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5.0
短編ながら、読みすすめていく内に涙が出ました。
娘に当たってしまうお母さんの気持ち、分かります。そして声が出なくなるほど追い詰めてしまった自分がいて、自分も逃げたくなった。
まだ小学生の娘を何日も家に１人置き去りって、あり得ないって思ったけど、雨宮くんの存在が助けてくれたとも思いました。
これ、夢の中にいたのはお母さんだったんですね。羊飼いも実はお父さんだった事もびっくりでした。
最後、お父さんの形見のホルンでお母さんに聴かせたかった曲を吹き、母娘打ち解けて良かったなと思いました。お母さん、助かって良かった。お父さんグッジョブ。
短いですが、おすすめです。
1
5.0
某掲示板サイトの広告に時々出てきていて、内容が気になったので読んでみました。カラーの絵が幻想的で美しくて、儚く切ないこのストーリーにとても合っているなと思いました。子供を産んでから涙脆くなり、こういう親子モノの話には弱いです…。2巻で登場した雨宮くんが優しくて温かくて、もうすでに泣きそうでした。3巻のみ課金して読みましたが、夢の中の描写では自然と涙が溢れて、なんだか久しぶりに綺麗な涙を流せたなぁと。感動とはまた違った、"そうだったんだね。本当に良かったね…"の安堵の涙です。短くてサクッと読み終われる内容ですが、読んで良かったと素直に思える読後感の良いラストでした。
1
5.0
あの生活してたら声は出なくなるよなー、と思い読み進めました。
お母さんも友達も、声出すまで待てないんだよね、きっと。せかせか、忙しいだょな。良くない。
隣のおばあちゃんみたいに、ゆっくりと余裕があれば良いよね。。。
羊は、お父さんだと思った、お父さんであってほしいと思ってたから、良かった。
ありがとうでも大好きでもなく、お母さん！と声が出てよかった。
お母さん。シンママで頑張ってきたよ、ほんと。大変だょ、働きながら子育ては。しかも自分の意思で別れたんじゃない、事故だもんね。。。ひっくり返って泣くことも出来なかったんじゃないかなぁ。。是非ともこの先は何も起こらず幸せに！
1
4.0
いろんなジャンルの漫画をたくさん読んできましたが、読み終わった感想として「素敵な作品でした」、この一言です。広告からですが、出会えて良かった作品のひとつになりました。
内容はギュッとしすぎて最終話まで短く、物足りなさが少し残ったものの、ラストのシーンは泣けました。
忙しさを言い訳にして子どもに目を向けられない親もいるようですが、この親子は最後に通じ合えて良かったです。
絵も可愛らしくて良かったです。あたたかさを感じます。
水彩画のようなタッチのコマもあり、漫画というより「絵も楽しめる」所が、他にはない良い所だと思います。
2
2.0
綺麗に纏めた風になってるけど失語症は漫画の最初の状態に戻っただけでまだ話すのが苦手なのは変わらないし、お母さんが経済的にも精神的にも追い詰められてるのも変わらない。
2人の心のケアはされてないから、また漫画の最初の日常に戻るだけ。
一番追い詰められてるお母さんだけが謝る描写が違和感。
お母さんが謝って初音も謝る描写があるなら和解も分かるけど、何に対しての謝罪なのか描写がないからまるで母親が悪いみたいに見える。
登場人物は誰も悪くないのに母親に原因があるような描写が多くて、子供の為なら親は精神病んでも耐えて全てを尽くさなきゃいけない、親は犠牲になって当たり前でそれが出来ないのは駄目な親みたいな考えが根底にあるんだろうなって思いました。
親を思う気持ち、子供を思う気持ちがあれば何とかなるみたいな美談にしたかったなら、もう少しライトな話にすればよかったのでは。
4
5.0
物語も絵も不思議な空気感をまとって美しいお話でした。漫画だからこその表現の妙だとか、スクロールのみを活かした演出だとか、コマ割り（この場合そういうのかわかりませんが）による編集の巧みさだとか、難しいことはわかりませんが、なんだか感銘を受けました。
未読の人は羊の夢がカラーで表現される意味が見えるところまで読んでほしいです。
お話の内容的には辛いことも苦しいこともあり、とにかくみんなこれからたくさん幸せになってほしい、それだけです。同級生もふくめ、みんなまわりの人はいい人そうだから。
----以下ややネタバレあり
でも、あの日から結構な年月経ってるだろうに、いつまでもずっと一人だと思って一人で苦しんでいたお母さん、お酒に逃げずもう少しうまく生きられるといいな。
家を買おうとする余裕はあったのに、貯金も無かったって、そんな、頼る人いないとか色々あるんだろうけど、やっぱりもう少しうまく生きてほしい。…保険入っておくとか？（急な現実味）
曲はピアノのものしか聞いたことなかったので、早速聴きながらもう一度読んできます。作曲者のラヴェルも確か失語症になってしまったんでしたっけね…。（関係ないと思いますけど）
1
5.0
広告から来たので、またしょうもない(というのもあれですが)ものかと思いつつよ見始めて、
ラストまで読みました。
私も、大切な人が皆、先立ってしまっていて、
本当に唐突に、何で生きてるんだろう？早くそっちへ行きたいと、波のように襲われることがあるのですが、
生きていかなきゃという思いの背を押されたようでした。
この作品に出会えて本当に良かったです。
片親で病気しつつも、賢明に育ててくれたのに、親孝行できる直前に先立った母。
33にして先立った大好きだった親友、心の支えでした。まだ整理はつきません。
先立ちたくなった時に、踏みとどまらせてくれた祖父母。母のためにもと介護してました。でも祖父母にとっても、私たち子どもが踏みとどまらせる何かだったとも、今は思います。
祖父母も数年前に見送りました。
何もなくなって、
家族が残したものを守って、
ちょうど疲れてしまった時に読んだので、
本当に感謝しています。
1
5.0
羊の夢に出てくる「君みたいな大きな子」は初音ちゃんではなかった。
初音ちゃんは自分を、お母さんは初音ちゃんを責めているようで、実は自分を責めていたんだと思う。
とても悲しい物語かと思いましたが、河川敷で出会ったホルンの少年と、お隣のおばあちゃんが救いになったんだと思います。
ファンタジーみたいだけど、無意識に自分を、身近な人を責めてしまう事で苦しむことは誰でもあるので、一人でも多くの方に読んでいただきたい作品だと思いました。
1
5.0
たまたま見かけた広告で、この話は母娘どちらが主人公なんだろうと気になり、いつもだったらキープして置いといてしまうのですが話数も少なかったのですぐ読んでみました。
３話で完結だから読みやすいです。それなのに１話ずつがボリュームたっぷりで読み応えも満足。
最後の展開に涙が止まりませんでした。色んな人に笑って欲しい。お話の方は後でゆっくりレビュー書きたいと思います。読んで損は決してないです。
人物も見やすく絵柄も綺麗で私はとても好きです。すぐ読んで良かった。本当に良かったです。この方の作品いろいろ注目していこうと思います。読ませてくださってありがとうございます。
1
5.0
私も離婚したあとはしばらくこのお母さんみたいに色が感じられなかった記憶ある。離婚ですら5分毎に涙が出ていたくらいなので…目の前で最愛の人が亡くなったらどれほど心にダメージを受けるでしょうか…。
最後カラーになった時、あぁやっと戻れたんだね良かったねと心の底から思いました。生活のキツさは変わらないかも知れないけど、心が少しずつ元気になって子供との関係含めすべてが良い方向へいくと感じられるラストでした。とても良かったです。
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