みんなのレビューと感想「私の正しいお兄ちゃん」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:4.000 4.0

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    始まりは、いきなりと言うか話が読めない感じから始まります。それはそれでうまく出来てるかと。前後がなくある人の人生をいきなりそこから知っていくみたいな感じで。
    幼少期に両親の離婚で離ればなれになった「お兄ちゃん」といつかまた暮らせるように頑張る主人公の理世。話し相手のお兄ちゃんはお兄ちゃんと交換したぬいぐるみ。
    同じアパートに暮らす少年課の刑事さんは理世のことを心配してくれている存在。
    バイト先で知り合った「お兄ちゃん」に年齢もどことなく似ている不眠症の海利さん。海利の睡眠に協力していく理世。そして同郷と言うことや過去に人を殺した事を知る。
    1度は距離を置いたが、海利の人柄でまた睡眠に協力する。
    少年課の刑事さんが何人か写真を見せてくれた中に「お兄ちゃん」の特徴のある火傷があった遺体。ショックを受ける理世に寄り添う海利。
    海利が見せてくれた「アイツ」の遺品に、理世が「お兄ちゃん」のぬいぐるみと交換した手作りのマスコット。。
    どうやらお兄ちゃんを殺したのは海利のようで。なかなか続きが気になる作品だと思う。

    by 匿名希望
    • 27
  2. 評価:5.000 5.0

    最後まで目が離せない!

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    最後まで読みきりました。いろんな意味のドキドキに襲われっぱなしでした。

    苦しい気持ちになったり、ほっこり温かい気持ちになったり、その温かさが崩れそうになったり、続きが気になりすぎて、一気に読んでしまいたい作品です。

    感情の描写、表情の書き方がとても上手で、作品に入り込むことができました。

    何が正解なのか、何が幸せなのか。
    正義ってなんなんでしょう。

    出会えて良かったと思える作品です。できるだけ多くの人に最後まで読んでほしいです。

    家族とは、人を大切に想うとは、苦しみを背負うとはどういうことなのか、考えさせられました。
    ありがとうございました。

    • 21
  3. 評価:5.000 5.0

    「犯罪」=「悪」なのか

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    色々と考えさせられるお話でした。
    真実を追求することで露呈していく不都合な正義。
    法的にその行いは「正義」ではなく、ただの「犯罪」。
    でもこの「犯罪」=「悪」なのか?
    法的には「悪」でも被害者にとっては紛れもない「正義」の行い。
    「真実」「悪」「正義」が交差するなかで、被害者の妹・理世と加害者・海利の信頼と愛情が逆のベクトルで
    深まっていく。
    理世と海利が最後に行きつき貫く「間違った正しさ」を、私は認めたい。

    by &C
    • 13
  4. 評価:5.000 5.0

    全巻読みました

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    冒頭からすでに追いつめられいく展開。真面目で不器用な二人。少しずつお互いを受け止めて、受け入れていく幸せ。話の途中からジェットコースターのようにハラハラしながら。そして地獄に堕ちて行くような、絶望。最後まで正しいお兄ちゃんは?というモヤモヤが残る。家族って他人って…レビューにもあったけど、もっと評価が高くても良いと思う

    by 匿名希望
    • 15
  5. 評価:4.000 4.0

    エンディングが昔のフランス映画みたいです

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    たとえば…あのアランドロンの有名な「太陽にいっぱい」のような。「本当にいいのか?これで」と、不安で心が締め付けられる。どこかで破綻するのではないか? カレが別な人と入れ替わり新たな名前で生きることで、過去にその人に苦しめられた人に殺されたりはしない? …などと、果てしなく悪い方向に想像してしまう。彼らがずっと幸せに平和に暮らせることを心から祈ります…

    • 11
  6. 評価:5.000 5.0

    切ないです....

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    好きな人が、好きだったお兄ちゃんを殺した犯人だった! 衝撃も凄いけど、好きだったお兄ちゃんは とんで悪い人間だった事.....

    彼女なみに 衝撃受けました。

    こんな作品を書く作家さん 他の作品でも思ったのですが 小説と絵で描写する凄い人ですね。

    引き込まれました。 どういうエンディングを迎えるか楽しみです。

    • 12
  7. 評価:5.000 5.0

    展開が読めなくて面白い

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    最初読み始めの段階では海利くんがお兄ちゃんで、何かしらの理由で父を殺してしまったのかと思ったら全然違う展開でビックリしました!!!
    いい意味で期待を裏切られる!
    実際のお兄ちゃんと生きてるうちに会ってしまったら主人公の精神本当に崩壊しちゃいそうだからなんか複雑だけど良かったのかなぁと思ってはしまった

    これは一気に最後まで読みたくなる作品です

    by 匿名希望
    • 10
  8. 評価:5.000 5.0

    最後に愛が勝つために

    私は、この作者の「親愛なるA嬢へのミステリー」が大好きで、正直、本作はそれには及ばないかと思った。
    それにしても、素晴らしかった。

    幼い頃に別れた兄への強烈な思慕を抱きながら生きる主人公。
    いつしかバイト先の同僚と惹かれ合うが、彼は兄を殺した男で…というストーリー。

    まず、物語の展開力と吸引力が素晴らしく、そのリズム、テンポ、緩急、起伏、濃淡、もう完璧という他にない。
    一気に読む以外に選択肢がないくらい、圧倒的な筆力に魅せられる。

    そして、描かれる愛の形、が素晴らしい。

    「親愛なるA嬢へのミステリー」でも同じことを感じたが、この作者が綴る愛の形は、一筋縄ではいかない。
    よく漫画の中にあるような、クリーンで、キュートで、煌めくだけの愛は、この作品にはない。
    「愛に生きるのはそんなに甘くないぜ」と語るような作品だと思った。

    愛は、とても強くて美しくて、でも、怖いものだ。
    その強さと美しさゆえに、ときには排他的にも狂暴にもなれるからだ。

    ちょっと差別的な言い方をするけれど、人生は少女漫画ではないから、ある日突然キラキラで永遠の愛が空から降ってくるわけじゃない。
    「必ず最後に愛は勝つ」ほどイージーモードでもない。
    それは約束された結末ではなくて、最後に愛が勝つためには、何かを捨てたり損なったりしながら、ときには醜悪にも残酷にもなれなくちゃいけない。
    それをきちんと引き受ける作品の勇気と気高さに、私は泣いた。

    この漫画の二人は、嘘も、秘密も、欺瞞も、障害となる者たちを容赦なく切り捨てる冷酷さも、過去を、下手したら現在すらも改竄してしまう罪深さも、そういう全てを背負いながら、全てを受け止めながら、そして何より、そういう全てを必死で許し合いながら、互いのことだけは失うまいと、懸命に生きようとしていた。
    それがつまり、愛し合う、ということなんじゃないか。

    私はそう思うから、この漫画の二人を、永遠に祝福する。

    by roka
    • 8
  9. 評価:5.000 5.0

    重いです…

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    つい、気になって最新話28話まで読みました。
    しかも超絶重い場面で終わりだなんて…。
    ちょっとヒロインがかわいそう過ぎて立ち直れないです。
    ひたむきに一心不乱にたった一人で生き別れた兄との再会だけを生きがいに生きてるヒロインの唯一の心の拠り所となった海利でしたが、実は兄を殺した人だったなんて辛い事実も受け入れて二人で幸せになる決断をしていたのに…。
    海利を失ったヒロイン大丈夫なのかな。
    唯一の救いは立花刑事だけど…。
    そっちの幸せの方がヒロインのためには良いのかもだけど…。
    ヒロインのメンタルが心配です。

    by 匿名希望
    • 5
  10. 評価:5.000 5.0

    続きが気になる!!!!

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    最新話まで購入済みです。
    少女漫画っぽい絵柄は普段あまり読まないのですが、なんとなく気になりサンプルを読んでみたら何だか仄暗い雰囲気にハマり、一気読みしました。
    お兄ちゃんが何でそこまで変わってしまったかが気になる。親の影響とは少し描かれてたけどあそこまで変わってしまう位のまだ描かれてない闇があるのか。
    普通の少女漫画とは違う意味でドキドキして続きが気になります。
    決して幸せになれないような罪を犯したカイリはどういう結末を迎えるのか…。

    • 4
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