5.0
懐かしい童話
19世紀のイングランドを舞台にした、少年少女の成長物語。
イギリス版『赤毛のアン』と言ったところでしょうか。マディやジムが生き生きとして、ピュアな輝きに満ちてます。
この2人が互いの匂いのことを、草と土と喩え、マディはプンプン怒るけれど、ジムがそっと〝草は土がないと生きられないんだよ”とつぶやくシーンが大好きです。
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19世紀のイングランドを舞台にした、少年少女の成長物語。
イギリス版『赤毛のアン』と言ったところでしょうか。マディやジムが生き生きとして、ピュアな輝きに満ちてます。
この2人が互いの匂いのことを、草と土と喩え、マディはプンプン怒るけれど、ジムがそっと〝草は土がないと生きられないんだよ”とつぶやくシーンが大好きです。
子どもの頃に読んだときは、タマミちゃんが怖くて怖くて、いっそう美少女・葉子の方に感情移入しました。
けれど、大人になって読み返すと、タマミが口紅をひいて鏡を見て、〝醜い”と言って涙をこぼし、その後狂ったように笑うシーンで、胸が張り裂けそうになった。自分ではどうしようもないもどかしさに苦しむ、タマミが哀れで、そんな少女の哀切を描いた楳図かずお先生は、すごい!
永遠に年を取らない美少女・おろち
彼女が狂言回しとなって、めぐりあう様々な人間模様。
そこに展開される人の姿は、決して美しいものではない。
時に愚かで、時に醜く、時に哀しい。
おろちとともに、それを目の当たりにしてゆく私たちは、恐ろしいけれど見届けずにはいられません。
亡くなられましたが、楳図かずお先生は、とてつもない人間心理を描ける天才作家でした。
おなじみサラ金シリーズ。
バージョンを変えて、クオリティを維持しつつ連載できるというのは、ひとえにスゴイ。
本宮先生は、経済、法律、政治、世界情勢をちゃんと勉強して、それを極上のエンターテイメントにできるという
稀有な才能の持ち主です。読んでいるこちらも知識が増えます。
TVドラマ化もされた超有名作で、本宮先生の代表作ともいえる漫画です。
本宮漫画の主人公がいつも熱く、激しく、男っぽいのが特徴ですが、このサラ金は、
ワイルドさは保ちつつも、社会人としての大人な顔も持ち合わせてます。
そんな金ちゃんには、女はもちろん男も、堅気も、族仲間も、ヤ〇ザも、み~んな惚れます。
心理サスペンスを得意とする曽祢まさこ先生ですが、やはり女の子の心理描写が秀逸です。
どの作品も良質の短編ですので、どれを読んでも満足できると思います。
曽根まさこ先生の傑作集は、実に読み応えがあります。それはサスペンスとしての構造がよくできているだけでなく、心理描写(特に女子の)がよく描けているためだと思います。良質のミステリー短編を読み終えたかのような読後感を味わえます。
第1話から、肉体的・精神的なDVを繰り返す夫の描写が続き、読んでいて辛くなりました。
「りぼん」で連載されていた本田先生しか知らない人には、ショックな展開です。
でも、絵が綺麗だし、ヒロインを守ってくれそうな先輩が現れたので、何とか最後まで見届けたいと思います。
ぶっちゃけ、本編でのヒロイン・ヒーローのりおちゃんと遼太郎くんよりも
麻衣ちゃん&靖彦先輩のカップルの方が好きだったので、今回のお話はうれしかったです。
本当に、麻衣ちゃん、いい子だよね~。冒頭の、親子3人での仲睦まじい姿に、感激しました!
少年が謎の美女とともに、空飛ぶ機関車で宇宙へ旅立つ
そして様々な星、様々な人たちとめぐり逢うことで、生と死について考え、成長してゆく。
そんなすごい設定、よく思いつきますね。松本零士先生の創造力、半端ねぇ。
そして、アニメ化もされて日本全国の少年少女がこの物語に熱狂しました。
私もその一人です。原作は、松本先生の独特の素朴でありながら、洗練された筆致で描かれています。
特に女性の描写は、唯一無二の〝零士美人”です。
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セント=ブラウンの童話