いちごとあんこさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全350件
  1. 評価:5.000 5.0

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    原作がなろうであるんですけど、一度読んでみてください。物凄く長い。700ページ超え。
    でも、読後感は爽やかなのよ。
    出会いと別れと、季節感もきちんとあって、ヒロイン・メルフィーナとともに生きてる気分になるの。


    結婚直前に前世の記憶を取り戻して、この世界がゲームの世界で、自分は悪役令嬢の立ち位置であると気付くが、もう結婚は避けられる事態ではなかったためそのまま流れに添い、結婚相手のアレクシスとそのまま結婚するも、白い結婚、つまり形式上の妻としては迎えるが妻として君を愛するつもりはないと言い捨てられる。結果としてゲームの悪役令嬢のルートから外れようと北の外れの公爵領を領地として譲り受ける契約を交わし、アレクシスと離れて、北の領地を領民と共にゲームルートの記憶を頼りに開拓していく物語。
    少しずつ領地が富み、領民ともゆっくりじっくりと仲を深め、領主として共に生きる仲間も増えていく。その途中でゲームのヒロインともいうべく聖女マリアが現れる前に自分の立ち位置を奪われることなどないよう、悲しい結末に陥ることがないように懸命に領地を整えていく過程もある。
    それはゲームルートを把握し、聖女マリアと敵対する未来を案じていたから。今持っているすべての自分の大切にしているものを決してひとつも奪われたくはない、領主としての立ち位置を守るためでもあった。
    全部の伏線を回収したとは思えないけど

    結局出会った聖女マリアや攻略する攻略対象たちと少しずつ出会っていく中で仲良くなっていき、絆を深め家族のようになっていく。その何年も掛けて、じっくりウイスキーのように深めていく仲と、領主としてだけではなくひとりの女性として幸せになる過程を原作では読むことができる。
    ここのコミカライズでは何年まだやってくれるのかなぁ。相当な巻数になるのは間違いない。

    登場人物も多岐に渡り、聖女や神官、商人、領民たちや農奴やその子どもたち、魔法使いや護衛騎士や侍女たちなど代わる代わる現れる魅力的な人たち。隣国の幼き王太子たちや、倒すべき魔物たち。
    貴族社会や公爵たちの後継者や嫡子とスペア扱い。

    あの料理人エドやメルフィーナが作る料理の美味しそうなこと。メルフィーナの領主としての采配の素晴らしさと先を見通せる力と類い稀なる人たらし。最後まで読み切ることができた時にはひとつの国の繁栄の長い歴史を垣間見た気分になります。

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

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    「敏腕侯爵様はおとなし令嬢を囲いたい」は、他社さんではありますが「本好き令嬢は敏腕侯爵様とひそやかに恋をする」としてショートストーリーとしてではなく、もっとじっくりセレスティアと侯爵様との恋模様を描いていらっしゃいます。

    今のところ、アンソロジーとしてはこちらでは読めるものの、本好き令嬢は〜としての掲載はありません。なろうなどでも読める作品ではないので、いつかこちらでも読めるようになるといいなと密やかに思っている作品であります。

    セレスティアが声が出なくなっていること、継母たちからいじめ抜かれているのに父親は全く気付いていないこと、公爵様との縁ができたのがセレスティアであったことに逆上して更に虐め抜くこと。
    ここまでは同じです。

    アンソロジーとは虐め抜くアイテムが違いますが、それほどにまでセレスティアが憎い理由があるかと思うのですが、こちらも詳しく描かれるのかしら。

    もしかしたら他の作品もアンソロジーではなくて、もっと細やかに描かれている作品もあるかもしれません。

    • 1
  3. 評価:2.000 2.0

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    あんまり共感されないヒロイン。
    芯が見えないって言うかシャキッとしないのよ。
    お嬢様として生きてきた人でもないのに、ふわふわぽわぽわ。自分の持ち家を追い出されたのに何だか現実味がない。腕のいい弁護士さんがいてくれたから追い出してはもらえたけど、隙がある感じ。

    元カレがクズなのは判るんだけど、諦めが悪い。
    元カレの浮気相手の女がまだ引き続き出てくる。
    契約結婚なのに結婚式を挙げようとするヒロインもよくわからない。だって一年の契約なんだよね?

    契約結婚相手がアイドル、ぶっ飛んでる設定だけどあんまりキラキラしてる感じはしない。画力?
    アイドルっていう設定なのに嘘くさい。しょぼい。今で言うとなんていうのかしら、ヒロインとの写真がネットニュースに載るほどの魅力を持つアイドルには見えないのよね。

    グダグダやってるうちに無料分は終わっちゃうんだけど、この二人もグダグダやってる割にサクッと、あっさりとくっついちゃうらしい。
    そこが重要なんじゃないの?
    そこに至るまでのモヤモヤが吹き飛ぶくらいのきちんとした説明やら、意思疎通必要なんじゃないの?

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

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    ミケが欲しい。代わりに作って欲しい。
    あとはあのふたりはいいや。特にアヤちゃん。

    いつになったらお互いが作ってないって気付くんだろうな。気付かせるつもりもないしそれを追求する気もふたりにはないし、取り敢えず仕事から帰ってきたら冷蔵庫に火曜日には美味しいものが入っていればそれでOKみたいな人たちだからなぁ。

    すれ違いすぎてお互いにほとんど話していない。
    同棲というより同居?シェアしてるだけ?
    アヤちゃんにもシュウくんにもお互いじゃなきゃダメみたいな雰囲気もないし、アヤちゃんに至ってはそれでどうなのか?ってところもあるし。
    いや、彼氏なんだよね?同居してるだけ??
    キープしてるだけ??

    ミケの作る料理は美味しそうだけど、猫がいなかったらこのふたりの食生活破綻してそうなんだよな。猫にも寿命があるじゃん。このふたりがうまくいかなくなりそうだけど(生活は共にしてるけど上手く行ってる感じもしない)、どうするんだろうねぇ。このまま気付かないままってこともないよね?

    • 1
  5. 評価:3.000 3.0

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    割と流れとしてはスムーズ。
    話としてはよくある話だけど。

    庇ってくれない父親、義母と義姉は虐め抜く。
    可愛いのは外見を飾りつけた娘だけ。
    雑用はヒロインに押し付ける。
    恐れられた男の元に名ばかりの娘が嫁ぐが、その男は実家を潰したいほどの恨みを持った男だった…
    どうやらヒロインの実母にも義母にはヒロインの出生にあたって恨み辛みがあるようで。望まれた生まれではなさそう。居場所がなかったヒロインには、嫁いだ先の居場所を確保しなくてはならないが、自身の立ち位置がバレるわけにはいかないのかな。
    一体誰がヒーローの家族を、そして家族のささやかな幸せを奪うような行為をしでかしたのか。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

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    こっちはこっちで美味しそう!

    こちらはお父さんにその娘ふたり、その恋人の組み合わせでお店を切り盛り。姉妹が個性的で感情豊か。基本的に穏やかにストーリーが進む。
    色々な国の食べ物が出てきてもそれを嫌がったり、食べたくないとか文句を言わずにとりあえず食べてみる、という環境下にいるのは面白い。
    様々な国の人や立場の人が入ってくるのも楽しい。

    姉妹を取り巻く親父さんとの関わり合いも、姉妹で言い合ったり就職祝いしたり、そのうちにお手伝いする形でひとり増えて、その親御さんたちとのやり合いもまた楽しい。
    国が違えど受け入れられる器と人柄の良さ。
    見守る側と教えを乞う彼との関わり合い。
    どれだけ読んでも美味しそうなんだよね。
    のぶとは平行線でどこかで交わる日が来るのかな。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

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    ついに来た!ようやく来た!!

    原作がありますが未完結で続編が出た。
    どこまでコミカライズされるかどうかは謎。

    コミカライズにあたって、原作と多少違う点があるようですが、それを凌駕する絵師さんの素晴らしさ。これほどまでユイたちが魅力的に描かれるとは原作もさることながら拝みたくなるほど。

    基本的なキャラクターとしては、
    ヒロイン・ユイ。8番からユイとセレストが命名。
    言葉が拙いがセレストと話す機会に恵まれてからは徐々に滑らかになっていく。セレストから保護され生活を共にするうちに人として惹かれていく。

    ユイの番、セレスト。青髪の美しい竜人。
    ユイを膝の上に乗せて可愛がる。番というよりは、当初は守りたい、そばにいたい存在だったのだが、お互いに好意を抱くようになっていく。
    前世の記憶があるために計算が正確で早く、セスと同じ職場で重用されるようになっていく。セレストととしても番がいざという時にそばにいるのは安心できるため、win-win。

    セレストの友人であり王子でもあるウィルジール。セスと呼び、飲みに行ったり親友のような立場。
    なんだかんだ言ってもユイたちのことを気にかけてそばにいてくれるお兄さんのような存在。

    ユイの姉のような立場、17番のディシー。
    のちにディシーの生き別れた弟とも再会する。
    ヴァランティーヌが料理がてんでダメで代わりに毎日食事を作る。のちに警備隊の中の受付の仕事をしつつ、ユイとと共に成長していく。

    ディシーの里親、エルフのヴァランティーヌ。
    セレストと同じ警備隊にいて、ユイと離れたくなかったディシーのため、里親が同じ警備隊ならば会う機会があるだろうという配慮があった。
    ユイとディシーのお母さんのような存在。

    リザードマンのシャルル。ワニ、かな。
    ヴァランティーヌの後輩で親しい。ユイが初対面にも関わらず怯えることなく触らせて欲しいとお願いし、触らせてあげたことでセレストが嫉妬する。

    くらいが主な登場人物。
    あとは使用人のアデライド。母、セリーヌとともに
    働いていながらセレストに初恋をしたが番としてはセレストに選ばれなかったのに、突如として現れた番・ユイに嫉妬して暴走する。きちんとセレストに対応されて使用人としてだけではなく裁かれる。

    正直どこまでコミカライズされるのかどうかわからないけど、どこまででもコミカライズして欲しい。

    • 1
  8. 評価:3.000 3.0

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    たまにアイリの顔のバランス崩すよね。

    ケモミミ陛下と身代わりお嬢さんのストーリー。
    実母からは疎まれ、蔑まれ愛されてこなかった陛下の婚約者として歴代選ばれて来た血筋のクリスティーナのフリをして身代わりで城にやってきたアイリだからこそ、儀式を全てクリアするうちに陛下に身代わりではなく、クリスティーナではなくアイリがそばにいて欲しいと思われるようになる。
    養父はやっぱり頭が足りてないおバカさんだけど、クリスティーナはツンデレなだけで、そこまで悪い子では無かったことがわかったところで終わり。

    アイリじゃなくてもあのふわふわの陛下のお耳、ちょっと触ってみたいわよね。引っ込まなくてもいいのになぁ。アイリを陛下のそばに据えて、この後どういう展開になっていくんだろう?

    • 0
  9. 評価:3.000 3.0

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    無料分が多かったから大団円まで読んだけど、
    わざわざ外伝までは課金して読まないかな。

    フィロメラが隙が多い印象。
    彼女が好きで執着がすぎて自分の手の中で閉じ込めておきたいのか、彼女が聖女だからこそ自らの手で傷つけて闇堕ちしたのちの彼女を手元に閉じ込めておきたいのか、わからないアンドリュー。おそらく後者なんでしょうけど。
    聖女というには全く相応しくない、自分の美しさに誇りとプライドを持ちアンドリューに使われていただけだと最後にようやく気づいた女は哀れだった。フィロメラを傷つけてまで手に入れたかったものは何ひとつ手にすることは叶わず、むしろ誇っていた美しさまで失った。結局自分に甘いのよね。
    瘴気に当てられて絶体絶命だったヒーローの身体をフィロメラの愛溢れる力によって全て浄化されて、世界に平和が戻って来ておしまい。

    ジリアン殿下がもう少しイケメンならなー。
    基本的にせっかくカラーなのに生かしきれてないしあまりキャラクターが美しくはない。
    綺麗な絵柄が欲しいのに可愛い感じなのよねー。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

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    全話無料だからいい機会に、と読んだのだけど、
    読む手が止まらない!
    転生ものだけどそれだけじゃないのが強み。

    絵柄は綺麗で細やかな書き込み。キャラクターもきちんと書き分けられる力がある方がついてるので、これだけ大勢の登場人物が出てきているのに、被ることがないのが素晴らしい。それでいて皆さん生き生きと描かれていて読んでいて楽しい。
    あっという間に読み切ってしまったのは勿論ストーリーの上手さも光っているから。
    キャラクターも誰もが個性的で、普通の男の子も出てくるし、チート過ぎる子もいない。主人公はヒーロー的な立ち位置だけど、それでも出過ぎて白けることもない。家族愛もあり友情もあり、恋心がわかるところもあるし、政略結婚もある。
    政治的などす黒さも出てくるが、海賊などキャラクターの枠は広い。アニメ化されたのも頷ける。
    主人公の転生前がパティシエだったのでお菓子に向かう意欲と執着と能力は見ていて微笑ましい。見た目がまだ幼い頃から出てきているのもあるが、政治能力としての器も頼もしい。この子から決して目を離してはいけない、怖さまである。

    どこまでこのストーリーの幅と奥行きが広がっていくのか楽しみで仕方がない。終わりが見えない。

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