5.0
最初はよく分からないけど
最後まで読んで、お見事!という感じでした。
穂積さんのデビュー作「式の前日」が本当に良くて、それ以降穂積さんのマンガが出るたびに購入してます。
「うせもの宿」は最初設定が分からなかったんですが、読み進めていく内に疑問が解消し、同時に驚かされました。
重い&暗い内容が苦手な人はムリかもしれません。が、間違いなくおすすめのマンガです。
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最後まで読んで、お見事!という感じでした。
穂積さんのデビュー作「式の前日」が本当に良くて、それ以降穂積さんのマンガが出るたびに購入してます。
「うせもの宿」は最初設定が分からなかったんですが、読み進めていく内に疑問が解消し、同時に驚かされました。
重い&暗い内容が苦手な人はムリかもしれません。が、間違いなくおすすめのマンガです。
広告で見かけて気になって試し読みし、そのまま気に入って一気読みしました。
最初は分からなかったんですか、ここを訪れた人は亡くなっているんだ!と途中から気付き、とても奥深い美しい話だと思いました。
じゃあ、この宿の女将さんと言われている少女は何?と気になり始め、止められなくなりました。
結末は涙無しでは見れません。とっても深い愛がありました。
訪れる人達が"うせもの"を見つけていく中で、記憶と共に自らの"うせもの"を隠した。愛する人に自分を殺させてしまった罪を独り背負い、どれほど苦しかったんだろうと涙が溢れました。最期に共に逝くのではなく、愛する人の手を振りほどき、独り歩いていく姿は哀しく、強さを感じました。
はじめは、うせもの宿がどんな処なのかというところで一人一人の失った大事なモノ探しが始まるショートストーリにもみえました。
でも、ラストは駆け抜けるかのように女将さんとマツウラの最後に感動。
マツウラの想い続ける気持ちは女将さんが生きてたときに彼に与えた愛情。
最後は絶対に切なくなります。
絵柄がほんわかしていて、好みです。決して美男美女がててくる訳では無いのですが、ふとした表情が好感が持てます。
女将さんと、マツウラの関係が最後まで読まないとわかりませんので、試し読みで、良いなと思ったら、一気に読む事をお勧めします。二人が結果、幸せになれたとは言い難いですが、とても良い作品です…
この絵のタッチに惹かれて購入してしまいました♪蟲師を彷彿とするのかなー?この宿はどこの隙間に存在するのか、ここに呼ばれて泊まる人は過去から来た人なのか、、、ミステリアスなゆっくりと進むストーリー、先が気になる不思議な世界の話でした。ポイントに余裕があれば読み続けたい漫画です
悔いの残らない人生を送れる人は少ないと思う。でも自分が死んだ時にこんな宿があったら、何か救われる気もするなと思いました。この宿の門をくぐった人は皆亡くなっているわけで、どれも胸が踊るようなハッピーな気持ちになるものではないけど、どの話を見ても見付かって良かったなと心が温かくなるお話でした。
失せ物を探しにくる人たち。最初は異世界に入り込んでるのかと思いましたがそうではなく、亡くなったけれどこの世に未練を残していて旅立たない人が自分の未練と向き合う場所だった、ということですね。とても切ないけれど大切な思いを静かに描いている作品です。
本人が自分の置かれてる現状を理解していない場合に来るお宿でしょうか。
女将さんはあからさまに邪険にしている風ですが、ちゃんと導いていて、お客様がお宿を出ていくのも切ないですが、家族のところに帰ったのかと思うと、なんとも言えない気持ちになります。
切ないです。
登山者の時にこの宿の事がわかりますが、わかって読むと切ないです。
この宿はなに?女将さんはなぜ子ども?まだまだ謎がいっぱいです。