【ネタバレあり】授か離婚～一刻も早く身籠って、私から解放してさしあげます!のレビューと感想（53ページ目）

いじましいくらいのヒロイン

精霊の加護無しゆえに虐げられてきたヒロインの自己肯定が低すぎていじましい。
溺愛されての結婚を曲げて伝えられて、人一倍働かせれ、更に嘘八百を広められてはたまらないです。
人生の逆転劇に追いつけないヒロイン、旦那様もっと溺愛してください。

驚くほど自分を卑下する主人公とそんな彼女を溺愛するアルマンド様のお話です。ファデリカが孤児院育ちでしかも精霊の加護を受けていない『色なし』だということで幼い頃から激しい差別を受けて来たため、所詮私なんてこんな扱いでも仕方ないよね〜と最初から諦めているところが（しかも原作付きにありがちな説明口調）だんだんイラッとしてくるけど、詳しいエピソードが明らかになるにつれそれも仕方のないことだったんだと同情せざるを得ません。加えて貴族の三男坊で跡を取る気苦労もなくかと言って財産を食い潰すボンボンでなく騎士として活躍する、逞しい身体を持つイケメンアルマンド様のヘタレっぷりが徐々に明らかになってきて、このカップルどうなっていくの？！と読者をやきもきさせる作品です笑。

作品に引き込まれる

色が無いから無価値と言う常識から虐げられてきた主人公がこれからどう変わって行くのか今から楽しみです。早く続きを読みたい。

昔の身分制度と現代のOLさん達の姿が融合

早く跡継ぎの子供を産んで離婚しなければ、と思い詰めているヒロインにイラッとしたり　でも昔の身分制度があった頃の世界と同様だと　治療魔法が使えるから側室(このファンタジー世界に側室制度があるのかは不明だけど)ではなく正室に迎えられただけでもラッキーだと思っているのか？と考えたり　現代の会社勤めでもいる様な嫌なお局がいたり、結構ヒロインに寄り添って考えられるストーリーで無器用な旦那さんとのやり取りに　ホッとしたり　結末は絶対にハッピーエンドな筈のストーリーだけど、どの様に幸せを掴むのかと　気になって　つい課金をしてしまう。17〜8世紀頃のヨーロッパと現代のOLさん達の世界と価値観がMIXした様なファンタジーで面白いとお薦め！

色なしはどうなるのか？

自然の加護が人々に現れる時代に色なしとして生まれ主人公。この国では色なしは何も役に立たない人種として扱われ、まともな生活すらできない状況です。が彼女には治癒の能力が備わっていたことで、他の色なしの人とは境遇が違っていました。でも世間からは嫌がられ医師として働いていたにも関わらず、待遇は他の色なしの人と差して変わりはなかった。そんな彼女に国王からの命令として縁談が舞い込む。自分の治癒能力を残すための結婚だと考え、子供を宿したら離婚して相手を自由にさせようと考えたのですが、予想もしなかった事実が発覚し、治療院に入った査察によって待遇が改善され、彼女の生活に変化が現れる。さて今後どうなるのだろうか？

色なしというだけで人間として扱われず差別して当たり前、そんな人間達が跋扈している世界で、軽やかに受け流して生きるフェデリカが魅力的。もっとこ狡く生きてもいいのにと、もどかしい所もありますが。アルマンドは、義務ではなくフェデリカだから結婚したのでしょう。ただ、もっと本音を伝えて！そして幸せになって欲しいです。

魔法世界ではいろんな差別があるなか主人公が可哀想すぎるくらいマイナス思考で。幸せな結婚になってほしいが旦那も帰って来ない日が続くし周りがいい人だから不倫してないだろうがもっとイチャつく所がみたいな

無料分読んでたら止まらなくなりました。
この先、主人公には絶対幸せになって欲しいし、働きやすい環境も整ったらいいなぁと思ってます

じれったい！

フェデリカが色無しで、不当な扱いやいじめられているのだけれど、悲壮感がないので変に力をいれずに読めます。それにしてもアルマンドは言葉が足りないしフェデリカはなんだか鈍感だし…。関係は悪くないのに、なかなか気持ちが通じ合わなくてじれったいです。アルマンドのお屋敷の方々が良い人ばかりでほっこりします。

悲しい

孤児で人より見た目？が悪くて、なのに良い人と結婚できたのに…相手の考えも知らず、子供を産んで離婚してあげようとするなんて悲しい。