壮大な舞台を見たような気分
色々な時代にいる、全く違う環と周という2人の人間模様を短編式に見ていく物語
別に全部が同性愛テーマじゃなく、ただひたすらに『人間同士の愛情って色々な形があるよね』ということを垣間見れる作品集
どれかの関係性を肯定も否定もしない感じ。今の時代にこそ、評価されるべき一冊だと思う。買って後悔はしませんでした。
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色々な時代にいる、全く違う環と周という2人の人間模様を短編式に見ていく物語
別に全部が同性愛テーマじゃなく、ただひたすらに『人間同士の愛情って色々な形があるよね』ということを垣間見れる作品集
どれかの関係性を肯定も否定もしない感じ。今の時代にこそ、評価されるべき一冊だと思う。買って後悔はしませんでした。
環と周、最初の試し読みから、同性愛者のお話かと思ったら、さまざまな時代の環さん、と周さんのお話でした。
それぞれに物語があり、背負うもの、環境も立場も違いながら懸命に生きる。世界観に入り込み感情移入してしまう場面もあり、短編集だけどそれぞれ深い。漫画のような、小説を読むような、感じでした。いつの時代にも日常、人々の生活はあるんですね。
最終話(3)/エピローグ
当たり前の暮らしにある幸せと、その幸せを手放さないで。偶然をちゃんと愛すること、自ら不幸にならないよう、不運に遭ったとしても不幸にならず生きることを願いたい、その誰かを忘れないこと。そんな優しさをくれるいつものよしながふみさんの作品でした。
by pesceさん
第1話(2)
どういう話か分からない始まり方で、徐々に様相が見えてくる。
今話でお母さんの名前がタイトルの環だと判明、娘は朱里、あーちゃん、お父さんは立石と呼ばれていて下の名前は未だ分からず。共働きの家庭で、お母さんの方が収入や社会的地位は上かも知れない。理詰めで娘を追い込むようなことを言うけどすぐ反省して言行にうつせる人、娘を大事にしていること、夫を信頼していることがわかる。
by ヤスミニさん
第3話(3)
何とも切ないラスト。
でも、皆、気持ちが通じ合えて幸せな時間は過ごせたんだよね。
5.0