5.0
まず絵が綺麗で素敵!
原作がなろうであり。カドコミでも読める。
ふたりの初恋っぷりがキュンキュンするのよ。
幼少時あまりにお転婆だったため、祖母から与えられた刺繍にどハマりしたヒロイン、アウローラ。その技の素晴らしさはその後のストーリーの肝となっていくが、本人に自覚はなし。見かけは派手でなくかといって地味でもない。程よく整ったスタイル。何かにつけては刺繍のことを考えている。
近衛隊に所属している見目麗しい貴公子の公爵家嫡男であるヒーロー、フェリクス。その美しいフォルムから様々な女性からのお誘いがあったものの気付くことなく、ヒロインヒーロー揃って婚約者なし。太陽のような明るくて行動力のある姉を持ち、社交界を手に入れたのちに公爵家に嫁いだそのキャラの押しの強さと美しさは母親譲り。そのため母と姉のような女性は苦手としており、縁がなければ親の決めた相手と穏やかに生きるのだろうと思っていた。
家に代々花嫁に贈る指輪を夜会の席でヤケになってこの指輪が当たった人が花嫁だと宣言したのち投げて額に当たったのがヒロイン、アウローラである。後日土下座とともに出来ることなら落ち着いたのちに瑕疵がつかないように、何とかするというフェリクス。その見た目と中身が噛み合わないが誠実さだけは伝わる彼の話を聞き、縁談が86件も持ち込まれて辟易しているフェリクスの風除け、虫除けになろうと受け入れたのがはじまり。
フェリクスの見目麗しい見た目に対して媚を売らないアウローラと口下手なフェリクスとともに穏やかな落ち着いた空間を好ましく思うように。様々な周囲の人たちに巻き込まれながらも、お互いに理解を深め、婚約が形だけではなくこのまま継続して行けたらいいのにと自覚していくフェリクスと、もっと素敵な人がフェリクスには現れるのではないかと思いつつ惹かれていくアウローラ。
アウローラの刺繍しながら無自覚に施していた相手を思うおまじないが実はかなり国にとっても稀有なものだとわかり、フェリクスともに生きるか刺繍とともに生きることを選ぶのか選択を迫られる事態となり…
という原作。
フェリクスが実直で誰にも目移りすることなく、はじめての恋に翻弄されながらもアウローラのために護り、行動するところが素敵。周囲も魅力的なの。刺繍のこととなるとときめくアウローラがはじめて刺繍以外のものに出会えた奇跡を読んでほしい。
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指輪の選んだ婚約者