「すーちゃん帰りましょう」という言葉に誘われてすみれさんは恋人のもとに旅立って行くのね。
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「すーちゃん帰りましょう」という言葉に誘われてすみれさんは恋人のもとに旅立って行くのね。
フェデリカは少しずつ自信と自己肯定感が強くなっていますね。
「私なんか」という自身を卑下するクセがもはや習い性となっているフェデリカにとって、一つ間違えればお手打ちになる恐れもある高位の身分相手に立ち向かうということがどれだけ勇気の要ることか…。
でもアルマンドに見出されてから自分を取り巻く人々の好意や温かさに気付き、次第にそれを素直に信じられて行くようになっています。
何よりアルマンドの愛情を信じ、受け入れられるようになって来ているのは大きな進歩だと思います。
根深い自己否定を払拭できるようになるまであともう少し。お腹の中の赤ちゃんが生まれる頃までにはお母さんとしての覚悟と自信が備わっているといいなあ。
BLには全く興味が無がったのですが、何故か関連作品として(?)出現したので表紙絵の美しさに惹かれて見始めたらどっぷりはまってしまいました。
作品の中に漂う静謐な空気が好きです。
上品で穏やかな相手を思い遣るあたたかい雰囲気を感じます。
つまるところ人を想う気持ちに相手が同性か異性かなんて関係ないということだと思いました。
あとになって「授か離婚」の作者さんの作品だと知って腑に落ちました。
「授か離…」も主人公が理不尽な境遇を嘆くことも憤ることもしないで周りの人たちにも助けられながら淡々と、でも諦めることなく少しでも良くなるように努力を続ける印象があります。
異性同士の恋愛はひとつハードルが高いのかも、と感じたのは異性同士の恋愛がスタンダードだと考えられている現状で好きな同性が現れた場合果たして相手も同じ考えを持っているのかどうかを先ず考慮しなければならないことかな、と思いました。
種類は異なるかも知れませんが「授か離…」の主人公もハンディを抱えているのでドルードの面々と相通じるところを覚えた次第です。
どこか儚さも感じられるだから美しいのかなと思いますが、時々哀しくなりながらも目を離せない作品たちになりそうです。
ダリアン・ロンターニさん、ヴァイオリンの弓を逆さまに持っていますよ!
よくそれで演奏ができますね。
渡辺くん「彼女って何してもいいんじゃないの」とはわたしもクズ発言と思うよ。
せっかく千里ちゃんとの仲を応援しようと思っていたのになぁ。
即座に全力で否定した神城くんはさすが!さえちゃんを本当に大事に想っているのが伝わって来る。
朔英ちゃんが何とも健気。
神城くんが好きな人に誤解されないように自分の恋心を抑えて神城くんから遠ざかろうとするなんて。
こういういじらしい乙女心に涙が出そうです。
諫山さんには「愛される覚悟」を、三森さんには「愛し抜く勇気」を持ってほしい。
きれいな小川が心地よい音を立てて流れている、そんな印象です。
お話の進行が妙に引っ張ったり拗らせたりということが無く素直で好感が持てます。
登場人物たちのネーミングもセンスがいいなと感じましたが、言葉のトーンも色彩も柔らかく心が温かくなります。イチルママとネフラちゃんの母娘コーデもとても素敵です。
またそれぞれの造型が素晴らしい !
ヒスイさんの人間の時はもちろんドラゴン姿がとても美しく格好良いし、シトリくんのちっちゃかった頃からの愛らしさ、ネフラちゃんのミニドラゴン姿、イチルさんのアングル、取り上げたらキリがありません。
虹蛇の神様の下りでは本当にハラハラドキドキしましたが二人のそして家族の愛の結束がより際立って、心配だった逆鱗の魔力も削がれて全て良い方向に向いました。
これからも時々そっと取り出して眺めては心を落ち着かせたいと思う作品です。
つまるところ出自や境遇が人生に吉と出るか凶と出るかなんて自分次第だと言うこと。
アルテのフィレンツェ時代は「貴族で女」であることは色眼鏡で見られるマイナス点だったかもしれないけれど、今のヴェネツィアでの生活は当に「貴族で女」だったからこそ手に入れることができた。
アルテはそれを負い目に感じて「もっと励まねば」と自分を追い込んでしまったけれど、またいつその状況が変わるかは誰にも分からない。
大事なのはレオさんがそうだったように、「自分の置かれた場所で最大限の努力をすること」じゃあないのかな?
アルテもその意味ではヴェネツィアに来たからこそ、また居るからこそ見聞きできる経験を貪欲に取り入れているように感じる。
カタリーナもまた然り。例え料理人として立って行くことを望んだとしても身分を捨てない限り許されないでしょう。その母ソフィアも世間的には恵まれた立場でいながら不自由な生活を強いられ、ダフネに至っては蹂躙された半生だったと思う。
でも彼女たちもそれぞれ置かれた立場で闘っているのを感じる。自分なりのやり方で。
芸術というものに関わっている端くれとしてアルテの姿勢にはものすごく共感を覚えるし、「好きこそものの上手なれ」というシンプルな教えを思い出す。
アルテがこのまま我が道を思うがままに進んで行けるといいなと願わずにはいられない。
不穏当なタイトルに興味を引かれて読み始めましたが次から次へと繰り広げられる展開にあっと言う間に最後まで読み切ってしまいました。
キラリと光る名言あり、意表をつく展開ありで本当に飽きさせません。
復讐のために最初は愛の無い結婚を決意したリアンナと、皇位を継ぐために結託した皇帝が最初は同志としてそして次第に愛に目覚めて行く様子はこの復讐劇の中で救いになっています。
最後の「そしてわたしたちは今でも3人で結婚生活をしている」という表現には思わず微笑んでしまいました。
ヒヤシンス。
041話
第40話 俺の愛しき人(19)