【ネタバレあり】美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～のレビューと感想（34ページ目）

あれ？

前から表紙の主人公ってこんな絵でしたっけ？最初の方は見るの辛いです。不幸のオンパレードが続きます。。

いやー、やっぱりいざ対面すると怖いのかなぁ……
もっと別な復讐方法なかったんだろうか……
みんな不幸になっちゃうなぁ……

顔の見た目だけでここまで酷いことができるのか、と思うほどの仕打ちを同級生から受けた女性が、新しい自分になって復讐していくお話。

復讐によって、主人公が思っていた以上の結果を相手にもたらして苦しむシーンもあり、復讐とは心が晴れることはなく、より、苦しむ原因になるものだな、と感じました。
復讐せずに、幸せを求めて生きていくことも出来ただろうけど、母や幼い弟を死に追いやったと思ったら…

自分も相手を憎まずにはいられないかもしれない。
こういう話は、海外や当時の日本、いや、現代の日本でも決して珍しい事ではないかもしれない。

やはり人は見た目が1番

見た目が一番なんだと思い知らされる。
可愛い小さい弟を殺されて、ここまでされたら私だって復讐したくなる。でも、現実はこうはいかないよね。
周りに次々と現れる協力者もハナが美しいからっていうのもあるんだろうな…

主人公のハナが復讐する相手、絇子が何を考えているか分からなくて不気味でしたが、彼女も悲惨な過去があってハナに執着することがわかりました。個人的にはとしえが化け物みたいになっていて一番怖いです。

まず、主人公綺麗になりすぎて、その顔で復習し続けるのがなんとも言えない感じです。でも、やっぱり顔だけでいじめられて家族も奪われるような形になって、そりゃ、復讐したくなるなって思いました。続きが気になってつい読み入ってしまう。

傷心を解消してくれる物語

学びや能力は優れているのに、容姿が造形的に美しくないというレッテルを貼られ、集団で個性の否定、人格を踏みにじられた主人公と、容姿端麗だが無自覚なサイコパス、愛着障害を深く抱えた令嬢との戦いとも言える。

死物狂いで生き、美しく生まれ変わった主人公が、圧倒的な権力と悪意に、強力な助け手を次々と得て復讐を遂げていく過程の精神的な苦痛は、読み手に深い共感を与えると思う。

どれだけ迫害してきた相手が死んでも、過去に受けた傷心は特別なケアがないと、なくならないことにも、気がついていく過程がきっとこの先あると思う。

どんなに優れた能力を持っている人物やスペックが高い職業に就いていても、心の傷がない、悩みを持たない人間などいないことが分かる優れたサスペンス。

一部を除いた加害者たちは、絶対的な悪というわけでもなく、そうなってしまった背景が描かれているが、だからといって主人公に精神的な苦痛を与えていい理由にはならない。そういうことが復讐を肯定できるストーリーになっている。

主人公側のキャラクターたちが、それぞれ幸せになったら、一生心に残る作品になると思う。

最新話まで読んだんですが、結構波乱が続きます。それに、敏恵の異様な様子、絢子さんの不可思議な発言、進んでいく復讐、徐々に狂っていく復讐された相手たち、狂気染みてて怖いくらいですが、読むのがやめられません。先が気になって仕方ない。

続きが気になりすぎる…

無料分読み終えました。途中、切なくて涙するところもありました。もうすぐラスボスに…というところですが、彼女も不幸な生い立ちから心が壊れてしまっているようで…最後どうなるかが気になるので、読みすすめていこうと思います。

先が気になり過ぎるので早く続きをお願いしたいです！！
としえはもういい加減どこかで命を落としてくれないだろうか。森哉がやってくれることを希望してたけど違いましたね。
鶴田さんと菊乃さんが素敵過ぎる。だけど深見がハナを想って変わってきてるところが凄くいい！

ハナは多くの人の死にかかわってきたから最後は幸せにはならないのかな？死んでほしくはないなぁ。
今はとにかく菊乃さんが早く回復しますように！！