4.0
重苦しい…だけじゃない
『犯人の子』というだけならよくある設定だと思ってたけど、まさか両親共とは…。内容もあまりに酷く、吐き気を催してもおかしくないくらい。犯行に関わっていた長女、関わってなくて消されそうになっていた次女、当時は赤ん坊で何も知らなかった長男、成長してそれぞれが抱える悩みがぶつかり合うだけでなく、日常を脅かす誰かと接触する…?というところまで読んだ。先が気になってるから最後まで読むことにする。
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『犯人の子』というだけならよくある設定だと思ってたけど、まさか両親共とは…。内容もあまりに酷く、吐き気を催してもおかしくないくらい。犯行に関わっていた長女、関わってなくて消されそうになっていた次女、当時は赤ん坊で何も知らなかった長男、成長してそれぞれが抱える悩みがぶつかり合うだけでなく、日常を脅かす誰かと接触する…?というところまで読んだ。先が気になってるから最後まで読むことにする。
重いテーマであることは事実ですが、考えさせられます。
以前、ある犯罪者の娘さんが亡くなった事を取り上げたTVで、アメリカでは大きな事件で犯人が逮捕されるとその家族の元には励ましや慰めのメッセージがたくさん届くが、日本はその逆だと言っていました。
この作品はその日本的な考えに基づいて、出来ているんですよね。
何が正しいとかではないですが、とにかく、考えさせられます。
広告から気になって読んでみました!
絵も、話の進み方・雰囲気も、淡々と感じますが
影を落としながら、でも葛藤とか色々抱き抱えながら人生を模索している様子がヒシヒシと伝わってきます。
ストーカーのようなタカハシの存在も、
ネットの向こうで本性を隠しながら近づいてきた誰かも、
『加害者の家族』に対してどういう意図があるのかまだ分からないけど、
ある意味被害者である『加害者の家族』の彼女らが
どうか 幸せとはいかなくとも穏やかに過ごしていけることを願ってしまいます。
…きっと自分が被害者と無関係だからそう思えるのだろうなぁとは思いますが。。
考える作品です。
課金してラストまで一気読みしました。
とても重い話ですが、犯罪の加害者側にも当然ながら被害者同様家族があり、それぞれ抱えるものがある。
この話は加害者側の目線ですが、彼らは被害者でもあり、特に妹達を守るために両親の犯罪に加担させられた長女の複雑な立場は読んでいて苦しいです。
家族(毒親)によって壊された日常の生活、しかし最終的に家族(妹、弟)に救われるラストは感動的でした。大変なテーマを素晴らしい作品に昇華した作者を尊敬します。
個人の感想だけど別に結婚しても良いし幸せになってもんじゃないかなって思った。
たとえ親が人殺しで結果的に死○囚になって地獄で罪を償えばすむ話だし(子供たちが親の罪を償わなければいけないじゃないと思う)親の血を引いているから同じように人を殺めてしまうとは、限らないし親がたくさんの人を殺めてしまったからといえ理由だけで幸せになってはいけないなんて周りの人達が決めつけてはいけないと思う。確かに人を殺める手伝いをしたとしても生存本能で人を殺ている大人に手伝いをしろといわれたら逆らうことは出来ないんじゃないかなと思った。そんな状況下に置かれていても妹たちを守ったお姉ちゃんすごい!
加害者の家族は被害者でもあるんだけど、弟妹を守るために犯罪の手伝いをしていた長女は加害者でもある。
そう簡単には幸せになれない、でもどうにかなってほしいと思っても近づいてくる誰が味方か敵かわからない。先が気になる話ですが、重すぎて自分には読み切れませんでした。
よくできているお話だとは思うので、無料分で惹かれた人にはおすすめ。苦しい場合は合わない、と判断していいかと。
なんとなく絵柄もちょっと怖い感じがしました。登場人物の目が笑ってなくて……まあ笑える場面がそう多くもないんですが。
重い話で最後は不幸で終わるのかと思ったら予想外のハッピーエンド。
両親のことが知られてからも亜紀斗と陽菜が周囲の反対もなく交際できたり、上手く行き過ぎかなとも思うけれどそこは漫画なので。
ちょうどポイントもたまっていて、面白くて一気に読んだ。
残念だったのは両親の事件含めサスペンスの部分の描き方が弱いこと。
梶記者を線路に突き落としたのはやっぱり弘人=タカハシだったのか?
「中島江理子の息子」のなりすましもタカハシ?
さつ人とさつ人未遂と傷害(タカハシじゃないほうの高橋さんへの)なら相当長いお勤めになりそう。
不幸な生い立ちから情状酌量になり、早く出所してきたらまた姉弟に付きまといそうで恐い((( ;゚Д゚)))
犯罪者のこどもたちの話。
私の身近に、実際に居たら、手を差し延べてやれるだろうか。偏見を持たずに接することができるだろうか。心の底から優しく、できるだろうか。
関わりたくないと思っている人たちに、関わりに行くことは、逆に迷惑ではないだろうか。
色々考えながら読み進めた。
このように背景がわかれば、周りの関わり方もマシになると思うけど、記者やマスコミが好むのは『犯罪者の子ども』らしさ。ふつうの子どもの話ではなし。
本当の闇は子供たちではなく、マスコミではないかと思う。
これまでにもニュースでいろんな事件の加害者家族のその後みたいなものを見聞きしますが…
本当のところどうなのか?
何かしらの結果と言って良いのかわかりませんが…
ことが終わってからの報道しか見たことがないので、身近で感じたことがない話ですが、犯罪がなくならない限り、大小あれど残された家族は周りを気にしながら生きていくことになるのはわかるような気がします。
でも、本当に、犯罪を犯した人とただ家族だっただけ…
環境は人を形成するのに大きく関わると思うので、犯罪者の家族も同じ思考になる可能性もあるのかな?とも考えますが…
この話は、読みながら考えさせられます。
重くて、サクサク読みたいとは思えない作品です。
◯刑囚?を親に持つ三姉弟。
事件当時、お友達は赤ちゃんで記憶がない。
長女は一人だけ事件を手伝わされたよう。そのせいか肉が食べられない。
ある日、次女は彼氏にプロポーズ受けるが姉に反対される。次女は婚約者に両親のことを話すがすんなり受け入れてもらえる。
それでも姉は反対する。次女も姉に恩を感じているので、あねにもしゅくふくされなければ意味がないと考える。
というあらすじ。これからどうなっていくのか。このまままの生活を送れるのか、つづきが気になる作品です。