【ネタバレあり】曽祢まさこ傑作集 人魚のいない海のレビューと感想

大好きなかずきに会えて、かずきが命を削って助けてくれた！！逢いたいよねぇ。
そこで無料が終わってしまいました。
読みたい！！

単なるホラーではなく、奥が深いお話

無料分のみ読みましたが、表紙の絵からホラー物と思っていましたが
どちらかといえば、世にも不思議な物語系ですね。
特に「海に還る」全く予想外の結末で胸にジ〜ンときました。
海の声が聞こえるヒロインと弟は、海難事故で亡くなった父親を海に頼んで返してもらうけど
一瞬父親を疑ってしまったせいで、結局一緒に生きる事はできなくなったが
その代わりに死因は海難事故ではなく銃による他殺だとわかった。
無理な願いを海にしたせいで、海難事故が増え不漁が続くようになり、子供達も海の声が聞こえなくなったが、
海に愛された父親が海に命を奪われた訳ではなかった事がわかり、子供達はやっと父親の死を受け入れる事ができた。
相変わらず海の声は聞こえないけど、大人になり海に携わる様になった2人に再び海の声が聞こえ日がきますように♪

無料分だけ読みました。
ホラー感はあまりなかったです。
むしろ切ない‥。
それぞれ乗り越えて幸せになってほしい。

こわい

はじめの話は、いちずな女の子と男の子の話でした。最後に、男の子がなくなってしまったのが悲しかったです。

好きな先生なので、読んでみましたが、人魚のお話はあまり納得がいかず好きではなかったです。
どちらも可哀想でした…

「凶星のふたり」が読みたくて

以前も読んだけど、輪廻転生のカルマで同じ事を繰り返すふたり。
物悲しいラストでした。
宗教論でもありますが、「人を憎むな」というのは、相手のためというよりも自分のため。憎しみの意識で、来世にまた出会ってしまう。しかも大抵は逆縁。
この話のふたりも来世は元の仲良しとして出会うといいな。

深いです

誰も救われなくてスッキリはしないのですが、孤独にさすらっていた人魚が仲間が欲しくて人間の男の子を無理やり仲間にする。
男の子には本当は両想いの女の子がいて、女の子は男の子を失った悲しみと、人魚の仲間になったから姿を見せられいもどかしさ。
仲間に引き入れた元凶の人魚もまた仲間を失うかもしれない不安があったがゆえの結果が悲しかったです。

出てくる人物

ジャンルのせいなのか、どうしても作品に出てくるキャラクターが好きになれない。
可哀想なはずの人物でさえ、敵役と同じくらい同情できない。
読後感が良くない。
それが狙いなら凄いと思う。

心はちくちくになるお話です。
ホラーと言うより、悲しみがあふれています。
両方とも可哀想そうです。
気持ち良くない時おすすめできないお話です。

悲しいけど面白い

小学生の頃ハマって読みまくってました。ただ怖いだけじゃなく何処か悲しい気持ちにさせるストーリーが多かったです。人魚～は特に。