【ネタバレあり】有賀リエ連作集 工場夜景のレビューと感想（2ページ目）

ほんっとにすごい難しいテーマを取り上げててレビューも難しい。
多感な年頃にお互いに恋心を持つ相手の親が…なんて、壊れて当然の破壊力。これでももっとリアルにお互い家族を詳しい描写したらとても読めたもんじゃないパンチの重い苦しい鬱漫画になっちゃうのでこのくらいの短さがベター。

付き合ってなかったから
まだあの頃の関係が発展するかも？な期待がそのままにできたんだと思う。もし彼氏彼女なんだから！みたいな思春期の暴走ナゾ義務感が発動したらキレイな再会にならなかったんじゃないかと。
この2人はこれで良かったのかなと個人的には思う。心から相手を想いあってて、もはや愛し合っててとても素敵。
願わくば、事実婚でもいいからお互いの親が死んだ後に正式に結婚とかして、別に婚姻に拘らず2人のいい距離感、いい関係を築いて欲しいと願わずにいられない。

感動……

あー、すごく良かった……
どんどん読み進めてしまいました。
泣ける。。
スッキリするとかモヤモヤするとか、そういう終わり方ではなく、こうやって生きていくしかないという着弾でした。

胸がしめつけられる

加害者家族、被害者家族をテーマにした作品の中でも何とも言えない切なさが伝わってきました。
同じ立場になっても主役2人のように自分も接することができる自信がありません。
物語は完結しましたが、これで全て解決した訳では無いということは物語の最後にもあらわれていました。これからも2人にはいろんな好奇な目や苦難が襲いかかってくるんだろうなと思いまた切なくなりました。とても考えさせられる作品です。

切ない。

泣きながら読みました。本当に辛い。でもこの先ふたりにはずっと一緒にいて欲しい。碧を幸せに出来るのは貴臣しかいないから。ずっと苦しんできたふたりだから幸せになって欲しい。

一回目を読んで、最後のほうは何回も読んで、
すごくすごく切なくて、それでも2人が
自分達で一番前向きに生きていけるような選択をしてくれてよかったなあって思います

実際に

もっとヘビーなことが起きている現実の中で、
自分の中にある偏見にも気づく。
この場合は加害者とその子どもなので、確かに切り離してあげないと、とも思うが
加害者とその親だとまた違ってくるのか…。
加害年齢によっては、その家族の影響を受けているのでは？と考えてしまいそう。

だけどこの先結婚とかとなると、さすがに被害者(彼の母)は容認できないのでは。
真実は伝えず、お互い親子の縁を切ったような状態で、家族を作っていくのか？
軽いハッピーエンドとは思えない終わり方。

好きなお話しでした。好きというのもちがうかな。問題提起作品…友人が、被害者家族と加害者家族になる。本人同士は何もしていないのに。分けて考えられる男の子がすごいと思う。

本当に読んでよかったです
難しい題材だと思いますが、有賀先生が丁寧に描いてくれています
これからの２人の行く末に幸せがありますように

素晴らしい作品でした。

最後に二人で工場夜景を見に行って、碧が話しだしたときに、涙が止まりませんでした。

多くの人に読んでほしい作品です。

優しい2人

つきあってなかった
おたがい好きだったけど

素敵な男性だなあと思いました。
女性も強くて優しくて好きだ