曽祢まさこ傑作集 人魚のいない海
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あらすじ
半年前、おぼれた子供を助けるため海の底に消えた和基を忘れられないでいる幼なじみのえい子。和基によく似た人物を見つけて追いかけた海の岩場から落ちて…!? 中学生の淡い想いに孤独な人魚がからみつく! テーマは恐怖の運命! 闇から逃れられない少女たちの、恐怖の叫びが聞こえる! ホラーエンターティナー曽祢まさこが贈る傑作少女ホラー集!
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みんなのレビュー
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単なるホラーではなく、奥が深いお話
無料分のみ読みましたが、表紙の絵からホラー物と思っていましたが
どちらかといえば、世にも不思議な物語系ですね。
特に「海に還る」全く予想外の結末で胸にジ〜ンときました。
海の声が聞こえるヒロインと弟は、海難事故で亡くなった父親を海に頼んで返してもらうけど
一瞬父親を疑ってしまったせいで、結局一緒に生きる事はできなくなったが
その代わりに死因は海難事故ではなく銃による他殺だとわかった。
無理な願いを海にしたせいで、海難事故が増え不漁が続くようになり、子供達も海の声が聞こえなくなったが、
海に愛された父親が海に命を奪われた訳ではなかった事がわかり、子供達はやっと父親の死を受け入れる事ができた。
相変わらず海の声は聞こえないけど、大人になり海に携わる様になった2人に再び海の声が聞こえ日がきますように♪by けしごむ39- 0
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4.0
深いです
誰も救われなくてスッキリはしないのですが、孤独にさすらっていた人魚が仲間が欲しくて人間の男の子を無理やり仲間にする。
男の子には本当は両想いの女の子がいて、女の子は男の子を失った悲しみと、人魚の仲間になったから姿を見せられいもどかしさ。
仲間に引き入れた元凶の人魚もまた仲間を失うかもしれない不安があったがゆえの結果が悲しかったです。by キノコイヌ- 1
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4.0
「凶星のふたり」が読みたくて
以前も読んだけど、輪廻転生のカルマで同じ事を繰り返すふたり。
物悲しいラストでした。
宗教論でもありますが、「人を憎むな」というのは、相手のためというよりも自分のため。憎しみの意識で、来世にまた出会ってしまう。しかも大抵は逆縁。
この話のふたりも来世は元の仲良しとして出会うといいな。by しまねこねこ- 1
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5.0
つい読む
この作家さんの作品って特に好きとかでは無いんですが、つい読みたい感じになります。
ストーリーも分かりやすいし作品自体も凄く読みやすいというか。1番はこの方の作品はハズレ感を感じるのが無いから安心して読めるところかもしれません。自分に合ってるんだと思います。by 匿名希望- 0
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3.0
短編集で最初の二つは海をモチーフとしたストーリー。
どちらも海で亡くなった人を想い、海に由来する不思議であったり奇怪であったりする力に遭遇する。
一つ目はホラー要素も強く怖く感じたが二つ目の話はなんだか悲しかった。
世にも奇妙な物語なんかにありそうなバリエーションがあって面白い。by sakatasakata- 0
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