5.0
明治の日本人の魅力
たまたま樋口一葉の小説も読んでいるので、この漫画の舞台となった明治末期の東京の様子がすっと入り、江戸から引き継ぐ大店商家の跡取りや周囲の人々が自分のパワーを全開させて新時代を生き抜いていくストーリーにはまりました。久しぶりに恋愛漫画以外のジャンルに胸躍らせてめっちゃ続きを楽しみにしています。
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4950位 ?
たまたま樋口一葉の小説も読んでいるので、この漫画の舞台となった明治末期の東京の様子がすっと入り、江戸から引き継ぐ大店商家の跡取りや周囲の人々が自分のパワーを全開させて新時代を生き抜いていくストーリーにはまりました。久しぶりに恋愛漫画以外のジャンルに胸躍らせてめっちゃ続きを楽しみにしています。
タイトルは想像力をくすぐるものでいい。だけど他は、王宮もので、予知夢を見ることができる王女が出てきて、変な男と結婚させられる暗澹たる未来を変えるべく、カッコいい騎士に契約結婚を申し出るという筋立てで、これはあまりにもありきたりな話だ。しかも、主人公はただ可愛いだけで、この子のために読み続けてあげようという気にはならない。この先、事態が変わることを祈るばかりである。
親が姉か妹を溺愛し、反面主人公は虐待されるとか、政略結婚で変な相手を押し付けられるとかは、非常によくあるパターンです。しかし、それでも読者はいくらでも読み続けます。もし、主人公が事態を打開する輝かしい力を発揮し、酷い夫をも変えていく人間力があればね。
この作品の場合は、、主人公がおどおどし過ぎでいまいち魅力を感じないんだけど。とりあえず無料で読めるところまで読んでみます。
経済学とはもともと弱い者の苦しみに涙し、手を差し伸べるためのもの(「もらい泣きの経済学」という名前がある)がその本質であると、ある大学の先生がおっしゃっていましたが、この漫画の加茂教授もそうした意味での経済学者なのでしょうか。専門用語も解説付きで分かりやすいし、ストーリーも面白いので、まだまだ読み続ける所存です。
最近は、異世界か、転生して復讐、あるいは超能力の医者の活躍、と、どれもこれも似たり寄ったりの漫画が跋扈する中で読ませる力を存分に持つ作品は多くないが、この作品はその数少ないものの一つだと私は思う。絵も好きだし、ストーリーも面白いが、敢えて一つだけ魅力を挙げるとすれば、私にとってそれは容器の曲げわっぱ弁当箱だ。画面のところどころにある写真のわっぱ弁当を私は時間をかけて舐めるように堪能した。
産んで、生まれて、生きて、死んで。これを古代から今まで全人類が繰り返してきたんだから、いや~、一人一人の人間は全部すごいなあ、とこの漫画読んで感じました。昔は産むとき母親が死んだり子どもが死んだりすることが多かったというけど、今は医学が発達しているのにやっぱり命を生み出すことってとてつもなくスゴイ作業なんだなあと自分の経験も振り返って、納得しています。
貴族の政略結婚で嫁がされた幼い主人公の女の子が、たった一人の乳母だか侍女だか以外は信用できない状況下に何年も置かれ、当然いじけ、捻くれて成長するのだが、それでも夫との交流の中から人生の活路を見出していくという、まあ、よくある筋立てだけど、それでも読み続けようかなと思うのは、主人公の女の子が自分なりの自我を持ち、判断基準となるものを周りから学んでいくという健気さが感じられ応援したくなるからかな。
筋立ては、広域を経済的に支配する新興成り上がりの商人家に下級貴族の娘が政略結婚で嫁がされ、蓋を開けてみれば夫は他に恋人がいるので一年後には使い捨てポイと離婚されるお膳立てになっていたというもの。
ストーリーはそんなに独創的ではないが、それでも読ませるのは、主人公の女性が、当時の貴族女性の苦しい制限下で自由と愛を求めて戦い、その中で周囲の環境や人を変えていくのが魅力的だからだろう。
驚いたことに夫まで次第に影響を受けて変わっていくので、もともとの恋人はどうなっちゃうのかそれはそれで心配だが、女性の権利が制限された社会風潮をがっつり打ち破って真実の愛を獲得する主人公の力強さが魅力かな(たぶん。まだ最後まで読んでいないけど)。少しずつ楽しんで読み進めようと思っている。
読者による喧々諤々の議論で湧く「ふれなばおちん」の小田ゆうあが描いているというので、とりあえずたっぷりあって嬉しい無料版だけ全部読んでみた。主人公と周囲の人たちの心の優しさがいかんなく描かれて、久しぶりに安心してその温かさに浸れる漫画を堪能した気がする。これは「ふれなばおちん」以上に好きになりそう。続きが楽しみだ。
絵柄がほんわかして和めるかも、と思って読み始めたらどっこい、これ、怖いわ。私は離婚経験者ですが、こんな原因も分からん冷戦状態に置かれてよく何年も辛抱できるなあ、私はムリ~。最後まで読む気力が湧きません。
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日に流れて橋に行く