4.0
ミステリと言う勿れ
今までの人生でモヤモヤしていた正義、事実と真実、男尊女卑についてなどが整くんのセリフで一つの指針が見えた気がします。私もゴミの日はゴミをひとつの袋に入れるところから協力するようになりました。
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今までの人生でモヤモヤしていた正義、事実と真実、男尊女卑についてなどが整くんのセリフで一つの指針が見えた気がします。私もゴミの日はゴミをひとつの袋に入れるところから協力するようになりました。
周囲の勧めもあり、読んでみました。
結論としては、途中でやめました。
つまりは、そういうことです。
この作品、「小説」であればまだ楽しく読めたと思います。
では、「漫画」だとなぜダメだったかと言えば、ギャグの小ネタシーン、特に「舌出し」の場面ですかね。
ああいう仕草する人がダメなんです。
あとは、主人公が万能すぎる。
というより、「私が考えた主人公、何でも知ってるし、何でも分かるの!スゴいでしょ?」感が、ちょっと。
主人公が、良いところを全て掻っ攫うって、物語の構造として、どうなんでしょうか?
作者としてはアピールしたいかもしれないその万能感が、個人的にはとても鼻につきました。
また、そのような構造や主人公であるがゆえ、話に深みがあるように思えず、感情移入もできませんでした。
更に言うなら。
「知識豊かで、鋭い推察力と観察眼の持ち主で、警察の上手を行く」というホームズのような素人さんを主人公に、推理小説まがいの漫画を描いた上、このタイトル。
そこらの部分も、個人的にはツラくキツいものがあります。
前提としてコミックも全巻買いました。
それぐらい面白いです。
ただ、難点を上げるとすると
主人公である整(ととのう)君のベースキャラの設定が抜群なのに、そこに作者の欧米上げ日本下げを時折ぶち込んだり、ソースがいまいち根拠のぬるいものを喋らせたりしており整君の折角の世界観を壊してしまっているのが残念。透明感、抽象的な発言が整君の魅力として構成されているのだと思うのですが、そうであるとしたらやはりこの突発的に主観的な押し付けが入ってくるのはマイナスだと思う。そこを我慢できたらマジで★20個ぐらいだと思う。まぁそんなもん作者の自由だわな。
ただその部分、抑えることのできたはずの灰汁が抑える気がなかったんだろうけど含まれているせいで全体的に残念な感じになった。といえば★ひとつ。それも作者の自由だしその上でコミック購入をしよう(★5つ)と思ったのも事実なので間をとってどっちつかずの★3つ。
ピカソにだって批判しようと思えばできる。アインシュタインにすらも文句はつけられる。
でもゲルニカは傑作だと思う人は多いし、相対性理論は世紀の大発見と人類史にとっては言える。
そんな論拠から主人公の蘊蓄を知っていたとしても、違う考えを持っていたとしても、個人的にはこの作品を批判する理由にならないと思っています。
ゲルニカで起きた惨状を知っている人は多いけど、だからといってピカソのゲルニカを批判する理由にしないですからね。
漫画に限らず芸術作品には作者の主張をいかにこめるかってところですから、この漫画にも当然こめられていて後は賛同できるか否かの問題です。
玄人はステルス的に忍ばせるものですがコチラはダダ漏れしておりますので、そこら辺気になる方もいるかとは思います。
様々な文献、雑学、書物に触れてきたウン十年の私個人としてはミステリーとしても充分に楽しめましたし、若干欧米賛辞が強く感じるきらいはあれど、読む側こそがバイアスを除けばフラットな一意見として受け取れるので厭味さを感じることもなかったです。賛同できるものも多かったですし。
年中恋愛ごとにしか興味ないのかとすら思える昨今の少女漫画界において、昭和によく散見された骨太なタイプの少女漫画が久しぶりに読めて嬉しく思います。
田村先生の博識なセリフまわしが伺える、とても勉強にもなる漫画です。
整くんがどんどん可愛ゆく思えてきます。
子供の頃の整くんがたまらないです。
その辺に落ちてたら拾って帰るレベル(個人の感想)ぐらいの推しです笑
小難しいサスペンスではなく、人間の繊細な感情を上手く表現してるのが読み取れる漫画で、どんどん続きが気になり買い進めてしまいます。
田村先生の描く画風がよりマッチした最近の1番のお勧め漫画です。
イケメンもブサメンも可愛いも綺麗も描き分けれてますし、景色の描写の空気感も私は好きです。
今度ドラマ化して、整くんを菅田将暉さんが演じられるそうで。私的には坂口健太郎さんにふわふわパーマあてて演って欲しかった…
あと、犬堂愛珠は白石麻衣さんではないと思う。美人のタイプが違うのになぁ…
他のキャストはハマってる感もある人もいれば面白いと思える組み合わせなんですけどね。
でも、観ますよ笑
だからドラマ観てからでもいいですし、ドラマ観てる前に購入されてもいいと思うし、とにかく買って損のない漫画です。
「ミステリと言う勿れ」と、分類すれば明らかにミステリだと思うのに、ミステリであることを拒むタイトル。謎めいたそのタイトルが、そのまま主人公久能整自身を暗喩しているようだ。久能整はこの物語の中では探偵役。◯ナンくんのように行く先々で偶然か仕組まれてか事件に巻き込まれる。しかし事件の謎を明晰に解き明かす彼自身に、読者に知らされない謎があることが示される。飄々とした、平凡な(ただ少し孤独な)大学生と見せかけて、この物語のブラックホールのような主人公、こんなミステリはちょっとない。会話劇であり、コミックというより小説を読むような充実感のある作品。最後まで読みたい。
評価が高いので無料分を少し読んでみましたが、とにかくまず絵が嫌い…主人公の頭といい、無表情な顔といい、見て愛でる絵ではなくて読み勧めませんでした。
これってミステリなの?
てかミステリーじゃなくてミステリって何w
私の想像するミステリーとは全然違います。
課金してまでは絶対に読みたくない。
主人公のキャラクターがやっぱり受け付けない。
雰囲気も見た目も、変わった人を狙い過ぎてる感じがちょっと恥ずかしい。
そして語り始めると、作者の主張をこの主人公に喋らせてるんだなァという感じがすごくする。
反論する人が出ず、納得する人ばかりなのも気持ち悪い。
フェミの方とかにうけてるんでしょうか、私には良さが分かりませんでした。
田村由美先生が好きで読み始めましたが、直近の作品の中では地味な設定だなと思っていたら、かなり深いストーリーでした。主人公のセリフが面白いのと、ミステリー要素はさすがだなとおもいました!
合間に挟まれる主人公の主張が作者のエゴが強すぎて物語が頭に入ってこない
「人によって真実はたくさんある」とか言いつつ別の場面では主語が「おじさん」でまとめて全て一緒くたにするなど矛盾したりして読んでて台詞の内容から作者の底の浅さが見える