3.0
いち日さんと一回り下の学生さんの旦那さんとの
むずキュン結婚生活を描かれてます。
時代背景的には女性の立ち位置は今より格段に低かったでしょうから、父親の後を継いで料亭を守ろうと奮闘するヒロインと、若さゆえにヒロインと打ち当たりながら、料亭の再生を夫婦としてともにやり抜こうとする彼とのやりとりが続く。
美味しそうな料理とともに。
夫となった資産家の家からはその料亭を何とかしてホテルにでもしてしまおうとする透けまくった心も見えていて、そんな実家に辟易しつつヒロインの昔ながらな古いやり方を変えていこうとする夫の姿勢もなかなか素敵。
ヒロインの昔からのやり方で凝り固まっている頭が硬すぎて、辟易する時も多々あるけれど。どんなにヒロインが拒絶したくても結果はきちんと出てて。新たな壁がその都度出てくるけど、若さゆえに視界が広いのか今のところクリアできてきている。
この先の二人の行く末と、料亭の未来がどうなるか気になるんだけど、もう少しヒロインが頑なじゃなくなってきたら読みやすいんだけどな。
まだ脊髄反射で否定してしまうところもあるから。
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ながたんと青と-いちかの料理帖-