みんなのレビューと感想「ピチカートの眠る森」(ネタバレ非表示)(4ページ目)
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「はざま丘」発の不思議な物語
バイオリンのピチカート?みたいな「ロンッ」という音…それは妖精の足音。幸村先生の新作は、人間と妖精たちが、「はざま」の丘の家で繰り広げるファンタジーのようです。
ただし、今回の登場人物たちは、やたらと秘密が多過ぎる。まず、ヒロインのエミリー。明るく屈託ない体で登場したけれど、なんかピアノに関して、とてつもないトラウマを抱えていそう…。
そして、旅人の少年シュラ。17歳という年齢とニンジンのグラッセが苦手なのは本当らしいけれど、他は???一見、人当たりはいいのに、この子、周りを信用していない…今の名前さえも「春と修羅」から、適当に付けただけ。「森」が呼ぶ声が聞こえることも気になります。
ちょっと重たい秘密を抱えているらしい二人が、妖精エリソンとトロワの棲む「はざま丘」の家に、偶然?集まって始まる物語、まだまだ秘密が多すぎて、気になることだらけです。けれども、彼らがこの家で出逢ったことには、きっと意味があるはず。「悩んだときは テーブルを変えましょう ついでに部屋も!家も! 何もかも!」の如く、この先ポジティブな幸村マジックが見られることを期待して、星5です。by Mayaya- 3
5.0