5.0
美しい
外伝一作目で、池田先生本人の作品です。先生らしく、恐らく、ハンガリーの実在する伯爵夫人をモチーフにしていると思います。とにかく、伯爵夫人が美しい。本編にはいなかったタイプの美人だし、見応えがあります。
結末と、意地悪娘カロリーヌの末路が恐ろしいですが…。ロザリーは相変わらずイラっとさせられる部分がありますが、オスカルの姪のル・ルーよりはマシでしょう。登場人物も多岐に渡り、満足度高い作品です?
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外伝一作目で、池田先生本人の作品です。先生らしく、恐らく、ハンガリーの実在する伯爵夫人をモチーフにしていると思います。とにかく、伯爵夫人が美しい。本編にはいなかったタイプの美人だし、見応えがあります。
結末と、意地悪娘カロリーヌの末路が恐ろしいですが…。ロザリーは相変わらずイラっとさせられる部分がありますが、オスカルの姪のル・ルーよりはマシでしょう。登場人物も多岐に渡り、満足度高い作品です?
ベルばら外伝は本作よりは知名度が低いかもしれませんが、どこでどうなってあんな知識が備わったのかオスカルのお姉様の娘のル・ルーが大活躍するんです
最後の方、畳みかけるように終わらせてるのだけは残念ですが短編で読みやすいし、むしろベルばら本作を読んでなくても楽しめるのではないでしょうか
黒髪の伯爵夫人は、ベルばら本編にはいないタイプ。ぞくっとするようなセクシー艶めかしく眼差しを持つ、妖艶な美女。見るからに魔性っぽい。
金髪のオスカルと並ぶと、美しさの競演という感じで迫力あります。自分の美しさに執着するあまり犯罪を重ね、最後は自ら命を絶つことに。オスカルが言うように哀れな人なのかもしれないけど、お金よりも何よりも美しいと言われるのが好き、という彼女に、どこか、道を究めたがる芸術家にも通じる純粋さを感じてしまいました。
諌めてくれる人がいない不幸というのもあるのかも。
他の方も書いてらしたけど、この頃のロザリーはちょっとイラッとしてしまいます。悪気はないし、オスカルに思慕を抱くのはわかるけどその方はいくら優麗で精悍でも女性よ?(←嫉妬ではない)
ル・ルーちゃんの何か見据えた目は圧巻ですが、遠い未来でも発揮してくれましたね。
このエピソードの基となったお話は背筋がゾクッとしますが、オスカルが危機一髪で助かってよかったです。
それにしても若い女の子ばかり消えるって怖いですね。。
ドスドスドス、、が今でも忘れられません。
子供の頃、大好きだったこの外伝。伯爵婦人は、実在したモデルがちゃんとあるんですよね。
今、読んでも古くささを感じさせない魅力的な物語です。
外国のミステリアスな物語らしく、豪華で美しくて悲しい物語。
悲しい出来事があっても、オスカル、アンドレ、ロザリー、ル・ルーが明るく強くいてくれるので、救われます。
黒い騎士が、まだ世を賑わせている時期の設定なんですね。ベルサイユのばらは、のちに『皇帝ナポレオン』に繋がる歴史コミックですが…この外伝は、ちょっと箸休め的な要素があり、楽しく読めました。
この話に登場する伯爵夫人のモデルになった人物がいたというのが恐ろしいです。
作り話じゃないんですよね。
実際の事件の内容もこの話とほぼ同じなのにもゾッとします。
殺された少女達が可哀想過ぎる。
誰でも1度は若いままでいたいとか、美しいままでいたいと思ったことはあるかもしれませんが、この伯爵夫人の場合は異常ですね。
オスカルが最後に哀れだなと言っていましたが、本当にそう思います。
表紙からして麗しいオスカル。
ベルばら本編が終わり、悲しみに暮れていた後の最終巻。
オスカルもアンドレも元気な姿で登場。救われた気持ちになったことを思い出しました。
自分の美しさに執着するあまり、多くの若い女性を犠牲にした伯爵夫人。
大人になると「なんて愚かな」と心から思います。結局誰も愛さず誰からも愛されない哀しい人。オスカルの言葉に同意!
アンドレへの気持ちがまだはっきりしていなかった頃のオスカル。2人のシーンが嬉しいです。
ロザリーとル・ルーが可愛い。
カロリーヌは意地悪でしたが、かわいそう。
今読んでも引き込まれてしまいました。
池田理代子さん、すごい!
この外伝は知ってましたがちゃんと通して読んだことがなかったので配信は嬉しいです。
田舎の古い屋敷、トリッキーな殺害方法、美青年、犯人は美しい婦人とフランス版横溝正史シリーズみたいで楽しめました。
カロリーヌはパニック映画の初めのほうで死んでしまう人物に有りがちなキャラクターなので、ああやっぱりという感じです。
本編と違ってオスカル、アンドレ、ロザリーが楽しそうなのもほっとします。(絶対死なないのはわかってるし)
お城でル・ルーちゃんのご飯に旗が立っているのがw
池田先生の絵の美しさ絶頂の時の作品なうえ、ベルばらなので華やかさも相まってうっとりしてしまいます。が、お話は実在する猟奇的な伯爵夫人のお話。妖艶でいつも微笑んでいる伯爵夫人は、それだけで怖いです。最初にちょっと粗相をさた召使いの目を潰してしまうところから、めちゃくちゃ怖くなりました。そのあとに凄惨なことが次々起こり、ドキドキしながら読みました。
最近、本編の終盤ばかりを読んでいたので、最近の自分の中では女性らしい艶やかなオスカル様がメインだったのですが、こちらのオスカルは爽やかでかっこいい。個人的にはロザリーに優しいオスカルが大好きなので、好きなシーンがたくさんです。本当にあった伝説も、あの話かなぁとか考えながら読んだり。ただ、あのマダムもカラクリも怖すぎる。