みんなのレビューと感想「関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック)」(ネタバレ非表示)

  • お役立ち順
  • 全ての内容
  • ★4だけ見る
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる
  1. 評価:4.000 4.0

    とりあえず最新話まで読了

    ネタバレ レビューを表示する

    広告で見てちょっと気になったので購入。
    暇つぶしに、程度の軽い気持ちでしたが楽しめました。

    絵柄は可愛い系で、特筆して上手いわけではないですが読みやすいです。

    ストーリーに関してはよくある令嬢もの、という印象から入りましたが、背面に潜む過去や、人々の態度が妙にリアルで、「DVってこうやって見過ごされるんだな…」という感じが他の作品とはちょっと違う感じがします。

    例えば、ビアトリスが父親に婚約破棄を訴えた時。
    他の作品だと、娘溺愛だから割とあっさり認めたり、反対に娘はどうでもよくて政略結婚なんだから是が非でも成功させる!という感じが多いですが、本作では娘を心配しながらも「王子がそんな人とは思えない」と説得しようとするあたりがリアル…さらに言えば、そのあと殴られて見せたらあっさりと破棄を認めるあたりも。
    子供を大切に思う親であっても、実際に見える傷にならないと、恋人同士の単なる心のすれ違いなのか、精神的な暴力なのかは判断が難しい。そういう事実を突きつけられたような気がします。
    実際にもこういう事例は沢山あるでしょうね…

    また、アーネストにもちゃんとバックボーンがあって、どうしてそんなダメ男になってしまったのか考えさせられる。
    大人たちに利用されていなければ、一歩勇気を踏み出していれば、“幸せな夢”のような関係もあったはずなんですけどね…。
    アーネストは今後皇后の支配を抜け出して、反省して、ちゃんと自分の幸せを見つけてほしい。

    軽く読むつもりがことのほか考えさせられてしまった…名作とまでは言いませんが、昨今氾濫する令嬢ものの中では良作だと思います。
    おすすめ。

    by havy
    • 37
  2. 評価:4.000 4.0

    読んでみて欲しい作品

    表紙のタイトルや絵質でちょっと損してるような
    気がしますが、内容は面白いので一度読んでみて欲しい作品です。
    こういう漫画に必ず出てくる、ヒロインに嫌がらせをする人達がこの作品にももれなく出てくるのですが、性根が腐ってる人は1人もいません。
    嫌な態度を取る明確な理由があります。
    主要人物全員バックボーンがしっかりしているので
    読んでいて理不尽な不快感がないです。
    早く続きが読みたいなぁ〜

    • 14
  3. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    タイトルからは、関係が悪かった婚約者と距離を置いたことで誤解が解けてまた仲良く…ぽい話かな?と思って読んでみたらだいぶ違ったー…婚約者の態度は塩対応どころじゃないし。

    ふんわりかわいらしい雰囲気の絵柄の印象とは違って意外と深いというか、婚約者側にもちゃんと理由があっての言動だったり。
    何やら問題ありそうな王子&婚約者の令嬢、とよく見かける設定だけど、ありきたりな展開…というわけでもなく読み応えあるストーリーだと思いました。皆がハッピーでスッキリ!とはいかないので好みは分かれるかもしれません。
    改めて1話の子供時代のシーン見るとなんだか切ない…。

    • 2
  4. 評価:4.000 4.0

    溺愛ザマァスッキリ物では無い

    最新話まで読みました。
    タイトルからだと婚約者か新ヒーローに溺愛されてザマァとラブラブな展開になりそうな雰囲気ですが、そういう話ではなく、複雑な恋心や幼少期からのストレスの積み重ねなど、自分の中でも相反する心情を各登場人物が抱えて悩むところがリアルで良い作品でした。

    ラブラブ溺愛ストーリーやザマァでスッキリな勧善懲悪を読みたい時には向かないと思いますが、よくある設定を土台にしながらも、「よくある」でない作品になっていて面白かったです

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    やるせないな~

    ネタバレ レビューを表示する

    表紙の絵柄とは裏腹な内容が濃いストーリー展開に驚きだわ
    シリアスものです
    ヒロインは第二王子と婚約中ですが、昔は優しかった第二王子が、いつしか睨み付け、ヒロインを無視、キツイ物言いで、ヒロインは精神的に参ってしまう…
    そんな時に庭園で赤毛のイケメン男子と出会い、言葉を交わす内に惹かれ合う
    第二王子に婚約破棄を申し出るが、今までゾンザイに扱っていた王子は懐柔するも圧力で制する
    実は第二王子は母親や大人たちに、第一王子の代わりとして精神的な圧力を掛けられ壊れていた…
    真実を知ると、第二王子が不憫だが…でも愛しているヒロインに対する言動は八つ当たりでしかない…失ってはじめて事の重大さを知る第二王子ですが…時すでに遅し…
    ヒロインが赤毛の男子が、実は第一王子であり、惹かれ合う二人ですが、第二王子の毒母親が仕掛けてきます…
    負けずに頑張れ❗️

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    何だか可哀想な人ばかりです。カインの生い立ちも気の毒だし、ヒロインも長く辛い思いをしてきました。一見悪役かと思ったアーネストは、実は一番不憫かもしれない人物。実母を筆頭に…彼を本当に愛し守ってくれる人がいなかった。誰の愛も信じられず孤立無援の中で気を張り続けて、大好きなヒロインの心さえ傷付けた。一番の害悪は王妃…だと思ったら、彼女も、周りの大人達やずっと尽くしてきた大好きな人に翻弄されて堕ちた…惨めで哀れなただの女だった。
    ヒロインの父も女性軽視なところがあるし、王様も若い時から奔放で女性を軽視してる。アーネストも、元々はそうでなくてもヒロインやマリアに対してDV…。何とも女性軽視の世界観に、途中から引き気味でした。皆、元々いい人なんです…という作者さんの意図も見えたので、それは救いでした。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    なかなか良いです

    ネタバレ レビューを表示する

    タイトルや絵柄からはよくある婚約破棄もので、軽めの話かと思いましたが、読んでみたら思いの外しっかりした内容でした。
    王太子と婚約者、王太子の兄、それぞれの立場での話も丁寧に描かれていて、王太子のした事は許されない事だけれど彼もまた被害者であり、これからは何とか幸せになって欲しいと思いました。
    婚約者だったヒロインも、初めは黙って虐めや中傷を受け入れるだけだったのが、途中からは周りの助けを借りながらもがき、自分の幸せの為にと敢えて身体をはって婚約破棄を貫いた姿には思わず拳を握りました。
    ひとまず騒動は落ち着いたようですが、今後の展開がとても楽しみなお話です。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    まだ途中ですが

    ネタバレ レビューを表示する

    王族、貴族という特別な世界の事ではなく、身勝手な大人たちに駒として翻弄された三人の子供たちが可哀想だと思います。

    第一王子なのに出産時に母を亡くし、見た目が国王、王妃に似ていないので不義の子と噂されてしまう。
    王妃が生きていたら、そんな噂と戦って守ってくれたのでは?と思います。
    後添えの王妃との第二王子に王家の血が強く出ていたので、王妃も我が子を王にしたいと欲が強く出てしまったのでしょう。
    それに呼応するように取り巻きたちが第一王子を追い詰めいく
    第一王子派の取り巻きは第二王子を追い詰めていく
    幼い子供たちには辛い、完全な虐待ですよ。

    第一王子は自分は死んだことにして、辺境伯爵になる道を選ぶ。というより選ばされた。
    第二王子も優秀な兄と比較され、王妃からもアレヤコレヤと押し付けられる、逃げ場のないプレッシャー。

    第二王子の辛さ、苛立ち、不安が婚約者であるヒロインへの八つ当たりで出てしまう。

    幼い頃婚約者になったヒロイン。幼く無垢だった第二王子は優しくて、努力家で大好きだった。
    変わっていく王子に戸惑いながら、元の王子に戻ってもらいたくて王子の八つ当たりに必死に耐えた。
    耐えるヒロインの姿に王子は、八つ当たりから虐めになっていく、かつて幼い頃周りの大人が自分にしたことをやり返すようにエスカレートしていく。
    優しいヒロインへの甘えだったんでしょうね。
    でもこれは大きな間違い。

    虐めたのは追い込んだのは大人たち。そこへ向かわなきゃいけなかった。

    ヒロインはよく立ち向かったと思います。あのままではヒロインも壊れてしまう。

    大人になっていく(この時代ではもう成人?)三人が、これからの人生にどう向き合っていくのか?これだけ苦しんだんだから、辛い試練はもうイヤだなと思います。
    悪役になってしまった第二王子が、良い方へ変わってくれたらなと思います。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    令嬢と王太子のお話、考えちゃうな…

    ネタバレ レビューを表示する

    彼女は王太子の婚約者として、幼い頃から王妃教育を受けてきた。ある日突然、王太子が冷たい態度で接してくるようならなった…。彼女は思い悩んでいたけれど、中庭で話かけてきてくれた辺境伯令息と話すうちに、考えが変わる!王太子だけと話すのではなく、女の子のお友達を作ったり、街へ出かけて買い物をしたりそういう「自分だけの友、居場所を作ることが大切」と気がついた。
    王太子とは婚約破棄されてもよいと考え、自分の意見を言うようになると、逆に王太子が会いにきたり王宮でお茶に誘ってきたり…。
    でも、彼女のお父様はすぐには婚約破棄させてくれなかった…。彼女が本当に殴られたとき、破棄させてくれた。きちんと周りを見る力のあるお父様なのだね。
    別に王太子妃にならなくても、辺境伯令息のような、しっかりした考えを持ち、ハイスペックな方の方がいいと思う!というか、辺境伯令息は彼女をそれとなく助けつつ、いつも側で見守っているので、好きだと思うよ〜。2人が結ばれた方がいいよね。悪いけど。
    いくら王太子が皇后に操られていても、それをどうにも出来なくて、彼女に当たるなんて言語道断!自業自得よね。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    最新話62話まで読みました

    ネタバレ レビューを表示する

    表紙とタイトルが軽めだったのでそのつもりで読んだら全然違いました。とってもシリアスで考えさせられるお話です。

    とにかく王家の主な登場人物には抗うことが出来なかった生い立ちがあります。それを糧に変えて克服して前を向くか人を傷つけたり貶めたりすることで自分を守っていくかの違いがあります。

    カインは前者、王妃とアーネストは後者。後者によって傷つけられたビアトリスは本当に不幸としか言いようがないのですが、カインをはじめまわりの仲間によって自分を取り戻していきます。

    王妃とアーネストはビクトリアやカイン、巻き込んだ人々にも本当にひどい仕打ちをしたと思いますが、王妃は王家に捧げるために生まれてきた女性なので夫である王や息子、しいては王家を守りたいが故のもの。アーネストはその母たる王妃の洗脳者。完全なる悪ではないのでザマァとまでは思えなくなります。王が1番だらしがないからそうなったのでしょう。

    なのでこの2人には是非とも今迄のことを悔い改め改心し国民に愛される王、王妃、王太子になって幸せになって欲しい。ビアトリスとカインも辺境国で幸せに暮らして欲しい。他の登場人物も然別。そう願わずにはいられない物語なのです。

    • 0
全ての内容:★★★★☆ 1 - 10件目/全78件

無料の作品

今すぐ読める!無料漫画コーナー