3.0
押しの一手!
4つ年上の大人な彼、桜庭創にほぼ一目惚れ状態の女子高生寧々。創を知るために、早速行動を起こします。卒アルを調べたり、会える保証もないのに大学に押しかけたりと、その行動力たるや、一つ間違えば軽くストーカー!でも、恋する女の子は諦めない!羨ましいくらい創さんまっしぐらです…と、ここまで書きましたが、正直主人公寧々にはあまり共感できない。恋愛初心者がいきなりレーシングカーに乗ったごとく猪突猛進、少女漫画で両想いになったから許されているけど、創さんからしたら、プライベートにズカズカ踏み込まれてきて、かなり迷惑な話だったのでは?
創さん自身のキャラは全く問題ないけれど、20才の割には老成していません? 大学生でハタチでここまで「大人」は、かえって違和感。あと、作者さんの中ではイケメンなのでしょうが、下瞼というか下の睫毛というか、とにかく眼の下部分がやたら目立って、クマができているように見えるのが玉に瑕かな?
それでも、お話そのものは面白いです。「押しの一手」という言葉がありますが、まさに寧々のためにある言葉! あ、もちのろんでハッピーエンドです。
- 1