5.0
主人公パレサは信念を貫く人
一見とらえどころのない主人公パレサは、悪女というより我儘な皇后に冷遇されながら懸命に仕える。ひょんなことから皇太子に出会い、彼に正体を見抜かれ、彼女が外国からの逃亡者で権能者であることがわかり、皇帝にも気づかれる。この国では王族だけが権能者である為、彼女のこれからの処遇が未知数だが、これからのストーリーがパレサの本領を発揮するような気がしてならない。最初は権能者であることを隠す為のぎこちなさがあったが、パレサは自身の内に秘める信念に従い、これからの生き方を選択していくような気がする。パレサはつかみどころが無いように見えたが、実は凛とした姿勢で人生を切り開いて、納得できる未来へ進んで行くに違いない。パレサのこれからに期待する。
-
0
悪女皇后の専属侍女