5.0
ただただいい話
タイトルどおり宇宙飛行士の兄弟の話です。兄弟の性格が真逆で、出来のいい弟と出遅れた兄という構図で始まりますが、話が進むにつれ、その構図に変化が現れます。ひとつひとつの話が感動します。登場人物も皆個性的でよい人たちです。宇宙に行きたくなる。そんな感動の物語りです。
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タイトルどおり宇宙飛行士の兄弟の話です。兄弟の性格が真逆で、出来のいい弟と出遅れた兄という構図で始まりますが、話が進むにつれ、その構図に変化が現れます。ひとつひとつの話が感動します。登場人物も皆個性的でよい人たちです。宇宙に行きたくなる。そんな感動の物語りです。
ずいぶん前からとても人気なのは知ってましたが、ようやく無料分を読みました。
読む前は、タイトル通りに兄弟が宇宙に行く夢を叶えるんでしょ?くらいでしたが、こんなにもリアルに宇宙飛行士になる過程が描かれていて、自分が知り得ない世界を垣間見れてとても面白かったです!
リアルな内容もあれば、ムッタ兄の心の声が漏れ出るときの表現とか、個性的な両親、受験生達のからみなどユーモアも満載でより一層面白くて、一気に読んでしまいました。
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兄とは常に弟の先をいかなければいけない
兄ムッタの言葉です
しかし彼は「夢」は叶わないものと悟ったふりをして目を背けてしまう
叶うかわからない夢を追うのではなく安定した生活
弟ヒビトはただひたすらに夢を追いかけた
夢は叶えるものだと直向きに追いかけて掴んだなりたかった自分
ムッタのような人が大半ではないでしょうか
人生で冒険することなく安定した給料と暮らし
それが悪いわけではありません
ムッタは兄として弟ヒビトに誇れる自分でいたかった
それなのに、不甲斐ない自分
しかし、転機が訪れる
宇宙飛行士選抜試験が開催されることとなりムッタは夢を掴むため走り出しました
弟ヒビトに追い付くために
人間はいつでも、何歳からでもスタートできると学びました
そしてそのスタートを邪魔しているのは他でもない自分自身
自分の敵は自分です、というムッタの言葉には重みがあります
もうひとつ好きな言葉が
どっちが正しいかなんて考えちゃダメ
どっちが楽しいかで決めなさい
ムッタとヒビトに宇宙の楽しさや生きる上で大切なことを教えてくれたシャロンの言葉です
他にも宇宙兄弟という作品には
挫折
困難
死
沢山の壁がでてきます
だれにでも訪れるような壁
それを乗り越えたり少し和らげたりしてしっかりと自分の足で歩いている登場人物たちが素敵です
あ、もう1つ好きな言葉がありました
人生は短いんだ
テンションの上がらねぇことにパワー使ってる場合じゃねぇ!!!
この言葉がでてくる人生
苦難を乗り越えてこそ後悔しない人生になるのではないでしょうか
以前別の電子書籍で読んだのですが、また読みたくなって無料部分読み切ってしまいました。弟日々人が先に宇宙飛行士の夢を叶えてしまったことで、複雑な気持ちの兄六太。車の設計でしっかり実績もあり、Jaxaの筆記も通る実力もあるのになんかこじらせてるところが、なんともおかしくて魅力のある人物です。周囲の意地の悪い人達が妨害してくるけれど、それをまた周囲の彼に好感を持つ人達の善意でクリアできてしまうのは、これも人徳というのかなと思い、うらやましいです。彼らは二人で宇宙に行く夢が叶うのか、先が楽しみです。
デキる弟を持った不甲斐ない兄、みたいなどん底のスタートから、紆余曲折を経て宇宙飛行士になる過程が、すごく面白いです。なんでもソツなくこなす格好いい主人公って感じではなく、何事もスムーズにいかないけれど持ち前の明るさとか人間性みたいなもので道を切り開いていく姿に親近感がわきます。宇宙に関する描写もとても丁寧に描かれていて、未知の世界に憧れた子供の頃の気持ちを思い出したりして読んでてワクワクします。そしてなにより、登場人物たちのセリフに勇気をもらえます。
JAXAや宇宙飛行士なるためのNASAの試験やNASAでの訓練のその過酷さがリアルで、とても興味深い。これだけの試験をクリアし、訓練を何年もしてようやく宇宙に行くのかと、そのプロフェッショナルぶりに感動する。思わず向井千秋さんのご主人、向井万起男さんの本も読んでしまった。
命がけの仕事なのに、ムッタたちの両親の力の抜け加減がいい。お父さんのダジャレに大笑いしたり、またムッタたちの夢へのチャレンジに感動して涙したり。早く続きが読みたくなる。
いわゆるお仕事マンガのカテゴリーになるのかな。
でも舞台が宇宙ってだけで、すごく壮大な夢を追う感じがするし
宇宙に携わる人々がそれぞれの夢を追い
着実に夢を実現していく、まさに大人のファンタジーです。
南波兄弟の両親がすごくいい味を出してます。
両親ともマイペースなんだけど、夢を追って頑張る兄弟を見守っていて
真顔でギャグを放つお父さんと、それを一緒に楽しんでるお母さん。
すごくいい夫婦だと思います。
南波夫妻のみならず、キャラクターがみんな魅力的。
上司は皆、型破り(笑)
キャラクターがどんどん増えていくのに、性格付けも描き分けも出来ていてすごい。
マンガとして面白いし、作者の引き出しの多さにも驚きます。
先日、筑波のJAXAへ初めて行って、本当にNASAってハリウッド風ポスター(スペース・オブ・カリビアンとか)作ってたんだ!粋なもんだ!と感動した。本編では、●●●●●●になってしまったヒビトが渡った国で、一から始める宇宙飛行士訓練の生活が好き。無愛想な仲間とのスキンシップ、ウオッカ一杯ごとにすこーしずつ分厚い氷が溶けてゆき、最後には氷の内側の、ペチカのような素朴でさりげない暖かさに触れることができたヒビト。いかにもあの国ぼいな、と思った。
そう遠くない未来にこんな事があるんだろう。わくわくします!
ドーハの悲劇とともに産まれた六太は、宇宙に見せられながらも自動車関連会社に勤める会社員。一方で宇宙飛行士となった弟・日々人。弟に追い越されたことに負い目を持っていた六太だが、会社をクビになったことをきっかけに再び宇宙へ挑戦を始める!
大好きなお話でコミックも読んでます。選抜の話、何度読んだか。六太の才能が開花していく様は感動です!
そしてNASAへ月へとどんどん進化していく六太と、成功から挫折を味わっていく日々人。そして月での再会!!宇宙って今はまだ遠いとこですが、近い未来こんなことになるかも!
てっきり兄弟で宇宙を目指す訓練や宇宙ステーションとかの話かと思っていたのですが、スタートはとても人間くさいお兄ちゃんの色々な葛藤が描かれてました。
兄とは弟の先を進むもののだ!という思いが強いのに弟が先に宇宙飛行士になる夢を叶え、不毛な日々を送る兄。ちょっと卑屈だし至るところでつまらない見栄はるし、決してかっこよくないけど、やっぱり諦めきれない宇宙への憧れを胸に秘め、かっこ悪く奮闘する姿が応援したくなります。