5.0
原作にきちんと寄り添って描かれている作品。
なろうで読めるけどコレも長い。読む際には時間と予定と睡眠不足を気にして欲しい。止まらない。
ヒロインのシオリはチートではない。むしろ逆。
OLのスーツ姿のまま雷とともに今の世界に異世界転移。森の中にそのまま落ちたところを、ザックの手によって保護され助けられて目を覚ますも言語は全く理解できず、異世界に落とされたことは理解できても、順応するのに必死になったところは他の作品とは違うかもしれない。そしてようやく仲間ができたと思ったらシオリを利用できるだけ利用して、自己肯定感を極限まで下げられた挙句、装備品含めて身包み剥がされて捨てられるという過去を持つ。
そんなシオリに寄り添う新しい仲間も増えていき、アレクによって少しずつ自己肯定感を取り戻しつつ魔力の低いなりに創意工夫を凝らし、家政魔導士という独自のジャンルを作ってこの世界で生き抜いていこうとする姿勢は誰よりも儚くて強い。
アレクやその仲間たちにも隠された過去がどんどんわかっていき、ゆっくりとアレクとともに成長していく姿を追うことができる。ただ単にスローライフするだけではなくて、誰とくっついて終わり、でもない、普段のシオリたちの生活と家政魔導士として役割を果たしながら、少しずつシオリの素晴らしさとその価値を高めていく仲間のひとりとして見守る位置にいられるのが楽しい話でもある。
もちろん、アレクたちの過去がより深くわかっていくにつれて、好きや嫌いだけでは済まされない関係と向き合っていくのも楽しい。
私個人としてはルリィをはじめとする彼らの仲間が割と仲間たちにも受け入れられて意思疎通できて、シオリを中心に助け合いしていきながら共に生きていくところが好き。ルリィが割と欲しい。
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家政魔導士の異世界生活~冒険中の家政婦業承ります!~