5.0
千年前も、人の想いは変わらず
千年前の、しかも高貴な方々の詠んだ、雅な歌。
しかし、人が人を想い、恋焦がれる気持ちは、現代人と変わらない。
そう、同じだ。
一見、とっつきにくい百人一首の世界を分かりやすく解釈し、綺麗な絵で再現してくれました。
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千年前の、しかも高貴な方々の詠んだ、雅な歌。
しかし、人が人を想い、恋焦がれる気持ちは、現代人と変わらない。
そう、同じだ。
一見、とっつきにくい百人一首の世界を分かりやすく解釈し、綺麗な絵で再現してくれました。
カヲルくんはソノコくんが大好き。愛車のジョニーも大好き。
好きなもののために一途になれるっていうのは、若さの特権。
今、改めて読み直してみると、各々、みんな自分勝手に好き放題してますが
それでも、どこかみずみずしい、青春ストーリーです。
怖い、ひたすら怖い
おそらくストーカーという言葉が一般的でなかった時代にこの存在を生み出した作者の先見の明には驚かされます。
一人暮らしの、とくに男性は、これを読んだ後は、怖くてたまらないでしょう。
黒沢先生の絵は相変わらず、美しく洗練されていて、見とれます。
極上の絵です。ですが、今回のストーリーは、おぞましいことこの上ない。
猟奇的な、異常心理の、クライムストーリーですが、打ち切りのためか、モヤモヤが残ります。
最後まで読んで、「ああ、あれはそういう意味か」と分かる。
そして改めてもう一度、読み返してみる。
解説もあるので、とても分かりやすい漫画です。
しかし、ギャグっぽい絵と内容がミスマッチ
猫が大好きです
古くから犬と共に日本人に愛されてきた生き物だけあって、猫に関することわざって多いですよね。
猫に小判、猫のひたい、猫の手も借りたい、猫かわいがり、猫をかぶるetc.
個の漫画では、そんな猫に関することわざを、可愛らしい絵と共に詳しく紹介してくれてます。
おじいちゃんとまごむすめ。2人並んでいるのを見るだけで、愛おしくなってきます。
それはたぶん、自分も祖父にかわいがられた記憶があるから。
孫には、無償の愛を注げるんだなぁ、ってつくづく感じます。
亡き娘との約束を守るため、手探りで孫の面倒をみるおじいちゃん。
でも、子どもは予想外の行動するから、マニュアルなんて通じない。頑張れ、おじいちゃん!
「有閑俱楽部」以前に、もう一条先生はこんな素敵なチームワークものを描いていたのですね。
それぞれの役割がちゃんとしていて、粋で、オシャレ。
そして、外国が舞台で、大金持ちのキャラゆえに、スケールもでかい。
それぞれのキャラが抱えているバックグラウンドゆえに、コメディでは収まり切れないシリアスさもあります。
芥川龍之介の鬼気迫る絵師の話。それを漫画で表現しようとする試みは買いたいです。
ですが、やはりその芸術に全身全霊で没頭し、その完成の為ならどんな犠牲もいとわない
そんな男の狂気を描くことのできる文才を超えることは、なかなか難しかったのではないかと思えます。
金田一少年の活躍が小気味よかったので、まさか37歳の彼を見ることになろうとは・・・
と、はじめは読むのが怖かったのですが、でも昔と変わらない一ちゃんが見れて、うれしかったです。
加えて明智さんや剣持のおっさんにも会えるなんて。泣けてきます。
ですが〝もう推理はしたくない”と頑なに昔のカンを封印しようとする。
それでも否が応でも、事件に巻き込まれるのは、その血のさだめなのか?
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超訳百人一首 うた恋い。【タテスク】