5.0
初期の頃から美麗な絵です
清水玲子先生の初期の短編集。ですが、もう、初期の頃から描く絵は美しくて見惚れます。
また、ストーリーも短編の中にしっかりと収まり、面白く、せつなく、読後感が優しいものばかりです。
-
0
23903位 ?
清水玲子先生の初期の短編集。ですが、もう、初期の頃から描く絵は美しくて見惚れます。
また、ストーリーも短編の中にしっかりと収まり、面白く、せつなく、読後感が優しいものばかりです。
セコケチ義妹・・・いるんですね、こんな人。
しかも身内になっちゃったら、カットアウトもなかなか出来ないし。
でも「損して得獲れ」とか「貧すれば鈍する」なんてことわざもありますので、ほんの些細な出費を惜しんだためにもっと大きなもの(信頼や友人関係)を失ったりとか、長い目でみたらマイナスでしかないんですよね。
グイグイきて、有無を言わせず掻っ攫っていく義妹、怖い。
でもタイトル回収なら痛快な結末が待っていると思います。
「パタリロ」本編でもたびたび登場していたアスタロト公爵。
パタリロのペースに乗せられることもなく、独自の悠久の時を生きているかのような存在。
静かでいて、深く、妖しい魅力全開です。
それにしても魔夜峰央先生のベタは本当に真っ黒で、キレイ。
まさにバンコランやアスタロト様の黒髪を塗るためのような美しさです。
萩岩睦美先生の描く世界は、優しくって可愛らしくって、女の子の夢見る世界そのもの。
この作品でも、喋る動物や、ドレスに、お城に砂糖菓子、とメルヘンチックな世界が展開されます。
薄幸のヒロインのマリーが幼い頃に過ごした、美しくもはかない、幸せの瞬間。
それを支えに生きてきたマリーが、あまりにも哀れです。
でも、それでも萩岩先生の描く絵は、不幸を忘れさせてくれるほど、夢に溢れている。
もちろん、絵も、キャラも、ストーリーも素晴らしいのですが、鳥山先生の色使いは見ていてワクワクします。
本当に見とれるほど、ビビッドでポップで綺麗なカラー。もう、これは天性のセンスですよね。
アニメから入りましたが、原作も面白いですね。
カエルの姿の地球(ペコポン)侵略者。でも、日向家での過激でいてアットホームな攻防で、なかなか征服できません。いつしか仲間たちも地球での生活になじんで、楽しんでいる。友達も増えてきて、軍曹たちの地球ライフは毎日充実しているようです。
原作も読み、アニメも観ました。
もうこの第1話に、この物語のすべてが凝縮されてますね。
スパイとはどんな存在であるか。まるでポーカーのように、決して自分の手の内を読まれることなく、表情にも出さず、とっさの判断で、勝負を賭ける。主や国家に忠誠を誓うわけではなく、自らの手の中にある切り札のみを信じる男たち。そんな彼らの華麗なポーカーゲームをハラハラドキドキしながら読みました。
おそらく、卒業後50年くらいの設定なのに、なぜか塾長の江田島平八のみが昔のまま(一体何歳!?)
ですが赤紙ならぬ「赤神」の威力で、みんな若返っている。そして同窓会のように男塾!メンバーが勢ぞろい。
もう、懐かしくって、涙が出ます。
ドラマから入りましたが、あれはあれ、これはこれで、いずれも見ごたえ読み応えがあります。
ヒロインの赤名リカは今見ても時代の先を突っ走っていた女だったと思います。
愛媛出身のカンチ。多くの上京者が持つ東京への衣対抗意識を彼も持ってました。
そして彼が出会う〝東京”そのものを体現したキャラが、リカだったのかと思います。
名作です。非凡なる才能を持ち、努力も重ねた人たち。しかし、時代の流れや、周囲の無理解、環境の悪さ、夭折・本人の性格的脆さゆえに、正当な評価を受けることができなかった天才たちがこんなにもたくさんいたなんて・・・
作・伊藤智義氏、画・森田信五氏の史実とフィクションを巧みに織り交ぜたストーリー展開に、魅せられます。
特に「アベベそして円谷」「ダルトン・トランボ」「宇宙を夢見た男たち」の回がたまらなく好きでした。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
100万ポンドの愛