れれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

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  1. 評価:5.000 5.0

    傲慢さの本質と意図するもの

    物語は極端な設定の基に月島流星の傲慢さはやや誇張されていますが、その傲慢さを支える身体能力、知的能力、経済力と人間力が存在すれば、その傲慢さはキラキラ輝いて見えるのではないかと私は思うので、この主人公が嫌いではありません。

    ただそういう人が存在しても表面的に羨望されるだけの誤解を生みやすく、本当の姿を理解するのは難しく、正しく理解する許容範囲をもって対応するのは至難の業だと思います。しかし矛盾と理不尽さを感じながらも惹かれてしまう女性の切なさがとてもよく表現されていると思います。

    タイトルが意味するものが何なのかをずっと考えているところです。

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  2. 評価:5.000 5.0

    似てるということは違うということ

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    多くの読者が他の作品と似てることを指摘していますが、似てることは同じではありません。むしろ似てることは違うことだと思います。その様々な違いがこの作品のエッセンスであり、物語にインパクトを与え、読者を惹きつけています。

    大正は15年足らずの短い間ですが、劇的な変動の明治と激動の昭和へと移る間に位置するほんの束の間の夢のような時代空間のような気がして、時代設定が物語に実にマッチしています。

    障害を持つ人の苦悩、努力しても報われない理不尽さ、人間の持つエゴと傲慢さ等は現代にも通じ、強く訴えかけるものがあり心に沁みました。きれいごとだけではない現実の厳しさを併せ持つ素敵な作品です。

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