【ネタバレあり】環と周のレビューと感想

環と周

環と周、最初の試し読みから、同性愛者のお話かと思ったら、さまざまな時代の環さん、と周さんのお話でした。
それぞれに物語があり、背負うもの、環境も立場も違いながら懸命に生きる。世界観に入り込み感情移入してしまう場面もあり、短編集だけどそれぞれ深い。漫画のような、小説を読むような、感じでした。いつの時代にも日常、人々の生活はあるんですね。

よしなが先生の本は大奥で知ってハマり、こちらも期待して手に取りました。
色々な時代の環と周を描いており、愛情にはいろんな形があること、多様性の時代に寄り添う内容だと思います。
そして最後の「また会ったね」も印象的でした。そんな偶然の出会いを私も大事にしていきたい。

環と周

ひとつひとつ短編として読み、最終話のラストとエピローグを読んで全部同じ環と周のはなしなのか！と衝撃を受けました。魂が輪廻して全然別の環と周となって出会う。しかも最終話の約束通り、環さんが周さんを見つけて声をかけ、環さんが周さんを救う話。
壮大な一冊でした。

くりかえされる周と環の関係

周（あまね）と環（たまき）という性別不詳の名前をもつ２人の優しい関係が、時代も場所も性別も年齢も変わりつつ展開する。
周る環は、輪廻だろうか。
エピローグまで読んでこそ繋がる、美しく壮大な物語だった。

さすが奥深い！

第一話の終わり方に少々呆気なさを感じつつ第二話、第三話と読み進めるうち謎解きにも似た感情が押し寄せ、どの話にもよしなが先生らしさが溢れた見事な短編集！最後のエピローグまで読んでまさに完結と思える圧巻の作品でした。

面白いです(^^)

よしながふみ先生の作品(^-^)
大好きですっ！このままずっと熟読したいー
お試し無料読み～短いですがめっちゃ面白い作品ですっ！ハマります(笑)(*´∇｀)

彼女

しょつぱなから、びっくりするような展開。それも母親が目撃者です。
話しは、そこからはじまった。
二人の恋の物語。異性でも驚くのに、同性は、もっと驚くだろう。
試し読みが短か過ぎます。もう少し先を見たかった。

切ない

どの話を読んでもとても切ない
仇討ちの二人が幸せに暮らせなかったこと
白鳥環が消えてしまったこと
若女将が若くして亡くなってしまったこと
何度思い出しても切ない

静かな衝撃から

よしなが先生独特のタッチですトリーが始まる。平凡な家族での物語かと思いきや、同性同士の恋から色々波瀾万丈ありそうな感情のストーリーが楽しみな作品です。

子供

ずっと自分の子供は、子供のままと思っていたけれども、最近外出も増えて、服の趣味も゙変わった。ある日の帰り道公園を通ると、うちのコが誰かとキスしていた。それがなんと女の子と!