5.0
クロエ、アリン、アッシュ!!
話はクロエが「妻競売」にかけられる事から始まる。
このストーリーの中で離婚は、「男女間の差」からの問題、夫婦間の様々なハラスメントや、クロエや、アッシュの両親が亡くなるサスペンス?
策略から「アッシュ」もとい「アリン」「クロエ」の残酷・残虐な幼少期が交差して、結末はハッピーエンドなのが!!嬉しい。
「アリン」は、叔父に両親を奪われ逃げ出し、助けを求められそうな夫婦の所へ必死で身を隠す。
そこには、夫婦の娘「クロエ」が居た。
「アリン」「クロエ」は、当時は二人共女児だった。「クロエ」は思い出の中の姉妹であり友人の「アリン」を心の支えにしていた。
「クロエ」の両親を奪った「アッシュ」の叔父、そして両親を失ったを「クロエ」を騙し財産を奪い孤児院に渡し、孤児院院長は「クロエの元夫」に売った。
売られた「妻としてのクロエ」の非道残虐な生活を強いられ「夫」から人としての尊厳、意思、体力、気力、全て奪われ食事もまともに与えられなかった。
挙げ句、浮気して「クロエ」かま邪魔になり金を手にする為に「離婚」=「妻競売」にかけた。
そこで、「アッシュ」に買い取られて…やっと人としての生活を取り戻す事になるが、中々人としての人格を取り戻す事が大変難しい様だった。
しかし「アッシュ」の全身全霊の愛する心と、
「アッシュ」が叔父と対峙し勝利し、本来の「アッシュの有るべき物」を奪い返す為の努力・知力・策略・根回しを、
「クロエ」を護り本来の「クロエ」を取り戻す為にも使う。
その中で「アッシュ」は、「クロエ」と「アリン」の手紙のやり取りに熊のぬいぐるみを使っていたので、同じ事をして2人の思い出を「思い出し」キッカケを掴もうとし、成功する。
「クロエ」を騙し財産を奪いた者、踏み台にした者、「クロエの元夫」達、「アッシュを自分の物にする為に…クロエを未だ虐げる者」全てに審判を下す道標を「アッシュ」がする。
結果的に「クロエ」は「アッシュ」に愛情を抱く。トドメは皇太子の片思い相手が「アリン」=「アッシュ」(成長過程で性別が変わる!!)と面白い展開に!そして、何だかんだ・・・ハッピーエンドに向かって「クロエ」も頑張る。この3人は、幼少期からそれぞれに交流があるから…(笑)(笑)(笑)ただの復讐ストーリーと違って読み応えは確か!!間違いない!!と思う。
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