サム子さんの投稿一覧

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作品レビュー
投稿 47件 / いいね獲得 33件
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投稿 81件 / いいね獲得 25件
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1 - 10件目/全38件

  1. 評価:4.000 4.0

    問題の切り取り方が良い

    少年院の入院者に軽度知的障碍を持つ者が多いという、問題の原因の一端を踏まえた物語の展開の仕方に納得するお話です。少年院を退院した後のサポート体制など支援の仕方を考えるうえで、この漫画を読む人が増えて一般の理解が深まればその一助になることもあるのではないかと思いました。
    ともあれ、障碍を抱えているだけでも大変なのに更に厳しい家庭環境に晒されて生きざるを得なかった少年の心情を考えると、「罪を憎んで人を憎まず」という言葉の意味がわからないでもないなぁと感じました。

    • 8
  2. 評価:5.000 5.0

    発達障害児の養育のことを学べる

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    小学生の子供がいるので、身につまされながら読みました。お母さんが苦労しながらも我が子の特性を理解し養育していく姿に頭が下がる思いです。
    世間は理解無理解半々でしょうが、このお話では理解してくれない相手が子供を預かる立場の学校の管理者であるため特に大変だったそうです。最近は学校でも発達障害の養育に対する取り組みも徐々に始まっているものの、管理職についている先生は昔ながらの考え方からなかなか抜けられない、旧態依然とした方が多いのかも知れないなと思いました。
    公共団体の支援サービスなど知らなかった内容も描かれていて勉強になりました。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

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    アイが◯くなるまではプロローグ、4〜5巻までは芸能界ウラ話と登場人物人間関係の中に諸々の伏線、その後徐々にそれらの回収が始まります。ホラーに近いトラウマや病み系が土台にある感じなので、闇苦手な人は注意です。でなければミステリ的に楽しめて面白いですよ。
    伏線を拾い始めるまでの流れはやや冗長かも。ただ、芸能界の実情とかに興味のある方には楽しめるかもしれません。
    作者の方も注意喚起されていますが、若年層の読み物としてはショッキングな面もあるので配慮が必要だと思います。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    医療漫画として面白い作品

    ネタバレ レビューを表示する

    現代の医療処置に必要な機器や薬品の無い江戸時代で、現代医学の知識を武器に患者の命を救わんと奮闘する医師を描いたドラマ。
    江戸時代の時代背景には捉え方がやや楽観的な甘さがある。例えば乳癌を患った花魁が治療のために大門を出るという話、楼主は廓の掟を考えれば簡単には女郎を出すことができないはず。
    背景の細かいことよりも医療にスポットを当てて描いているのだろうから、主人公の使命に集中して読めば面白い作品と言えると思います。

    • 2
  5. 評価:2.000 2.0

    所謂、子ども向け漫画

    まず時代考証がゼロ、大正時代の生活はあんなじゃないし背景を大正とする必要が全く分からない。荒唐無稽な設定は漫画たる所以ですが、キャラの性格設定や描き分けが浅くて心理描写もワンパターンだと感じました。
    簡単に沢山の人が命を奪われるストーリーはポリコレへの反動か今の流行りか?大量殺戮が堂々と行われても国の介入が無い無政府・無秩序状態の下で何故か純真な心を保てる炭治郎がなんとも奇妙に浮き上がって見えます。
    大人でこの漫画をおもしろいと言う人は、かなり単純な人か相当な世間知らずだと思います。

    • 4
  6. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    犯罪加害者の家族としての人生を送らざるを得ない主人公という視点が斬新でした。周りの目から隠れるようにして暮らす家族、ささやかな幸せを見いだした途端に摘み取られてしまう主人公など、暗く重い雰囲気も丁寧に描かれていました。タイムスリップして犯行を未然に阻止しようとする中で、若き日の父母に出会います。対照的に明るくエネルギッシュな両親、温かな家族の描写にホッとします。さて主人公は犯行を未然に防げるのか、真犯人は…?引き込まれるストーリー展開です。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    児童福祉の問題に関心を持ちました

    ネタバレ レビューを表示する

    発達障害の子どもの生きづらさを紹介している。子どもが1日の大半を過ごす場所が学校であるが、身体障害や精神疾患などの明白な障害の陰に隠れるかたちで見過ごされてきた発達障害。それを個性と見て受け止めることのできる教師もいれば、理解できずに厳しい態度をとる或いは子どもの特性を悪用して自己の欲望を満たす道具として扱う教師までいることは衝撃である。児童福祉の問題提起にもなる力作だと思う。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    病気を通して心を理解

    様々な精神疾患、その中には治るものもあればコントロールしながら一緒に生きて行かざるを得ない病もあります。この漫画では、一つ一つの疾患について症状の現れ方、それによって生活に支障をきたし混乱する様子、治療の過程で患者が取る行動が分かりやすく分析・説明されています。

    物語を読む事で病気に関する知識を得る事が出来るので、そういった疾患に心当たりのある人だけでなく症状に当てはまる人が周りにいる場合の対処方法もある程度理解出来るようになるのではないかと思いました。もちろん、きちんとした相談・治療を受けるためには診察を受ける事が必要でしょうが。

    人間誰しも心の疲れを感じる時があります。その程度が激しくなると日常生活ひいては周囲の人にも悪影響を及ぼしてしまう。誰にでも起き得る事であるがゆえに、この漫画を通して人間の心そのものに対する理解が深まるような印象を持ちました。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    不動産業界でのドラマを描く意欲作。生涯で一番の大きな買い物、それを納得のいくものにするためには土地や建物に関するある程度の知識が必要なんだなと気づかされる作品です。
    営業さんは口八丁手八丁のタイプもいれば買い手や借り手ファーストの人、銭ゲバタイプなど色々で、それぞれの人が背負う背景も丁寧に説明されています。それが利益優先のシビアな世界に対する救いであり、作者からのメッセージにもなっているように感じます。
    不動産取引のルールや契約についての解説も付いていて、読むと作品に深みが出てさらに楽しい。
    おすすめの漫画です。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

     大河ドラマの影響で鎌倉末期に興味があったので読んでみました。
     地方の内乱の話にしても、戦場の地形やそれぞれの勢力の陣容など史実に即してリアルな上に分かりやすく描かれており読み応えがあります。
     ギャグ漫画の要素も豊富なので、思わず声に出して笑ってしまうことも多いです。ホラー要素がこの先どんなふうに織り込まれてくるのかも気になるところ。
     最初のところで「北条氏が幕府を継ぐ」とか「北条の血筋が鎌倉殿」など将軍の存在を無いことにしている点は、時行の物語に焦点を絞って話を展開するための少年漫画らしい省略技法なのかなと納得しています。(複雑な権力構造をそのまま描くと時行の立場がぼやけるので…)
     全体的にとても面白いので、この先も楽しみにして読みたいと思います!

    • 0
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全38件

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