5.0
3本ともクオリティ高い
さすが一条先生、3本の短編がいずれも質が高く、読みごたえがありました。
芸能界を舞台にしたミステリー、それに挟まれた一抹の清涼剤ともいえる仄かなラブストーリー、そして映画「レベッカ」を彷彿とさせる心理サスペンス。
絵も綺麗で、良質な短編映画を観た後のような、満足感があります。本当に、一条先生は何を描いても上手いですね~。
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23727位 ?
さすが一条先生、3本の短編がいずれも質が高く、読みごたえがありました。
芸能界を舞台にしたミステリー、それに挟まれた一抹の清涼剤ともいえる仄かなラブストーリー、そして映画「レベッカ」を彷彿とさせる心理サスペンス。
絵も綺麗で、良質な短編映画を観た後のような、満足感があります。本当に、一条先生は何を描いても上手いですね~。
ちょうど欽ドンで良い子悪い子普通の子がブームで、「ハイスクール・ララバイ」がヒットしてました。
そんな中で描かれた、いで先生版の「良い子悪い子普通の子」
3者3様の魅力が出てて、それぞれにいい味出してます。理英子もリンダも個性があって素敵。
軽妙で、重くない話なので、楽しく読めました。
「あいつがHERO」に出てきたメンズの過去とその後。あさぎり先生がきちんと補完してくれて嬉しいです。
特に、本編ではあれほどの男性である一人さんが不憫で仕方なかったので、このエピソードで幸せになれそうで安心しました。それぞれのキャラが抱えている過去や、心の傷。それらを乗り越えて、HEROになっていくんだなぁ、と感じました。
恋に恋していた頃、毎月「なかよし」を読んでときめいてました。
告白するまで〇か月、初キスまで△月・・・と、昔の少女漫画の展開は、遅い。でも、それがまたもどかしくてドキドキ。
主人公の若菜ちゃんは、お嬢様で、それ故に幼く、夢見がち。でも周りにはなぜかいい男たちが。
親同士の決めた婚約者、絵本の中の理想の君、白バラの騎士のような美形、そして一身に愛を注いでくれるパパetc.
子どもの時は、私も竜がいいと思ってましたが、大人になって読み返すと、若菜パパの娘を思う深い愛に泣かされます。
そして子供っぽかった若奈ちゃんが、ラストまでにはちゃんと成長している姿も描かれています。
約30年前、女子高生だった私は、ここに出てくるオバタリアンさんの言動に大笑いしてました。
〝こんな恥知らずな女の人っているのか!?”と。
そして月日は流れ・・・
可憐な女子高生も、いまや立派なオバハン。
そして、改めてこの漫画を再読してみたら、今の自分に重なりすぎて笑えなくなりました。
歳月は残酷。そして、30年以上も前に、この言葉を生みだし、オバハンの生態をよく観察していた作者に拍手です!
子どもと老人と動物を描かせると天下一品の鳥山さん。
このペンギン村に出てくる登場人物たちは、みんな生き生きと輝き、駆け回っています。
アラレちゃんのキャラは、後の漫画に出てくるロボットのタイプを一新させてしまう程、画期的でした。
子どもたちの描写が愛くるしい。そして、誰一人悪人が出てこないので安心して読めます(除くDr.マシリト?)
何気ないギャグも面白く、アラレ語も幼い頃マネしました。全編、笑えて、ちょっぴり泣けて、優しい気持ちになれる漫画です。
約40年前、夢中になって読みました。あの頃は、有閑俱楽部メンバーはすっごく大人っぽくて、カッコよくて憧れのお兄さん、お姉さんでした。今や彼らの親御さんよりも遥かに年上になってしまった自分ですが、今読んでも6人の小粋な魅力は色褪せず、魅力的なままです。昭和の時代のせいか、高校生なのにタバコを吸ったり、お酒を飲んだり、夜遊びしたり・・・
でも、この6人なら許されます。悠理、可憐、野梨子、魅録、美童、清四郎、それぞれが個性豊かで、互いに互いを信頼し合い、互いにない部分は補い合う関係、素敵な友情でした。また、ファッション、宝石、オカルト、医療、メカ、美術、世界各国の情勢etc、作者の幅広い知識にも脱帽です。読んでいるとこっちまでリッチな気分になれる漫画です!
亡くなった人の脳内を視て、事件を解決する。とんでもない設定ですが、近い将来現実になりそうで怖い。
そんな聖域に入ることを生業とする「第九」、それ故に、ある者は精神を病み、またある者は陰謀に巻き込まれ、果ては家族や自らの命を失ってしまう者までいる。その「第九」の局長である薪剛さんのキャラが秀逸。もちろん青木や雪子さんもいい。ですが、その小柄な体で全責任を背負い、ずば抜けた知性・分析力・判断力・行動力で事件に立ち向かう姿に痺れます。
猟奇的で残酷でおぞましい脳内画像に、ひたむきに向き合う「第九」のメンバーの姿が美しいです。
悠理、可憐、野梨子、魅録、美童、清四郎の個性豊かな有閑俱楽部メンバー。
ただでさえゴージャスな6人が、カラーの色がついて、一層ゴージャスになってます。
お話も、国内のみならず、海外まで広がり、どこに行っても何かトラブルを巻き起こす。
でも、6人の知力・体力・財力・チームワークで、毎回見事に解決!
痛快で、オシャレで、粋な6人の活躍を、ドキドキワクワクしながら読む手が止まらないこと請け合いです。
綺麗な絵柄で描かれるミステリー。
ラストにきっとなにかどんでん返しがあるのかと思いつつ、読み進めていって、あっと驚く結末が待っています。
でも、その騙され方が、心地よい。
そして、一抹のもの哀しさが漂います。
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シンデレラの階段