【ネタバレあり】大奥のレビューと感想（17ページ目）

これぞ大河！

大河が如く、長い長い徳川家の物語が史実に基づいて描かれており、その中に、日本史に出てくるような人が実は男名だけど女だった、というような要素が入っている感じです。謎の病、赤面疱瘡の治療法が確立されるまでを描いた部分は、江戸時代の医療物語で仁のような感じでとても引き込まれました。女が多いと社会がどう変わるのか、また、男が元の数に戻る過程でどうなるのか、様々な環境の変化の中で人々は戸惑いながらも、適応して乗り越えて行く様は、まるで昨今のコロナ禍を彷彿とさせます。
続きが気になって夜眠れない日々が続いたほどハマりました。

壮大なストーリー

徳川家光の代から末代まで、壮大なストーリー。赤面疱瘡に襲われる日本、列強が現れ今までの価値観をひっくり返さなければならない時代。最後の舵取りまで描かれ圧巻

学校にも置いてほしい本

歴史の授業では事実のみをさあっと通るので面白みがなかった時代の

話ですが、また大奥のイメージが女ばかりの所で、よくある女の嫌な部分のみを

想像していたので、こういう所で政の根回しもあったのかなとか、将軍の周りの細かな

人間関係だとかあったのかだとか、なる程と思いました。

寛政の改革の松平定信が吉宗の孫だったり、次期将軍争いでいつも紀州藩が腹黒的な

立場で扱われてたりするのも何となく理解できました。それにしても怖いですね。

邪魔なものは排除するなど今の時代と違って証明する方法もないから

まかり通ってしまう…。単に教科書で学ぶだけではない人間くさい歴史を知れる気が

します。

最高に面白いですが、登場人物が多いのでだんだん昔の登場人物を忘れてしまいます。何人も上様が出てきて、各々性格や外見が違ってそれぞれストーリーがあるので楽しいです。

はまりました！！

どの将軍のストーリーも素晴らしく引き込まれ、何度も読んでいます。
学生時代に出会っていたらもっと歴史が好きになってたかも！笑

最初の話は好き

最初のはなしはいい話しで、スッキリ読めて面白かった。春日局がでてきてからは気持ち悪くて、猫が殺されてしまった所からはもう限界で読むのやめました。

切ない…

大奥というと殿にたくさんの側室がいるのが当たり前だけどこれら逆バージョン。どちらも結局は不幸な気がして切なくなりました。

天下を女性が取る

というのはこういうことかと。今まで想像すらしらことなかったが、トップに立つのは苦しいことだ。最もプライベートな性まで公にされ、男性の将軍にも少し同情の念を感じる。面白い。

コレも

表紙とタイトルにインパクト感じて惹かれて気になって無料試し読みしてみたがおもしろそうでハマりそうな感じがしたな

歴史文学です

男女が逆転したことで、史実がしっくりきてしまうほど、素晴らしい歴史文学と言ってもいいと思う。