みんなのレビューと感想「ペリリュー ─楽園のゲルニカ─」（ネタバレ非表示）

映画化のビラを見て読んでみましたが、やはり辛い。絵がほんわかなのでさらに辛い。原作をしっかり読もうと思いました。映画はハードル高いかも。

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ペリリュー島の悲劇。死が隣にある生活、奪わないと生きていけない、何でも食べないと生きていけない。読んでいて苦しいけど、この絵のタッチで描いて下さっているから最後まで読むことができる作品だと思う。

素晴らしい

絵がかわいらしいので、悲惨さがむき出しになることなく、しかも読者に伝えるべきことはしっかり伝わる。水木しげるさんもどことなくとぼけた雰囲気で戦争を見事に描いていましたが、甲乙付けがたい秀作です。

つらい

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主人公の役割も、兵隊たちの行く末も見ててとてもつらいです。もっと歴史を学ぶべきだと感じました。正直自分の戦争への意識が甘かったです。

凄まじい体験

徴兵された人々はなにも特別なわけではなく、ごく普通の一般人で、当時生きていたら自分の家族がこの方のような経験をしたかもしれないと思うと苦しくなります。
人物絵が二頭身で可愛らしく描かれているので心理的にも読みやすく、ペリリュー島の美しい自然には心が奪われます。

戦後80年

今年、戦後80年ということもあり、この作品もあちこちで取り上げられています。
コロンとした可愛らしい絵柄ですが、厳しい状況や人の死も描かれています。

ペリリュー初心者によい教材

戦争という重い題材を、読者にどう伝えるかと作者が考えて、登場人物は2頭身に、出来事は現実的に、となったそうです。
ペリリューでの生き残りの方たちからお話を聞いたりして作られた作品ですので、ペリリューでの出来事を知らなかった自分には、とても勉強になりました。
主人公がどんな劣悪な環境でも、色んなことに気付き漫画にしようと書き留めている様子が、どんな地獄でもぎりぎり人間の尊厳を保てているのを表しているようで、
読んでいる自分の精神も沈み込まずにすんだのがありがたかったです。

戦争を伝えるかわいい絵

戦争を伝える絵は、悲惨なものにどうしてもなってしまう。でもそれだと、結局見ないし広がらない。マイケルムーアの手法と同じ漫画ですね。

まだ一話目だけど

経験しなければわからないこと。
想像だけでは乏しい戦争のこと、漫画で読めるのはありがたいです。
今後、こんな辛く悲惨なことを繰り返さないためにもたくさんの人に読んで欲しいです。

絵が可愛らしい分だけ怖さ倍増

戦中の兵士体験を描いた作品のようです。絵柄が可愛らしく、おおよそ戦争とな結びつかなさそうですが、しっかり登場人物らが戦死していきます。絵柄が可愛らしいだけに怖さ倍増です。