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病気の表現と対応
40代の人が読んだら面白いと思えるかな。40代になると人生の方向が随分違ってしまうけど、この作品は友達同士が状況が違いすぎて「隣の芝生」でないところが、嫉妬や妬みなどなく楽しく読めます。
ただ、他の方も「なめんな」と書いていますが、病気に対する勉強が足りないというか…全く同じ病気の家族を抱えた方が読んだら頭にくると思います。
お姑さんの認知症の表現が「本音が出るようになった」ように描かれていますが、本当の認知症はちょっと違うと思います。本音だったらそれは認知症ではなくただ加齢のため。しかも、それに対してお嫁さんが本気で怒ったり悔しがったりしていますが、認知症は病気なんですから言っていることを本気で受けとるべきではないし、そういう間違った認識を持った人がいるから介護している家族が親を殺したりすることが起きるんですよね。この漫画を読んで「 認知症ってこうなんだ」って思う人がいたら良くないなぁと思いました。
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