【ネタバレあり】あおのたつきのレビューと感想（3ページ目）

始めのところはとっつきにくいが

女郎というには子供っぽい顔の主人公だと思っていたら、死んで子供の姿になったらしい。

上級の女郎でも、その裏には沢山の辛い出来事を抱えている。
死んで鎮守の森に迷い込んだ主人公のあおは金に執着があるらしく、ひょんなことからお社で奉公することになるのだが、毎度危なっかしくもわだかまりを抱えて迷い込んできた者の解決に貢献する。

吉原遊郭の全盛期の時代に生きた貧しい子供は皆、襲われたり貧しくて売られたり、どこかが不自由な子供は最悪の場合食べるために殺されたりしていたこともあるようだ。まるで北朝鮮のようなことが行われていたことも暗示されている。

絵は、異界での出来事ということもあって動きが若干分かりにくいのだが、お社様が可愛らしい形で表現されていて、毎回ついているおまけ漫画がさらに可愛らしい。

つい続きが気になって読み進めてしまうタイプの漫画である。

あおと宮司の楽丸

絵が気になったことがきっかけで、無料分から読みはじめました。
吉原が舞台です。
吉原で働いていたあお と、宮司の楽丸とがタッグを組み、知恵を絞って霊の怨恨を鎮めていきます。
まだ途中までしか読み進めていないので、先が気になります。

今までの

今まで読んできた、花魁ものや、あの世のお話とちょっと違う所がよい。ジーンとしたり。ほっこりしたりしながら読めます。

面白い

吉原遊廓の、話はたくさんあれど、他とはちょっと趣きが違います。
亡くなった死者の気持ちに寄り添ったり、切ないシーンが良かったです

好き！

花魁ものは元々好きなんですが、これはかなり捻った構成です。現世に悔いを残して亡くなった霊を、自分も何かの理由で(まだ明かされてない)童子の姿であの世に行った女郎が解きほぐしていくという、なんかワクワクする内容。絵も個性的で世界観にマッチしててイイ。面白いです！

ずっと読んでいたい

吉原遊廓を題材にしたお話は沢山あるし、元々その非日常的な舞台がとても興味深くて好きなジャンルなのですが、人の心に寄り添うという内容が本当に素敵で
大好きです。健気な気持ちを踏み躙る人間に負けないあおの優しさがとても強くて大好きです。

人間くさいねー。
死んでも、生きても、
同じだ。
あおが、成長してる。
女郎蜘蛛、せつない。
いい作品。

面白い

廓と妖かしなんて何とも素敵な掛け合わせ。絵の雰囲気も好きですね。あおさんが、どんな事情を抱えているか、二人が優しく悪霊に寄り添い救う様を楽しみながら読み進めたいと思います。

奥深い作品

人間の欲深さだったり、愛をもらえなかったり…色んな感情表現が出てきてどんどん読み進めてしまいます。主人公の人間性が良くて心温まります。

面白い

今までどういう風に生きてきたとか、その亡くなった事情、秘める思いを全て分かりやすく時には切なくなる事もあります。そして出てくるキャラクターが全部個性的で好きです。