

口は災のもと

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人のいろんなことべらべら話すってほんといけないことですよね。ずっと昔からそうだったんだろうなとことわざを見て思います。世にも奇妙な物語のような話がオムニバスのようにつまっていて面白いです。

本当に怖いのは生きてる人間

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亡くなった母が若い頃大学病院のナースをしていました。なくなる患者さんも、少なく無いと思い、怖い思いしたことあるか聞いたら一言生きてる人間が一番怖いと、言われました。年齢を重ねる度ずしりときますね、この漫画家さんの話がリアルに、感じるのは、やはり、そんな点なのかも、まだまだよみます。

さすが傑作集

さすが傑作集というだけあって、どの話もドキドキ、展開にハラハラさせてくれるサスペンスホラー集でした。とても良かったです。

激しさやグロさなどはなく、日常の中に潜むホラー感がゾッとさせます。
オムニバスなので区切りよくすっきり読み切れます。

口は災いの元、本当に怖い。
啓子も自分のした事の重大さに気づくのが少し遅かったみたいです。
でも本当に怖い