祝福されないこどもたち

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- スクロール
オリジナル【独占先行配信】
- 女性漫画週間58位
2023/10/04 10:00まで 本作品の 1~ 4話を無料配信!
- 作家
- ジャンル
- 女性漫画
- 出版社
- めちゃコミックオリジナル
- レーベル
- 女の子のヒミツ
- 配信話数
- 14話まで配信中(50pt / 話)
- タグ
あらすじ
「私たちは、幸せになってはいけない」肉と人付き合いが苦手な長女・波留子。ミーハーなネイリストの次女・奈津子。受験と彼女のことで年相応に悩む長男・亜紀斗。閑静な住宅街にあるアパートの一室、親元を離れて暮らす彼らは、端から見れば至って普通の三姉弟だった。ある夜、奈津子の左手の薬指に嵌まる指輪を見た波留子は激昂する。長女が婚約に反対する理由は、姉弟たちの“過去”が関係していた――。『わたし、今日から「おひとりさま」』のきよね駿が新たに描く、それぞれの平穏を求めて生きる家族の物語。
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みんなのレビュー
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5.0
かなり重い…けど、先が気になるお話
昔「それでも生きていく」という犯罪者の家族と被害者家族の心の葛藤を描いたドラマがありました。凄くハマった記憶があります。
こちらの作品はそのドラマと似ているところがあり、続きが気になって最新8話まで読みました。
平穏に暮らす3人の姉弟ですが、実は両親が11人もの人をあやめ庭に埋めたという死◯囚。
犯行を手伝わされていた長女・波留子は、自分達は幸せになるべきではない、いつまでも3人でひっそりと暮らして行きたいと思い、人との関わりを持たず目立たないよう暮らしています。
当時両親のしていたことを知ってはいたけど、実際に手伝ったことはない(波留子が妹の手を汚させないようにしていた)二女・奈津子は、親が勝手にしたことで自分の人生を棒に振ることはない、恋人の弘人と結婚し普通の家庭を築きたいと願っています。
末っ子の亜紀斗は当時赤ちゃんだったため、親の起こした事件について姉から聞いて知っているだけです。親や事件のことをいつも姉達二人で話し合い、自分は蚊帳の外であることに不満を抱いています。
こんな3人にそれぞれ近づいて来る人物が現れます。
・波留子にこっそり付き纏う記者
・奈津子の両親の事件を知っても、両親が既に他界しているので関係ないと言う弘人は、都合が良すぎる上、戸籍謄本を見せないので少し疑わしい。
・同じ犯罪者家族ということで、ずっと亜紀斗の相談にメールでのってくれていた相手は、実は既に亡くなっていて、故人の名前を使って正体を隠してやり取りしていたことが判明。
と、怪しい動きがあります。
実際に犯罪者の家族は世間から責め立てられます。
最近では長野の事件で、なぜ親は犯人である息子に猟銃を持たせたのか?病院に連れて行かなかったのか?とネット等でかなり責められています。
皆、何か大きなことが起こると、周りに責任を求めたくなってしまう。重大な犯罪を起こした人の家族が幸せに暮らすのは許せない気持ちになってしまう。
この作品では、責任を求めたい相手が事件当時親に支配された子供でした。
その子供達が大人になった現在、これからこの3人はどうなっていくのか?
彼女達の生活に関わってくる人々は善意なのか?悪意なのか?
3人は幸せになれるのか?
例えば自分がこの姉弟の立場だったら?
逆に被害者の家族だったら?
色んなことを考えながら楽しみたい物語です。by きゅー☆-
261
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4.0
あの作品の作者さんだった!
「おひとりさま」は全部読んで忘れた頃にまた読みたくなった漫画。そして2度も衝撃を受けたその作者さんです。
この作品も絵柄が独特なイラスト風なのにストーリーがとてもミステリアス。
個人的には特に目の表現がリアルで感情表現が豊かだと感じています。
サイコパスのような両親の元に生まれた子供たちの人生。「普通」に生きてる者からしたら想像を絶する程の生き地獄を味わっているんだと思わされます。
幸せになって欲しいなんて簡単に言えない、とても重い題材です。
しかし、子供達の行く先を見届けたく完結まで読みたいと思う作品です。by れみなみ-
65
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5.0
この作者の作品なら期待大。
めっちゃ重くてキツいテーマだけど、この作者さんの作品なら期待できるので更新を待つ。課金してでも読む価値ある(ワタシ的に)。
ホーム画面のトップに出てきて、タイトルと表紙絵?に惹かれてタップ。どこかで見た絵柄だなーと思ったら「おひとりさま」の人か!と、確認のつもりでついまた「おひとりさま」読了しちゃって、改めて「これ名作だよな…」と思った。この絵柄とか作風が、読者のミスリードを誘うのにめっちゃ効果的。やられた。
「おひとりさま」は、のほほんとした空気感の裏に潜むクソ重い現実が、魅力的なキャラたちによって良い意味での「大人の童話」になってて、読後感すごく良かった。
この、絶妙にチカラの抜けたシンプルな絵柄と、淡々とした空気感、ちょっとした可笑しさ滑稽さ、独特のテンポ、すべてが「ほのぼの日常系」のようでありながら、「ホラー的な不気味さ」の演出も可能、匙加減一つでどっちにもシフトできる、この作風は最強でしょ。
そんな作者の作品なのでこの漫画にも期待している。別にこれは狙ったミスリード演出もなさそうだし(私が読み取れてないだけ?) ストレートに犯罪加害者の家族(しかも死.刑囚の子供!)という、重い現実を描いたドラマだけど、最終的に救いがあって欲しい。なっちゃんの彼氏はなんか裏ありそうだけどね。この作者はクズを描いても優しい人を描いても強い人を描いても、どんなキャラ描いても上手い。
「おひとりさま」の、あっけらかんと明るくて、希望が持てて、でも一抹の哀しさとか寂しさがある、どこまでも優しい結末は本当に読後感が良かった。
「おひとりさま」のレビューみたいになっちゃったけど、あの作品の作者の描いたものならこのクソ重たいテーマの作品でも期待して読める。と言っても別に「おひとりさま」みたいな結末を希望してるわけじゃないよ。でもこの作者の「重いテーマを、軽妙にかつ淡々と、キャラ造形の良さと演出の妙で読ませる」作風に魅力を感じているので、この作品にも期待が高まります。バッドエンドじゃないといいな。どこか前向きでカラッとしていて、読んだ後どんよりしない着地点だといい。ご都合主義の予定調和でもいいのよ。この作風ならそれも不自然じゃないから。
何となくで読み始めてしまったけど、完結してから読めば良かったかな。ラストまで一気に読みたい(短気)。続きが待ち遠しい。by 閃光のリボ払い-
13
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5.0
凄いな、、、一気見してしまった。
被害者家族の話とかはよくニュースのドキュメンタリーとかでやってたりするけど、容疑者家族の話ってあんまりないから斬新だなっと率直に思った。両親がかなりイカれているのが所々だけでなんとなく分かるのも上手く描かれている。簡単に自分の子供を『消すか。』と言えてしまうほどに。犯罪自体は長女しか手伝っていなかったと書かれているが、長女が手伝わせるのを上手いこと阻止していたようで、両親からの信頼を得ながらどうしたらこの生活を終わらせられるか懸命に考えていた、かなり賢いのだと思う。容疑者の家族だが、被害者でもある子供達。人を簡単に信用しない用心深い長女。普通の幸せを望む次女。当事者だが蚊帳の外の弟。次女の彼氏がなんらかな形で絡んでいる感が否めない。推理小説のような漫画です。続きが早く読みたい。
by tomopu-
7
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5.0
幸せになったっていいじゃないかと思うけど
はるちゃんの苦しみをはるちゃん側視点で見るともう十分苦しんできたし幸せになってと思うけど、はるちゃんも加担してたんだなと思うと殺された人達や遺族の心情も考えなきゃいけないし…結局主人公の視点に立つとそれなりの事情があったりもして、でも人を殺してはならないという絶対的な正義の前ではるちゃんは罪人だと思う。でもなつこやあきとだけが無関係だからと幸せになっていいの?なれるのかなと心がぐちゃぐちゃになる。でもこの作者さんはもっと捻ってくるはず!期待してます!!!
by まいてゃ-
5
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