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こう思うまで追い詰められて
どの子も親に望まれて生まれてきたはずなのに、〝いっそ殺してください”と言われるまでになる。
こうなるまでに何があったのか・・・
ボタンの掛け違いなのか。それをこの作者は、丁寧に描いてくれています。
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22940位 ?
どの子も親に望まれて生まれてきたはずなのに、〝いっそ殺してください”と言われるまでになる。
こうなるまでに何があったのか・・・
ボタンの掛け違いなのか。それをこの作者は、丁寧に描いてくれています。
「少年ジャンプ」に掲載されていたというのが今となっては信じられない・・・
お薬、婦女〇行、リンチ、何でもあり。
それがまかり通って、この世には神も仏もないのか、と絶望した中で舞い降りる黒い天使。
法で裁けぬ外道どもを粛清してゆく〝仕事人”はいつの世も必要とされるのでしょうか。
でも、名セリフ〝地獄に堕ちろー”で悪人を処刑しても、どこかモヤモヤが残ります。
それは、こうなる前にもっと早く悪を止めててくれれば、悲劇が防げたのかも、と思うからです。
古今東西、何かの犠牲になるのは弱いものたち。幼いゆえに、弱い存在ゆえに、大人の都合で利用され、搾取される。
でも、それでも子どもは健気に自分の愛するものに喜ばれようと、愛されようと尽くす。
1話目のラナ・ターナーの娘のシェリルもまた、そんな子です。実の母であるラナでさえも、娘の純粋な思いを利用している感があります。読んでいて痛ましくなりました。
『とりかえばや物語』を見事に漫画化!お見事です。
ということは、既に平安時代から男女の入れ替えシチュエーションコメディの下地は存在していたのですね(笑)
当時の人たちも、きゃあきゃあ言いながら読んでいたのでしょう。
それを氷室冴子さん、山内直実さんの名コンビで現代風に登場。
各キャラがもう生き生きとしてて、人間臭い。
古典もこんな風にアレンジしてくれれば、もっと好きになっていただろうな、と思わせられる名作です。
永遠の時を生きるパンパネラ一族。
その一員である、エドガー、アラン、マリーベル。
決して年をとらず、14歳の姿のまま。それゆえに定住できず、時に迫害を受けることもある。
映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」よりも昔に、はるかに美しく文学のロマンの香も高く漫画化。バラの花にポエム。当時の少女たちが、エドガーやアラン達の年を越えてしまうことを嘆いた、というのもうなずけるほど、少女の心を鷲掴みにした漫画です。
掲載されていたのが青年漫画誌だったため、お子様向けのアニメ版よりは〝毒”があります。
でも、それゆえに大人の鑑賞に応えられたのかなと思います。
子どもの視点を通して描かれる、大人の姿の滑稽さ、狡さ、哀しさ、おかしさ。
作者の大人と子どもへのいとおしみが感じられる漫画です。
父が釣り好きのため、全巻家に揃えていました。読んでみると、矢口先生の釣りや魚に対する知識の深さ、そして人間や自然に対する愛が伝わってきます。三度の飯より釣りが好きな三平くんの無邪気なキャラ、ジンはじめとするよきライバルたち、そして三平を温かく見守るおじいさんや魚紳さんたち。美しい自然と身体の伸びやかな描写に魅せられました。
アニメから入ったため、最初からプロレスマンガかと思い込んでました。ですが初期は、ギャグ色の濃いSFヒーローものだったのですね。ですが、根底をなすキン肉マンはじめ、他超人たちの熱い魂は、初期から貫かれてます。熱い友情もののプロレスマンガになって大成功だと思います。
10代の頃に読んでいたのを懐かしく思い出しました。確か、作者は新沢基栄さんのアシスタントをされていて、なるほど画風が似てますね。アニメ化もされていて見ていました。とにかく、みんなキャラが立っていて、登場人物が駆けずりまわっていた印象です(ギャグマンガだから当然ですね)
そして、真の悪人がいない、みんなどこかかわいく愛おしいキャラでした。
一見、穏やかな笑顔を絶やさない初老のコンビニ店員・島さん。でも、背中には色々背負うものがあって・・・
深夜のコンビニは様々な人間模様が繰り広げられる場。社会の縮図で、そこで起こる出来事にさりげない態度でしなやかに対処する。本当に有能な人とは、決して他人を不愉快にさせない、このような気遣いのできる人なんだろう。島さんの過去になにがあったか、この先読み進めていくうちに、解明されてゆくのでしょうか?楽しみです。
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「子供を殺してください」という親たち