【ネタバレあり】オリンピア・キュクロスのレビューと感想
- タップ
- スクロール
みんなの評価
レビューを書く※注意:ネタバレを表示しています
ネタバレを非表示にするLoading
-
オリンピックは平和の祭典
テレ東でやってた粘土アニメ「別冊」を先に見ました。パンデミックのせいで日本のオリンピック需要が全部ポシャってしまったのがまた、あのアニメのトホホなテイストに合ってて良かった。ほとんど狂気を感じさせる熱唱の「ウィリアム・テル序曲」のオープニングから、吟遊詩人ホニェーロスの古代ギリシャトリビアつきのエンディングまで、5分間とは思えない、最高に濃くてバカな内容。(謎のお菓子トリヨンの歌は私のヘビロテ)片桐さんの演じるドケチでせこい村長のイメージがあったので、原作を読んだ時に「あれ?原作、村長まともな人だ」と驚きを隠せませんでした。
アニメの話ばかりしてしまいましたが、この作品も本当に凄い漫画です。「テルマエ」はローマという大文化都市、タイムトリップ先は現代、西暦2000年代の日本。ローマ帝国至上主義の真面目で仕事熱心な堅物男の技師ルシウスが主人公。風呂がテーマなのでタイムトリップは水、またはお湯の中でした。今回の舞台は古代ギリシャ。タイムトリップ先は東京オリンピックで盛り上がっている1960年代の、おそらく東京の住宅街。ギリシャ文化を研究する大学教授かなんかの家にお邪魔します。気が弱くて内気で争い事が嫌いなオタクの職人デメトリオスが、雷や花火といった眩しい光(ゼウスの武器は電撃)がキーとなってタイムトリップします。テルマエファンにとってもたまらないです、こーゆーの。テーマがスポーツだからなのか、オープニングからギリシャの太陽と大自然の中でのびのびと躍動する身体、そしてデメトリオスの笑顔がとても開放的でこの作品を象徴しています。東京オリンピックで沸いていた当時の東京の人々の、明るく楽観的な様子も和やかで、デメトリオスの心を癒します。老学者先生の解説もいいですね。特に盆踊りの回。そういう意味があったのか、とこの漫画でしみじみ理解しました。今生きている人の楽しい様子を見せることが、死者への何よりの捧げ物であると。東京2020の閉会式も盆踊りやってましたけど、悪いけれどアレ見てもなんか何ひとつ刺さりませんでした。どんなに大掛かりなことをやっても、伝える力が上っ面では決して伝わりません。この作品では、気弱なオタク青年の心情を通して、楽しそうにスポーツに興じる人々の笑顔を通して、世界平和を一途に願う強い思いがきちんと伝わります。あと、デメトリオスの萌え絵の壺、欲しい!by 赤い雲- 0
-
5.0
オリンピックについて、色々と、深く考えさせられるマンガだなあと思いました。壺の絵がいい味出してると感じる。
by 存在と時間- 0
-
5.0
テルマエロマエのヤマザキさん
安定の面白さ。
アテネのオリンピアは戦争の代わりという目的が明確すぎて、笑えないですね!
日本の運動会っていいなって思います。
異文化を知ると、自国のいいところが見えてきますね。- 0
-
5.0
ヤマザキ先生、古代ギリシャ、タイムスリップ。
この3点が揃って面白くないワケがない!!
しかも、前の東京オリンピックの時代。
日本が1番活気付いていて、でも人々は温かくて大らかな時代。楽しさと懐かしさがいい感じです。by アー助- 0
-
4.0
テルマエロマエの
古代ギリシャのオリンピック版?タイムスリップするところが壺の中で押入れにワープ。テルマエ同様、主要キャストオールジャパニーズで固めたら面白い映画になりそう。顔濃い系で。
by 匿名希望- 0
-
3.0
作者に惹かれて読みました。
前作からファンになり、無料お試し分だけ読みました。古代人が現代へタイムスリップする部分は前回と共通です。
今回の主人公は壺に入るとタイムスリップしている(笑)。
読んでみて、日本は平和な国だな。と、改めて思いました。by 匿名希望- 0
-
4.0
ヤマザキ節だね
テルマエが鮮烈過ぎてその次回作はどうなの?とおもいましたが、あえて話しの展開はそのままに、またしてもコアなテーマを深掘りするストーリーは相変わらずのヤマザキ節でした!
by 匿名希望- 0
-
4.0
ヤマザキマリさんの作品は好きです!テルマエロマエと設定は同じで時代と国を行ったり来たりしながら、どのようにオリンピックが出来たのかを知ることができました。
by 匿名希望- 0
-
3.0
主人公の単純素直さがいいのかも
ローマ帝国に温泉を広めたとある漫画に似ている。タイムスリップものは好きだし、オリンピックを通し、血を流さずとも爽やかにスポーツで正々堂々と戦う清さが生まれた感じはいい。
by 匿名希望- 0
-
5.0
おもしろーい!
テルマエ・ロマエの作者さんなんですね!
またしても古代からのタイムスリップものですが、舞台は1964年。東京オリンピックにぶつけて来ようとは!
まさかの円谷選手との並走には笑いました。
2020年は残念ながらオリンピックが延期になってしまいましたが、来年開催されたらまた読み返したいですね。by 匿名希望- 0
5.0