みんなのレビューと感想「王妃マルゴ -La Reine Margot-」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

ものすごっく面白い

なんかリアルな人物描写で、本当に引き込まれて一気読みしてしまいました。二転三転していく上に、残酷な現実もあってハラハラし通しでした。読みごたえありです。

後半が

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途中まで歴史ロマンとして楽しく読んでいました。
ですが、ラストは歴史年表になってしまって読者としては置いてけぼり感が凄かったです。

恋愛脳の奔放な王妃だと思っていたので、職業王妃といった印象で描かれていて意外でした。
史実に沿った服装だとは思いますが、当時の男性貴族の衣装が見慣れなくて、当時の最先端なんでしょうがカッコ悪い。
魅力が半減してしまい残念でした。

さすがのスケール

萩尾望都さんが好きなのですが、この作品は読んだことがなかったので読もうと思いました。さすがのスケール感というか、みっちりした内容なので、私のレベルではサクサク読み進められる感じではないです。じっくり読み進めようと思います。

実際のマルゴに興味があるので読みましたがイマイチでした。イザベル・アジャーニ主演の映画、王妃マルゴのほうが面白いです。

途中までしか読んでいませんが、史実とは違っても、脚色されておもしろくなったほうが読みやすいし惹きこまれます。

女性である事

女性であるばかりに、時代に翻弄される主人公がかわいそうになる部分もありますが、頼もしく思える部分もあり、読み物として大きな手ごたえがあります。

マルゴ　運命に翻弄された少女

才気にも美貌にも恵まれながら、悲しい運命をたどる少女。　女性の地位が低かった時代の犠牲者。　最愛の人とは結婚できなかったが、美しい思い出は残ったのが救い。

絵が好き

いっとき絵が荒れたような感じがしたのですが、この作品で元に戻った気がします。
表紙、きれいですよね。さすが望都様！歴史ものは苦手なんですが、引きずられるように読んでしまいました。

さすがの読み応え！

王とはいえ、人間的には未熟でやりたい放題。今では考えられないほどブラックです。これが史実に基づいた内容だなんて、昔の人はめちゃくちゃですね。少し難しい部分もありましたが、作品に引き込まれました。素晴らしい作品だと思います。