4.0
少女漫画のキャラそのもの
文武両道で、容姿端麗、性格も〇な正宗飛鳥くんの正体は・・・
そこいら辺の女子よりもはるかに高い女子力を持つ乙男(オトメン)だった。
なんて、もうこれは少女漫画でしかありえないキャラ。でも、それでもいい。
せめて漫画の中だけでも、思春期女子の理想の男子キャラを堪能したいと思います。
絵が綺麗です。
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23084位 ?
文武両道で、容姿端麗、性格も〇な正宗飛鳥くんの正体は・・・
そこいら辺の女子よりもはるかに高い女子力を持つ乙男(オトメン)だった。
なんて、もうこれは少女漫画でしかありえないキャラ。でも、それでもいい。
せめて漫画の中だけでも、思春期女子の理想の男子キャラを堪能したいと思います。
絵が綺麗です。
原作者の池田理代子先生が、20代前半で描かれたとは信じられません。
この完成度、美しさ、史実とフィクションを巧みに混ぜた構成、どのキャラにも見せ場を与える鋭い心理描写。
調度品や宮殿、ドレス、軍服etc. インターネットもなかった時代に、どうしてあれほど細やかにゴージャスに描けたのでしょうか? そしてそれに対比するように、平民たちの困窮する姿もしっかりと描いてくれたことで、この漫画は世界に通用する名作となりえたと思います。どの登場人物も魅力的ですが、やはり男装の麗人・オスカル様のキャラが出色。気高く凛々しく美しい。女に生まれながら軍人として生きねばならない運命。それでも愛の狭間で揺れ、苦悩する姿は永遠に少女たちの憧れとなりえます。
出てくる登場人物が、どれも美男美女。本編でも美形キャラが多く登場してきましたが、
この外伝に出てくるキャラはみな息をのむほど美しい。池田先生の絵は紙面からキラキラした輝きが溢れています。
ただ美しいだけではなく、妖しい色気が漂う。それが今回の危険な香りがするストーリーとマッチしてます。
本編ではお亡くなりになったオスカルとアンドレではありますが、このエピソードでは生き生きとして健在です。それだけでもうれしい! 加えて、池田先生の絶頂期の筆が冴えわたっています。
あらゆるジャンルを描き、そのどれもがハイクオリティの作品を生み出してきた細野不二彦先生。
40年以上も第一線で活躍され、コンスタントに作品を発表されているのが驚きです。
そんな細野先生のライフワークともいえるのがこの「ギャラリーフェイク」
美術版の「ブラック・ジャック」ともいえる痛快な面白さ。フジタの切る啖呵にはスカッとします。
長期連載ゆえに、時に世相を反映した話もあり、時代を一刀両断してます。この作者の社会を見つめるまなざしは、鋭く、厳しく、そして温かい。絵画、彫刻、宝石、書道、香水、楽器、おもちゃ、人形、時計etc. 様々なものに価値を見出し、それをいとおしむ人たちの姿を描き、いつしか読んでいるこちらも、美術に関する知識が増えてゆきます。
現代の外科医・南方仁が、タイムスリップで138年前の江戸に現れる。
その市井に生きる人々の病や怪我を、自らの技術や最新の知識、そして周囲の人たちの協力によって治していく。
人々の賞賛を浴び、彼の名声は高まるが、時に救えなかった命もある。そして命とは、医者とは何かを自らに問いかける。
とても丁寧に、歴史上の史実や人物を絡めながら、命の大切さを描いています。
幕末ですのでまだ厳しい身分制度が残っていましたが、武士であろうと、貧しい長屋の民であろうと、仁先生の前では等しい患者であり、彼は患者を救うために尽力する。真の医療ー仁ーについて考えされられました。はっきり言って傑作です。
亡くなった人の脳内を視て、事件を解決する。とんでもない設定ですが、近い将来現実になりそうで怖い。
そんな聖域に入ることを生業とする「第九」、それ故に、ある者は精神を病み、またある者は陰謀に巻き込まれ、果ては家族や自らの命を失ってしまう者までいる。その「第九」の局長である薪剛さんのキャラが秀逸。もちろん青木や雪子さんもいい。ですが、その小柄な体で全責任を背負い、ずば抜けた知性・分析力・判断力・行動力で事件に立ち向かう姿に痺れます。
猟奇的で残酷でおぞましい脳内画像に、ひたむきに向き合う「第九」のメンバーの姿が美しいです。
あの『源氏物語』を現代によみがえられせてくれて、ありがとうございます!
古典を学ぶ上で文字だけでは解らなかった部分を、美しく丁寧に描いて下さったので、よく理解できました。
源氏物語絵巻では引目鉤鼻で描かれていた男女が、この漫画の中ではそれぞれ個性豊かに、違う美しさで輝いてます。
また、大和先生の独自の解釈でキャラを掘り下げてくれたり、原作では描かれなかった出会いの場面の補完など、
少女漫画の醍醐味が味わえます。
着物、調度品、内裏、自然など細部の描き方も素晴らしい。
美しくも哀しい愛の物語、そんな世界を生きねばならない女性たちの姿を、ぜひ堪能してください。
奇面組はじめ、○○組の数々、そしてそれに属するメンバーたちの名前の面白さ。
(個人的には宇留千絵、伊狩増代、春曲鈍、ナンシー・トルネアータが秀逸だと思いました)
多くの登場人物がいるにも関わらず、新沢先生は、キャラをちゃんと描き分けて、個性を際立てせてます。
毎回1話完結のギャグ漫画ですの気軽に読めます。
このままみんな高校生のままずっと物語が続いてゆくのかな、と思いきや、まさかラストであんなオチで終わるとは!
結末は自分で読んで確かめてみてください。
森下裕美先生の描く線は、本当にまろやかで、そしてそこから生み出されるキャラはかわいらしい。見ていて心が癒されます。恐れながら、一度マネしてキャラを描いてみようと試みましたが、本当に難しい。唯一無二の造形です。ちょっとズレれば、かわいさが失われてしまうのです。そして、4コマでちゃんとオチをつけてくれる構成も見事。クスっと笑える、そして人を傷つけないギャグです。見ていて幸せになる漫画。ゴマちゃんやアシベ君が本当にいたら、ナデナデしたい衝動に駆られます。
約30年ぶりに再読しました。今読み返しても、画の迫力、よく練られたストーリー、魅力的なキャラに、夢中になって読んでしまいます。荒廃した世の中で拳法を正しく用いようと思っても、それが許されない。果たしてケンに安らぎの時は訪れるのか。バッドとリンの存在が、心のオアシスです。週間漫画ゆえ、人気作品だったゆえに、長期連載となり、ケンシロウの前に次から次へとあらたな強者が現れ、最後まで孤高な生き方を貫いてました。ですがそれもまた、彼らしくて惚れ惚れします。
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オトメン(乙男)