みんなのレビューと感想「ペリリュー ─楽園のゲルニカ─」(ネタバレ非表示)

  • お役立ち順
  • 全ての内容
  • 全ての評価
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる
  1. 評価:5.000 5.0

    ギャップ

    ネタバレ レビューを表示する

    戦争経験者が少なくなりどんどん戦争が風化していく中、このような戦争を伝えるまんがは必要だなと思います。
    絵は可愛らしくのほほんとしてますが、内容は戦争の悲惨さがしっかり描かれています。
    ただ本当はもっとハードだったんだと思うと心が痛みます。
    個人的には米兵が亡くなる時に「ママ」といったことへの仲間の動揺がリアルだなと思いました。
    みんな人の子、誰しも母が恋しかったんだな。。

    先の戦争が風化されず、読んだ方に慰霊の気持ちが湧きますように。

    • 8
  2. 評価:5.000 5.0

    コミック買い直しました

    ペリリューというタイトルが、島の名前であることすら知りませんでした。
    フィクションという形ではありますが史実に基づいており、キャラクターはかわいらしい絵柄ながらも主人公を通して見るペリリューの美しい景色に心境を重ねた描き方は心を鷲掴みにされる様です。物語はあまりに苦しくて感想らしい感想が書けません。
    こちらでは数話読んで、紙の本で欲しくなりコミックを購入しました。

    by 匿名希望
    • 6
  3. 評価:5.000 5.0

    貴重な作品。後世に伝えるべきお話。

    ネタバレ レビューを表示する

    以前、生き残った元兵隊の方がペリリュー戦は「瓶の中に二匹のサソリを入れて蓋をして、互いに闘わせた」と例えられていたのをテレビで見たのを記憶しています。それだけ日米両軍共、凄惨極まる戦争だったのだなと思いました。

    おそらく、圧倒的な戦力で攻めて来たアメリカ軍も南方の小さな島を落とすのに、こんなに時間と犠牲が掛かるとは当初は思ってなかったのではと思います。それは逆に、そこにおられた日本兵の方々が、選択肢の限られた厳しい条件の中でも、日本を守る為に必死になって戦った証なのではと思いました。

    いつも戦争関連のテレビ番組を見て思う事があります。それは「玉砕」という、たった二文字の漢字だけれども、実際には、その背後には、沢山の方々の尊い命が散華したのだと思います。

    以前、長野県にある戦没画学生の絵を収めた「無言館」という所に行った事がありました。そこには、戦争で亡くなった画学生が描いた絵が沢山展示されておりました。展示用のガラスケースの中には、海外の戦地から実際に送られて来た葉書が展示されていて、やはり絵心のある方の習性というのでしょうか、日本にいる家族を気遣う文の横に、戦地で見た珍しい風景を描かれていたのが印象に残りました。

    今回読んでいる漫画「ペリリュー」にも、主人公の男性が戦地で絵を描いていて、その場面が無言館で見た、あの葉書の事を思い出すきっかけになりました。

    戦争は、敵味方関係なく沢山の命を短時間で消耗してしまう恐ろしい現象だと思います。未来に生きるはずだった、素晴らしい才能や可能性を消してしまう。だから、この国では、もう戦争が起こって欲しくないといつも思っています。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    最近戦争時代を描いた漫画ばかり読んでます
    戦況や主役の戦争時の生き様を描いた漫画は多くあるけど
    【特に勇敢ではない普通の青年】
    が、毎日毎日死の恐怖に怯えながら必死に生きる様を見ると
    正直あり得なすぎて目眩がします

    こんな思いをしながら毎日を生きた若い少年や青年が実際に多数いて
    未だに遺骨すら発見されていない人もいるなんて、言葉もない…

    人は必ず、何かしらの特技や才能
    或いは長所を持ってこの世に生まれてくると思っていますが
    戦時中に、その多くの才能や長所を持った
    未来あるべき人達が
    どれほど散っていったのかと思うとやるせない

    戦争体験を見聞きした、今を生きる人達が
    繰り返さないように生きなければならないと思わせる作品です

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    2022年だからこそ

    多くの人に読んでほしい作品です。戦争で最も被害に遭うのは一般人。畑で作物を作る、理髪店で働く、商社に勤める、クリエイターとして日々努力する、こういった戦争と無縁な人々が徴兵され、敵国の兵士というだけで無縁な相手を殺さねばならない。躊躇えば自分がやられる。国はどんどん貧しくなる。さっきまで過ごしていた家がなくなる。得をするのは一部の政治家とそのお溢れで私腹を肥やす一部の富裕層だけ。戦争は極めて愚かな行為だと実感しました。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    黒塗りや後ろ向きや引きの描写などで残酷なシーンは緩和されてるかと思います。
    初めて知ることばかりでした。
    学習マンガのような堅苦しさはないけど、戦争の真実を伝えていく為にも図書館や学校の図書室にこの作品を置いて欲しいです。
    閲覧制限とかやめてね。

    吉敷さんは大きなカラフルな鳥に連れ去られたのかなと思ってたけど、大きな水辺の生物に連れ去られたみたいです。
    小杉さんの最後はなんとも言えない。
    たくましく生き抜いてくれるかと思ってたのに。

    田丸さんの画力が兵隊さんたちを楽しませてたのがほほえましかったです、ほんの一瞬ですけど。


    遺骨の収集や慰霊などで今でも現地の方が歓迎し、協力をしてくださることに深く感謝します。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    現実は悲惨でしかないが・・・

    世に名高きペリリュー島の戦いをモチーフにした本作は、限りなく史実を忠実に摸写しているフィクションであるが、著名な指揮官のみならず、名もなき兵士達の戦争に従事する理由・想いが良く描写されており、私の心を強く打ちました。
    今を生きる私には、先の大戦で散華された方々のようになれるだけの勇気も想いもないように思われ、自分自身が非常に情けないと感じています。

    by 匿名希望
    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    まず、あの時代、自分の命を犠牲にしてまで自分の大切な人や国のために戦ってくれた方々へは本当に感謝しかありません。今の日本があるのは先人達のおかげだと痛感しています。この漫画はまだあまり読み進めていませんが、絵のタッチは可愛いのでグロい感じはあまりありませんが 現実に起こったこと。そして現実はこんなもんじゃなかったはず... 戦争を経験した方々が亡くなられて行く今、こう言う漫画も大冊だと思います

    by 匿名希望
    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    とりあえず12話まで。
    なんの前知識なく読み始め、まさか戦争の話だったとは…!とドキドキしながらも、最初の方は絵柄と同じくのんびり雰囲気で抵抗なく馴染んでいきました。
    戦闘が始まってからは一転、苛烈な戦闘シーンの洗練を受け、ドキドキと苦しさでいっぱいに…なれど、次へと読む手が止まりませんでした。
    南方での戦闘は激しかったと聞いた記憶があります。この先さらに苛烈な戦闘シーンが描かれてるのだろうと思うと苦しくなります。ただ、12話最後に作者様のあとがきがあり、読者への配慮、伝えたい思いをなんとなく感じ、この先を読み進む勇気をもらったように思います。ゆっくり進めていきたいと思います。

    by yamanen
    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    戦争の悲惨さが分かる作品

    ネタバレ レビューを表示する

    私は、戦後の生まれなので戦争の事は分かりません。でも、戦時中や実戦中の事は亡くなった祖父母に聞いて、ある程度は知ってました。特に、祖父は衛生兵だったので、負傷した兵士の手当てや衛生用品の管理などをしていたそうです。衛生兵は銃を持って戦う事がないので、生きて帰って来る事が出来ました。でも、祖父はシベリアで抑留されていて、戦後、すぐには帰って来られなかったそうです。シベリア抑留中は辛く厳しくて、過酷な労働、食事も粗末なものしか食べられなくて、祖父は、当時の事を思い出すたびに涙ぐんで(泣いて)いました。戦争は、生きて帰って来られても、その人の心を苦しめました。この作品では、実戦中の状況、兵士の心の中の葛藤などが描かれています。悲惨なシーンもありますが、可愛い絵で、ある程度、緩和されています。可愛い絵でなかったら、ショックは大きいでしょうね。戦争は二度と繰り返してはいけません。やっぱり、平和が一番だと思いました。

    • 1
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全81件

無料の作品

今すぐ読める!無料漫画コーナー