5.0
こころに響きます
感情移入して一気に読みました。主人公たちはもちろんですが、ひとりひとりが丁寧に描かれていて立体的に情景が浮き上がります。
バランスが崩れやすいもろさや、過去に戻りたいと絶望する弱さや、立ち直り未来に向かって今を生きる強さが、随所で「砂時計」に象徴されています。
登場人物に悪者はいないこと、誰もが涙する結末がこころに響きました。
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感情移入して一気に読みました。主人公たちはもちろんですが、ひとりひとりが丁寧に描かれていて立体的に情景が浮き上がります。
バランスが崩れやすいもろさや、過去に戻りたいと絶望する弱さや、立ち直り未来に向かって今を生きる強さが、随所で「砂時計」に象徴されています。
登場人物に悪者はいないこと、誰もが涙する結末がこころに響きました。
砂時計は芦原先生を初めて知った作品でした。
もう何年も前にテレビドラマ化されたときに毎回楽しみに視聴していました。そこから単行本を購入しました。
単行本は実家においてあるので、今回改めてこちらのサイトで読んでいます。
ドラマ化をきっかけに作品を知るということもあるので、今問題となっているドラマ化がすべてダメだとは言えないとは思います。
ただ、それはドラマが原作者の意向に沿ったものであること、たとえ変わる部分があったとしてもそれは原作者の合意があって成り立つ話でないといけないと考えます。
私は報道されていることしかわかりませんが、芦原先生のお気持ちを考えると言葉になりません。
先生のお心が今は安らかであることを願います。
若い時に1度読んでてとても好きな作品でした。
過去 現在 未来 と話しが進んでいき、その時その時の思いなどがすっごい心に入ってきます。
何度泣いたか…。
40代になってまた再度読んでみましたが
若い時と違った感覚で読めた気がします。
主人公の女の子の依存的な感じにイライラしたりして読んでた記憶があったけど、今の改めて思うと主人公の気持ちも凄く解る。それぞれの若さ故の行動や思いなど若い時と違って伝わる感じでした。良作というのは、何歳になって読んでもやっぱり心に響くし感動する。また読んだ年齢で違った受け取り方出来たりして面白い。
とても素晴らしい作品でとても大好きな作品です。
両親の離婚、島根で出会う仲間、母親の自殺、心から大切な存在、自分の居場所…たった12歳で杏は沢山の事を背負い成長していく様は切なくもあり感動の連続でした。
杏と大悟のお互いを思う気持ちが、高校で遠距離になってからうまくいかなくなり別れる事になったときは、お互いまだ好きなはずなのにと、もどかしく納得がいきませんでした。
10年越しでよりが戻って感激!
遠回りしたようだけど、二人には必要な時間だったのかな。
番外編も面白かった。
島根生まれという理由で読み始めました。
そしたらイキナリ仁摩のサンドミュージアム!有名なあの大きな1年砂時計。世界の失敗作砂時計とかもありますが。
あの独特の方言、家庭事情がご近所に筒抜けの地域性、今でこそコンビニやショッピングモール、全国展開の店舗がありますが、子供の頃はそんなの全然無く、遊び場は海がほとんどで作品中の杏の本屋がないって表現、ほんと納得です。
杏のお母さんが出て行きたかったの凄くわかります。でも、わざわざ郷に帰ってきて、こういう結果になるのは、あの地域事情から小学6年の杏には酷な気がして仕方ない。
それはさておき、皆小学6年生なのに、色々と小学生らしくないのは気のせいでしょうか?
名作です。もう何度も何度も読み返しました。登場する人物がとても繊細に描かれていて、先生の作品に対する愛情を感じます。
これからも大事に読んでいきたいと思います。
15年以上昔、初めて読んだ時に衝撃がはしった。こんな名作はありません。
この漫画を読んで、島根にある仁摩サンドミュージアムにいって、琴ヶ浜に行って、鳥取砂丘にも行った。人生初の夜行バスでの一人旅でした。
それから何度読み返しても色褪せない私の大切な思い出が詰まった漫画。
このたび作者の方の訃報を聞いてから悲しみでいっぱいです。なぜ、どうして…。
何が幸せなのか気がつかせてくれる心温まる素晴らしい作品。
一生忘れない。
学生の頃にハマっていた作品。
久しぶりに読みましたが、やっぱりいい作品!!!
主人公の杏ちゃんは小さい頃に両親の離婚、東京から島根への引っ越し、お母さんの自殺、初恋の相手との遠距離、、、
自分が母親になって改めて読むと、杏ちゃんの辛さがよりわかって涙涙です。
辛さと切なさがある中、乗り越えて行く杏ちゃん。それを支えていく大吾や藤くん。2人に出会えたことは本当よかったなと思います。
最初は嫌なおばあちゃんだと思っていましたが、厳しくも愛情もって杏ちゃんを育ててくれるおばあちゃん。杏ちゃんが東京へ行く時におばあちゃんが言った言葉にとても感動しました。
いろんな人に読んで欲しい作品です。
映画を観てから読みました。
松下奈緒さんと夏帆さんの演技が印象深く
ふたりとも表情で気持ちが解るくらい
凄い女優さんだ。って凄く覚えていて
今回漫画を見させて頂いて
ああ、杏だ!納得しました。
大切な人を亡くしたら自分の時間は止まったままです。それをどう動かし、前に進むために
色んな人が色んな努力をして
やっと止まってた時間がカチコチ音をたてて
秒針が動くまでの本人たちの
葛藤が良く書かれてる作品でした。
一年砂時計、いつか見てみたいです。
親の都合で東京から田舎に引っ越して来た杏。
そこで大悟と藤君と妹ちゃんと多感な子供時代を送ることになるけど、母親の死がきっかけで父親と東京で暮らす事に。大好きな大悟と遠恋するけど、別れてしまう…
生きて行く中で神も仏もないと思う瞬間が有るけど、この砂時計の中でも人生って残酷だなと思うところが沢山あってそれでも人は生きて行くしかなくて。
個人的には藤君が良いんだけど、大悟も男らしいし、杏の事大事に考えてくれてるから最終的に結ばれて良かった。
感動的なお話で、何度も涙が溢れてしまいました。