【ネタバレあり】35歳、今さら恋とかありえないのレビューと感想（2ページ目）

同じ35歳、私の選ばなかった道

私も35歳です。まりこさんは私の選ばなかった人生。

私は途中で出てきたお友達のりっちゃんのように、結婚して子供を産んで育てて、夫の世話をして、夜ふと鏡を見たら疲れ果ててる。もう誰とも恋なんてしないんだろうな〜…子育てキャラじゃなかったのにそんなキャラを演じているような。自分が消えていくような感じ。ほんとその通りだと思いました。共感しかない。

まりこさんもりっちゃんも、どちらの人生が正解でも不正解でもないけど、35年間生きてると、酸いも甘いも経験してるよね。
その分20代の頃より強くなってる。
それは最近しみじみ思うようになって、そんな時にこの漫画と出逢ったので、一話一話が共感しかありませんでした。

こうきさんも同じ35歳。こんなに夜が元気なのもすごいけど（笑）真っ直ぐで純粋で惹かれますね。まりこさん、いい人に出会って良かった。佐伯との仕事を選んでしまったらどうしようと思ったけど、京都に着いて行くことにして正解だと思います。

りっちゃん（私）からしたら、まりこさんは自由で好きな道に一直線、愛し愛される素敵な恋人もいて本当に羨ましい。お互い無い物ねだりだろうけど、夫と子供達が寝た後に一人でコソコソ読んだこの漫画で、人生が終わるまでにもう一度恋したいなと思っちゃいました。。。

空白1年分の番外編求む！

仕事と恋の狭間で揺れながらも、自分と向き合って進む茉莉子さんを、とても丁寧にリアルに描いた、素敵な作品。で、恋人の功毅も、それはもういろいろ素敵💕最後、ハッピーエンド、大歓迎ですが、成功してから結婚まで、端折り過ぎです💦その間の2人をすごく見たかった。何故こうなった？大人の事情？番外編、ないかなー？結婚後の続編も、是非是非待ってます❣️

作家さん買いです

他の作品を読んで、好きだな～と思う作家さんの一人です。
絵は正直そんなに好みではないのですが、ストーリーが良くてついつい引き込まれます。
先生独自の世界観があり、働く女性の強さや弱さ、内面を表現するのがとても上手だと思います。
ただ、今回は行きずりの設定とはいえちょっと唐突さが気になりました。
バーで出会った…とかなら流れ的に何となく理解出来ますが、小料理屋で しかも料理人とお客様！
どういう会話をしたらそこからホテルになるの？？
と、ちょっと導入の部分でかなりひっかかってしまいました。
そこをもう少し丁寧に描いてくれたら、その場の一夜限りではなく、今後のために男性がヒロインの連絡先を聞こうとした行動も理解できます。
単純なエッチだけの漫画ではなくストーリー重視の漫画なので、そこは端折らずに描いて欲しかった～！

5話の最後に●おわり●とありましたが、これで完結なんですかね？
続きがあるのなら、ぜひ料理人の心情も振り返りで描いて欲しいです。

レビュー修正しました。☆下がる。

最終話まで読んで、
ガラッと評価が変わったのでレビュー直します。

３話のラストのシーンで、これは面白くなるぞ！っと期待して読み進めました。
最終コーナーまでは面白かったんです！
35歳で恋愛にもフリーランスの不安定な仕事にも揺れて。寄り添う料理人の彼も、色んな葛藤があり、共感できるエピソード沢山で盛り上がります。濡れ場も絵がキレイで。
同居人も良い感じ、これから盛り上がる？
ってところでですよ！
狐につままれた？かと思うラスト。ぽっかーん。
なんじゃそりゃ！です。
結末はそれで良いけど、そこにいくまでの話も楽しみにしてたんよ。急に梯子外されて転けたわ。
100話くらいの設定なら良かった？
期待してただけに、
ちょっとウザいレビューで、すみません。

まだ途中までしか読んでないけど、30代女子の代弁を漫画で全部語ってくれてるような漫画でした。
主人公の茉莉子の過去の不倫、彼氏の弘毅の元嫁、と35歳って仕事もそこそこ馴れたり軌道に乗ったりして恋愛もそれなりに経験してる年で。
よく世間は狭いと感じるので、茉莉子の元不倫相手の嫁がまさかの仕事相手というのも身近に感じました。すっんっごいムカついたあの嫁だけど、茉莉子も加害者でもあり、被害者ですよね。旦那の行いを嫁に伝えない茉莉子、強い。
一夜限りの相手、一人で生きていく決意等も35歳ってリアルにあると思う。
タイトルにもあるように、今さら恋とかありえないのは臆病だから、１人の方が楽だから、色んな理由があるけど、恋に右往左往するのは20代まで、30代は…と地に足をちゃんと着いてる茉莉子だからこそ弘毅との恋を応援したくなるんだと思います。

ストーリーしっかりしてます

まず絵が綺麗だなと読み始めました。35歳ならではの事情や心の葛藤、格好良さがしっかりストーリーに描かれていて楽しく読んでます。

幸せな気持ち

2人のベッドシーンがエロくて綺麗で凄く好き。
ストーリーもコツコツやり続ける仕事のつらさから始まり最後は報われて、爽快だ。
結婚をするか迷った時に彼女が、私はどうなりたいのか自分に聞き、結婚を選ばない選択をしたところ、凄く良く分かる。
結婚して子供を産むだけが女の人生ではない。
そう納得できるならそういう人生もあるよね。
いろんな選択ができて自由に自分らしく生きる、素敵なだな、とても気持ちが良かった。
しかし妊娠が分かり、あっさり結婚。
それもいいよね。
イケメンの旦那が子供を見てくれてる最後のシーン。
あ～なんか良い。

微妙なお年頃

35歳って恋をするならラストチャンスな気がする…。
実際、それくらいの年齢までは
恋愛市場の中に(限りなく端っこのほうに)居た。
だから、ヒロインはいい時に出会えたと思う。

そこで尻込みすることなく、
身体の関係をもってしまったヒロインは
だからと言って依存することなく
なんなら2回目は無い(会わない)覚悟でホテルを出るのに
仕事で再開…。

以降、うまく付き合っていくし
身体の相性もよくて離れ難い関係になったところで
ヒーローが転職&他府県へ引越しをすることに。
仕事も順調なヒロインは迷いに迷うが
ヒーローについて行く。
けど、なし崩し的に同棲はせず
お互い別々に住むし、仕事も継続。
大人な関係ですね。
結婚の約束をしているわけでもないのに
不安もあるだろうに、よく決心したなーと思う。

これから新天地での生活が始まるヒロインとヒーロー。
どんな出来事が待っているのでしょうか…？

酸いも甘いも知ってしまった大人のお話し

30越えると本当に色々なことが起きるし、色々知ってしまう。

そのなかで、一つ一つ選択し、忖度し、大人になっていく。


この話は基本、本番シーンが多いし、胸キュンを大切に描いてくれてますが、男女それぞれの心情はもちろんですけど、大人になって､綺麗なモノだけではないことを知ってしまった主人公達が､本当に言ってほしい言葉や、きちんと向き合うべき姿を示してくれるのが本当に好印象です。


一つ印象的なシーンをご紹介すると、32話で主人公のまりこの家に突然の意外な訪問者が来る場面。


来訪者はまりこの学生時代からの友人ですが、お互いに悩みを打ち明けるなか、『何があったってまりちゃんが不幸にならなければ良い！まりちゃんはまりちゃんなんだから、好きにしたら良い！』


悩みに対して責めるでもなく、叱咤激励するでもなく、同情するでもなく、あなたの思った通りにするのが正解っていうのは、読んでるこっちもスッキリする言葉でした✨


今後の展開に更なる期待を込めて、今は☆４にさせていただきましたが、現在最新35話で、内容的には☆５です❤️

シリアス！

心臓が押さえつけられるような気持ちで、現在配信されている全29話読みました。

ごく普通の女性の一夜の身体の関係から始まった恋のお話ですが、読んでいる女性読者の胸に刺さるせつないシリアスなお話です。

穏やかで優しそうなイケメン森原さんが、やんちゃに主人公茉莉子さんを求める官能的なシーンがあり、そこも楽しめますが、この漫画の価値はそれよりもストーリーです。

多分「ご無沙汰卒業します(大人にゃ恋の仕方がわからねぇ)」と同じ作者さんだと思うのですが、若い時に恋の痛手があって、新しい恋に臆病になって、でも必死に自分の人生を生きようしている主人公女性のモノローグが共通して秀逸です。とても詩的。

例えば取材先の牧場に2人で行った時の主人公茉莉子さんのモノローグ

私はすっかり忘れていた
もう知ってると思ってた世界が
好きな人が隣にいるだけで
こんなにも華やぐと言うことを

という部分。確か「ご無沙汰〜」の主人公美緒も同じようなモノローグがあったように記憶していますが、久しぶりの恋にときめく女性の多くがこれに共感するでしょう。

また、主人公茉莉子さんは、結婚していることを知らされずにある男性と不倫をしていたのですが、その男性の妻から仕事上で嫌がらせを受けます。茉莉子さんは、決してそれを非難することなく、それはそれとして彼女の論理を受け止めます。
また、茉莉子さんの恋の相手である森原さんとその元妻の離婚の原因も、元妻の一方的な一見我儘に思える事情ですが、それも同じ女性として分からなくはないと考えます。

全体的にその人それぞれの立場になって考えようとする大人の女性として主人公は描かれていて、とても好感が持てます。彼女は途中でライターとしての評価を得ますが、もし本当にこんな女性ライターがいたら、やはりきっと素晴らしい文章を書くだろうと思います。

現在29話で彼女は、自分が仕事で築き上げてきたライターとしての人生と、自分が生きていることを実感できる森原さんとの恋とを天秤にかけることを余儀なくされます。

恋愛ものとしてこの漫画を読んでいる読者は、恋を選択することを期待するかもしれませんが、実際は仕事を選ぶ人が多いのじゃないかとも思います。
はらはら。
さあどうする？茉莉子さん！