4.0
絵が可愛い
見やすい。そして家族みんな違う顔てか、目が違う。なんだあの弟の目は、どーしたんや?お母さんは目ん玉が見えない。お父さんとお姉ちゃんは普通のめと顔。猫はやたら、人相ならぬ猫相が悪い。シロの話かと思いきや、猫と家族、いや、家族の話だった。ちょいちょいちょいちょいと、白がいい味で出てくる。お父さんは昔の亭主関白で、、いやいや、少し前のお父さんはみなこんなだったんだろうな。今見ると滑稽だけど、家族のことは想ってるんだな。口悪い態度悪いけど。
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見やすい。そして家族みんな違う顔てか、目が違う。なんだあの弟の目は、どーしたんや?お母さんは目ん玉が見えない。お父さんとお姉ちゃんは普通のめと顔。猫はやたら、人相ならぬ猫相が悪い。シロの話かと思いきや、猫と家族、いや、家族の話だった。ちょいちょいちょいちょいと、白がいい味で出てくる。お父さんは昔の亭主関白で、、いやいや、少し前のお父さんはみなこんなだったんだろうな。今見ると滑稽だけど、家族のことは想ってるんだな。口悪い態度悪いけど。
ものすごいリアルな作品ですね、すごい現実的。お姉ちゃんが父親に対して、「相手の気持ちを考えずに、自分の尺度で叱る」ってこれ私も父親に言いたかったなあ。まあ私も決して人の事は言えませんが。相手の気持ちを考えて怒る人がどれだけいるんだろう、ほぼほぼいないだろう。
私、猫好きなんですけど、シロちゃんは可愛いか?(笑)でも、航が出ていく時、ワーギャーいいながらも追いかける姿は切なくていとおしいです。
どっから来たか解らない。
可愛い顔一つしない。
これぞ猫。
新築に猫。
あー嵐の予感。
お父さんの帰る前の満足感に浸る姿が、いじらしい。
感想はあると思いますが、私は最後まで読んで胸が熱くなる思いでした。
チグハグした中で、バラバラになって、違う形でまた固まって、家族に戻る。
シロがその中でとても良い味を出してます。
老衰していくシロを見ると、猫を買っている私はとても切なくなりました。
ここぞという時にシロはこの家族に関わります。シロがいて家族が居る、リアルな一つの家族のお話だと思います。
シロが新築マイホームに一緒に住み始めて17年間のお話。ホッコリしたり、受験でゴタゴタしたりお父さんが浮気してたり・・・なんかリアルに感じた。
大学受験にことごとく失敗した弟くんはグレるか?と思ったけどフツーにいい子だったから安心した。ダメだったのは父親だね~長い間浮気しちゃって。
まー最後は皆と一緒にシロも引っ越しできて良かった!
西先生の作品は、NHKの銀河テレビ小説とか、夜中の10時くらいにひっそりとやってそうな、人生の酸いも甘いも詰め込まれた小説のようであり、各登場人物が作り込まれた世界観は、創作として楽しめる人向けの重厚感があるが、創作話でも悪い奴は許せないとかとっちめられないと気が済まないという子供舌の自分には無理だった…。
自分の親父と同じタイプの父親であるあるとイライラで読んでました。親として言っちゃいけない事を平気で言える。長男君も子供の頃から一体、将来どうなっちゃうんだろうと心配になるタイプの男の子でしたが、彼なりに成長していく姿が、子育てって長い目で見なけりゃダメなんだなと思って読ませていただきました。
今、子育て中の人にもそうでない人にも、読んでほしいお話です❗
時の流れと共に家族の形の変わっていく様を、見事な筆致で描いています。
自分が子供だった頃を思い出し、今の我が家も、だんだんと形を変えていくのだという当たり前のことだけれど、つい普段の生活の中では見落としがちなことを思い出させてくれます。
最後の数ページで涙腺決壊しました。
夫も子どもたちも猫もみんな見捨てない、母の愛ってすごいなと…
(意地もあるのでしょうけど、決して夫を捨てないものね)
うちも最近飼いだした猫がいます。
誰が先に逝くかなんてわかりませんが、家族なんだから最期まで寄り添って生きようと強く思いました。
西先生って独り身の主人公の作品もいいけど、たまにこういう家族モノ読むとなんかいいな、と思わされる。よく喋る人もいたり言葉が出ない人がいたり、今回は猫もいて。長男の航から始まるストーリーで、航が自分が拾ってきたって言えなくてただただ焦る姿が可愛いです。