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ルッキズムの何たるかを
理屈っぽい社会学の本なんかよりもよっぽどルッキズムの本質を語ってくれています。何やかんや否定しても社会はやはり美人が好き。でもその美人にも美人だと言う外側だけの評価に辛いことばかりおきる。こうやって文章でかいてもめんどくさいけど、絵付きであるマンガの説得力は半端なく刺さります。
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理屈っぽい社会学の本なんかよりもよっぽどルッキズムの本質を語ってくれています。何やかんや否定しても社会はやはり美人が好き。でもその美人にも美人だと言う外側だけの評価に辛いことばかりおきる。こうやって文章でかいてもめんどくさいけど、絵付きであるマンガの説得力は半端なく刺さります。
引きこもりが10年超えとなった人が、ひょんなことから社会と繋がりを持ち始めるお話し。社会問題である引きこもりの長期化。難しいと思うけど、こんなふうに展開することが実際にあったら良いなあ、と思わせてくれます。
三歩さんの優しさ強さに毎回どの話も泣けてくる。山の厳しさと美しさと、またおいでね、と誘う無邪気にも思えるけれど芯の強い三歩さんの言葉。山岳漫画の最高峰ではないでしょうか。遭難を美化せず過酷な現実を伝えている。さりとて山への愛は失わない。名作です。
なんなんだろ。表情も乏しい絵で、展開も長く付き合った彼お最悪な別れ方して、会社の上司とは良い雰囲気になる。ありきたりすぎ?それなのに小さな出来事の積み重ねを読んで行くのはそれなりにおもしろくて悪くは無いなと思わせる作品です。
かなり綿密な取材と知識で描かれていて読んでいて臨場感があります。天才医師の周りとのコミニケーションを拒否した感じも有りそうな話で面白い。症状が一般的すぎてたらい回しされて後から重篤だとわかるのはゾッとしますが、あるんでしょうね。
ちょっとノスタルジーを感じる絵と、貧困からのしあがるというお定まりのスポ根物語展開だけど、かさねちゃんのキャラクターが魅力的でどんどん読みたくなります。ゴルフって知らないけど、奥深いスポーツなんだなぁと興味も湧きました!
相対的貧困といわれてもピンと来ない人は多いと思うけれど、その現実をリアルに教えてくれる教育的?なマンガです。特に福祉や生活保護などの制度や公的機関の援助の限界などがやたら詳しい。コロナ禍での政策の問題にも切り込んでいます。
もちろん失踪したママもやばいんだけれど、そもそもママ友の関係性が気持ち悪い。でもこれは現実を写しているところもあるよなあ、、とも思えて、ずっとモヤモヤさせられます。それが狙いのマンガなんですよね。
本宮ひろし先生の作品としては珍しい短編オムニバス。痛快です。いじられっ子の成長後の復讐や、出所した前科者の偏見の中での人生やり直しなど。今の感覚からは女性とのからみが固定観念に感じられるのが残念。
昭和、それも、戦後すぐの古い昭和の京都がよく描かれていてドラマのように楽しめます。傾きかけた料亭、進駐軍のお客さん、京大生。姉さん女房の洋食屋での仕事も、らしくて良いです。
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