4.0
切ない
新婚早々のだんなさんが航空機事故で亡くなったものの、神様の力を借りて姿形はそのままで別人として妻のもとに現れるというお話。たとえ別人としてでも彼女のそばにいたい、愛されたいという彼の気持ちが切ない。
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新婚早々のだんなさんが航空機事故で亡くなったものの、神様の力を借りて姿形はそのままで別人として妻のもとに現れるというお話。たとえ別人としてでも彼女のそばにいたい、愛されたいという彼の気持ちが切ない。
砂時計は芦原先生を初めて知った作品でした。
もう何年も前にテレビドラマ化されたときに毎回楽しみに視聴していました。そこから単行本を購入しました。
単行本は実家においてあるので、今回改めてこちらのサイトで読んでいます。
ドラマ化をきっかけに作品を知るということもあるので、今問題となっているドラマ化がすべてダメだとは言えないとは思います。
ただ、それはドラマが原作者の意向に沿ったものであること、たとえ変わる部分があったとしてもそれは原作者の合意があって成り立つ話でないといけないと考えます。
私は報道されていることしかわかりませんが、芦原先生のお気持ちを考えると言葉になりません。
先生のお心が今は安らかであることを願います。
内緒の社内恋愛の彼がいつの間にか(?)同僚と付き合っていた!という衝撃の事実を知ったヒロインのやけ酒(実は酒癖が悪い)に偶然つきあってくれたイケメンが後日上司として配属されてきたうえに、「あの日一緒に婚姻届けを出したじゃない」みたいなノリで接してくるという何とも奇想天外なお話が展開していきます。
とにもかくにも上司のノリがいいです。もちろんノリだけではない深い何かがあるのだろうなとは思いますが、その辺も楽しみにしつつ、真面目で頑張っているヒロイン真央の幸せを願いたいと思います。
タイトルに何となく興味をもって読み始めましたが、何となく読むような内容ではなくびっくりしたのと、以前読んだ「おひとりさま」の作者さんの作品だったことにびっくりしました。
犯罪者の子どもたちは幸せになってはいけないのか?という一言では片づけられないくらい重いテーマですが、幸せになってもらいたいと思います。
子どもは親を選ぶことはできません。だから、辛くても前を向いて自分の幸せを追い求めてほしいなと思います。
20年ほど前の思い出の人のことを心に秘めつつ仕事に打ち込むジュエリーデザイナーの女性のお話。
仕事を押し付けてくる上に年齢のことでバカにするような態度をとる後輩やヘラヘラした感じの社長秘書など、周囲の人材は決してよいとはいえない環境で、自分の仕事に誇りをもって頑張るヒロインには公私ともに報われてほしいと思います。
社長が思い出の人なんだろうと思うものの(名前は違う)、もう少し読み進めないとわからないなというのが無料分まで読んでみた感想です。
何となく読み始めましたが、漫画の域をはるかに超えて小説のようです。ヒロイン鹿子が恋をしてこれまでに感じたことのなかった嫉妬など負の感情も知ることによって、どんどん人間として成長していく過程も素晴らしく、また加賀谷先生を巡る人間関係も読み進めていくうちにこんなつながりがあったのかというところがあり読み応えがあります。
とにかく夫がクズです。世間的には完璧(?)を演じているけれど、妻が赤ちゃんを流産した日のことは覚えていない(その日も浮気中で連絡たつかなかった)上に、出張と偽って朝からホテルに行きその行為を録画しているような男です。
奥さんは復讐と決めたようですが、さっさと縁を切って再スタートの方が精神衛生上よいのではないかなと個人的には思います。まあ、鉄拳制裁がどんな感じになっていくのかを見るのも興味深いですが。
出会いがしらのような感じで結婚というワードが出てくる2人でどうなることかと思い読み始めましたが、2人それぞれの現在に至るまでの経緯や家族との繋がりなどが少しずつ深く丁寧に描かれていたところがとてもよかったです。それに、作中のパンがどれもおいしそうで、そういったことも含めてきちんと描かれている作品だと思いました。
そんなすてきな作品なのに、もう芦原先生の新たな作品を読むことができないなんて言葉では言い表せないくらい残念で悔しいです。
ただただ先生のご冥福をお祈りいたします。
結婚3年目の記念日に待ち合わせをしていたら、目の前で夫が車にひかれて自分とは違う女の名前を読んで亡くなるというとんでもない事態からお話がスタート。
夫婦仲もよく優しい夫だと思っていたのに、どん底に突き落とされたところから最後に口にした女の名前”ななこ”が誰かをつきとめようと奮闘するヒロイン。
わかったところで虚しいだけともいえるかもしれないけれど、浮気をしていただけでもなさそうな義母や義弟の様子からも何も知らないままでは前に進めないだろうし、頑張る彼女を応援したいと思う。
おばさんですが、年甲斐もなく夢中になって読みました。
眉目秀麗だけど他人に興味を示さない流くんと対照的にいろんなことに興味津々の耀ちゃんのお話です。
ひょんなことからお互いを認識(あくまで認識)するところから始まりますが、最初から好意というよりは興味を持つというところからゆっくりゆっくり距離がちぢまっていきます。お互いに好きにはなっても、特に人に興味のなかった流くんはどうしていいのかわかりません。
なかなかじれったいといえばじれったいのですが、その経緯さえも楽しめるお話です。
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