私の正しいお兄ちゃん
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あらすじ
大学生の理世はアルバイト先のスーパーで働く海利と出会う。眠れない海利に肩を貸すうち、幼いころ別れた兄の思い出を重ね、理世は好意を抱くように。しかし、海利のアパートで彼が人を殺したという日記を見てしまい衝撃を受ける。好きになった人の正体は一体? 次々と明らかになる真実と海利への愛が理世を追いつめる! モリエサトシが贈るジェットコースター・クライムサスペンス&ラブ!!
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みんなのレビュー
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始まりは、いきなりと言うか話が読めない感じから始まります。それはそれでうまく出来てるかと。前後がなくある人の人生をいきなりそこから知っていくみたいな感じで。
幼少期に両親の離婚で離ればなれになった「お兄ちゃん」といつかまた暮らせるように頑張る主人公の理世。話し相手のお兄ちゃんはお兄ちゃんと交換したぬいぐるみ。
同じアパートに暮らす少年課の刑事さんは理世のことを心配してくれている存在。
バイト先で知り合った「お兄ちゃん」に年齢もどことなく似ている不眠症の海利さん。海利の睡眠に協力していく理世。そして同郷と言うことや過去に人を殺した事を知る。
1度は距離を置いたが、海利の人柄でまた睡眠に協力する。
少年課の刑事さんが何人か写真を見せてくれた中に「お兄ちゃん」の特徴のある火傷があった遺体。ショックを受ける理世に寄り添う海利。
海利が見せてくれた「アイツ」の遺品に、理世が「お兄ちゃん」のぬいぐるみと交換した手作りのマスコット。。
どうやらお兄ちゃんを殺したのは海利のようで。なかなか続きが気になる作品だと思う。by 匿名希望- 27
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5.0
最後まで目が離せない!
最後まで読みきりました。いろんな意味のドキドキに襲われっぱなしでした。
苦しい気持ちになったり、ほっこり温かい気持ちになったり、その温かさが崩れそうになったり、続きが気になりすぎて、一気に読んでしまいたい作品です。
感情の描写、表情の書き方がとても上手で、作品に入り込むことができました。
何が正解なのか、何が幸せなのか。
正義ってなんなんでしょう。
出会えて良かったと思える作品です。できるだけ多くの人に最後まで読んでほしいです。
家族とは、人を大切に想うとは、苦しみを背負うとはどういうことなのか、考えさせられました。
ありがとうございました。by とぅぴぃ- 22
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5.0
「犯罪」=「悪」なのか
色々と考えさせられるお話でした。
真実を追求することで露呈していく不都合な正義。
法的にその行いは「正義」ではなく、ただの「犯罪」。
でもこの「犯罪」=「悪」なのか?
法的には「悪」でも被害者にとっては紛れもない「正義」の行い。
「真実」「悪」「正義」が交差するなかで、被害者の妹・理世と加害者・海利の信頼と愛情が逆のベクトルで
深まっていく。
理世と海利が最後に行きつき貫く「間違った正しさ」を、私は認めたい。by &C- 15
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5.0
全巻読みました
冒頭からすでに追いつめられいく展開。真面目で不器用な二人。少しずつお互いを受け止めて、受け入れていく幸せ。話の途中からジェットコースターのようにハラハラしながら。そして地獄に堕ちて行くような、絶望。最後まで正しいお兄ちゃんは?というモヤモヤが残る。家族って他人って…レビューにもあったけど、もっと評価が高くても良いと思う
by 匿名希望- 17
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4.0
エンディングが昔のフランス映画みたいです
たとえば…あのアランドロンの有名な「太陽にいっぱい」のような。「本当にいいのか?これで」と、不安で心が締め付けられる。どこかで破綻するのではないか? カレが別な人と入れ替わり新たな名前で生きることで、過去にその人に苦しめられた人に殺されたりはしない? …などと、果てしなく悪い方向に想像してしまう。彼らがずっと幸せに平和に暮らせることを心から祈ります…
by mayupon04- 12
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