4.0
せつない
実際にこんな風に人の人生を縛り付ける親族がいて、苦しんでいる若者がいるんだろうなと思うと、何だか切なくなってしまった。
一度も故郷を離れずに、親戚に囲まれて、がんじがらめな人生を望む人もいるかもしれない。でも逃げたくて出ていった人のことは自由にさせてあげたらいいのに。
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実際にこんな風に人の人生を縛り付ける親族がいて、苦しんでいる若者がいるんだろうなと思うと、何だか切なくなってしまった。
一度も故郷を離れずに、親戚に囲まれて、がんじがらめな人生を望む人もいるかもしれない。でも逃げたくて出ていった人のことは自由にさせてあげたらいいのに。
弟が農業をするために都会から田舎へ家族で引っ越しました。それなりにはやってるけど、田舎ってそんなにいいもんじゃないって言ってます。
土地のことやつき合い方でしがらみがたくさんあるそうです。
歳をとったら田舎でのんびり…ってのは難しいみたいですね。
旧態依然、前時代…
そんな言葉がピッタリ合うお話です。
典型的な男尊女卑が色濃く残る田舎を出た主人公と、出なかった幼馴染み。
人の生き方に正解不正解はないと思いますがら私は主人公の生き方を応援したいです。
古き悪き田舎ってこんな感じだよなぁと思いながら読みました。窮屈さに辟易している主人公に感情移入できるはず。
続きがあるのかと期待してしまいそうになりますが、短編小説のような終わり方です。
何故、亡くなったのか描かれているといいなと期待してしまいました。
でも、重きを置いているのはそこではないのかもしれません。
主人公が母に促されて叔父に謝罪しているのは、そこでまだ生活をしなければいけない母の立場を思ったのか、まだ女は下手に出なければならないというその根強い価値観が心の中で残っていたのかわかりませんが、こういうパフォーマンスをさせて、周りが満足するのもあるのだろうなと思ってしまいました。
男女平等ではなく、男女公平な世界が訪れたら救われるなと思う作品でした。
これ、ほんとにリアルな漫画だと思います。描写がわかりやすいし、リアルに虫酸がはしります。よくかけてます。
男が偉いみたいな風習がある田舎っていまだに存在してるんだろうなぁ。田舎でなくても家単位でも有りそう。一体何が偉いんだか笑
田舎って、まさにこんな感じ。隣近所の話しは、大好きだし、ちょっと輪からズレると偏見される。共感できました。
田舎と都会の違いを如実に描いていて面白い。続きがあったら読みたかった。
どことなくノスタルジックな感じです。
盛り上がったりしない、しんしんと読み進めていく、小説みたいな。