れれれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

投稿
163
いいね獲得
134
評価5 77% 126
評価4 23% 37
評価3 0% 0
評価2 0% 0
評価1 0% 0
1 - 10件目/全129件
  1. 評価:5.000 5.0

    NEW
    ひと味違う転生物語!

    主人公のレオニは、三度の結婚通し、夫の死別や失踪、子供との悲しい別れを体験し、策略にはまり命を落としてしまった後、10歳の自身に転生する。 転生時に異能を授かり、非常に稀な才能を持つことになった。 しかし、ただ自分を陥れれた者たちへの復讐だけではないのがこの物語の特徴かもしれない。 転生した10歳の少女が出会う過去の夫たちとの関係を通し、前世での誤解や疑問が浮き彫りになり、それらを解決する過程で、苦しみ悩む姿が興味深い。 生き別れた幼子への愛情も深く、その悲しみは計り知れない。 ただ転生した10歳の少女には過酷すぎるのが痛々しいくらいだ。 でもレオニは決して諦めない。 未来を変えてしまう不安を抱きながらも、自分の信じた道を突き進む信念と覚悟が素晴らしい。 彼女の苦しみと悲しみが少しでも癒されることを心から願う。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    NEW
    このタイトル最高に素敵!

    タイトルに惹かれて読み始めたら、主人公のあきらの純粋で無垢な想いが伝わり、物語の展開がタイトルのようであってほしいと思い始めた。 ここに登場する人達はみな良い人ばかりで、意地悪や嫌味な人はひとりもいない。 皆それぞれが精いっぱい生きているのがわかる。 あきらが思いを寄せるファミレスの40代の店長も、不器用だけど、誠実な人柄が伝わり、時に悲しく、痛々しく見える時もある。 十代のあきらの成長を見守りながら、彼女の無垢な思いが、どのような形で進展し、昇華されていくのかが楽しみな作品でもある。 この素敵なタイトルが暗示する未来が用意されていることを心から祈る!

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    NEW
    紙一重!

    フィクションだから、どうしてもやや誇張しているのはわかるけど、主人公のキャラクターが極端で、どういう環境で育つとこうなるのかと思うくらい笑っちゃう! 小春ちゃんに思いを寄せ、大好きなのはわかるけど、それを一途な思いと解釈するか、ただのしつこいストーカーと考えるかは紙一重! 多分黒崎さんは生い立ちと家族環境に色々あったのかもしれない。 人間的に悪い人ではない。 優しいし、思いやりもあり、イケメンの成人男性で、小説家としての名声と経済力は申し分ないのだが、あまりに社会や世間に疎くて、世間知らずの高校生の小春ちゃんにはちと重いのでは? ただ、小春ちゃんの小さい弟が可愛くて、二人の救いになるような気がする。おちびのなっちゃんが、アンバランスな二人を助けてあげられるか?

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    心温まる作品!

    心優しい主人公たちの心の傷を癒しながら、健気に生きる姿が丁寧に描かれている。 ちょっと変人な言語学者の先生は超天然で、社会生活に疎いが誠実な人。 しかし唯一の肉親の母の最期の望みである嫁を見せてあげられなかった後悔を引きずっていた。 最初の結婚で子供ができなかったことで離縁されたきぬは、役立たずの烙印を押され、自己肯定感が低く,自信がもてずにいた。そんな二人が縁あって夫婦になり、お互いのいいところを見つけ、支えあい、労わり合う姿が丁寧に描かれ、心温まる作品になっている。 さりげない心遣いや、思いがけない励ましが、互いの心の支えになり、なくてなならない存在へと変化していく過程がとても微笑ましい。大正ロマンの香りときぬの関西弁が物語にとてもよく似合う!

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    覚悟と選択で未来は変わることに気づいて!

    地方の因習を利用した人間の醜さと恐ろしさに翻弄される若い夫婦の物語なんだけど、この時代錯誤が余計読者の興味をかきたてているようだ。 読んでいると何故という疑問が多くて、どうしてここまで酷いことができるのかと憤りすら感じる。生贄と言いながら躊躇いなく非道な行為が行われる地方の因習の恐ろしさは、まるで魔女裁判のようだ。 誰かを虐げ、見下さないと自己を正当化できない愚かな集団によって、罪のない人々が犠牲になるなんて理不尽なことが、かつては平然と行われてきたことも現代の私たちには驚きだ。 しかし、現代も種類は違っても理不尽なことや、不公平なことは、数えきれないくらいあるのも事実だ。 この若い夫婦のこれからの選択に期待したい。 二人の覚悟と選択によって、これからの未来は変えられることに気づいて欲しいと心から願う。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    奇妙で絶妙な設定が最高!

    信じていた家族に無残に殺されたペレシャテイは転生し、自分を守るために大公家を訪れ、自身の復讐を果たす為に契約結婚を提案する。 しかし嫁いだ大公家がかなりの訳ありで、後継者にまつわる呪いと病に驚きながらも、天性の一途な性格で、義家族のひとりひとりと親睦を深め、家族を支えながら懸命に生きる姿が凛々しい。 自分を騙した家族達への復讐を済ませた後も、大公家の家族たちとの親交を深め、彼らは彼女をつなぎ留めるように慕う。義家族たち一人一人との絆を結ぶ過程が丁寧に描かれ、それぞれのエピソードが、最初のプロローグに繋がる絶妙な設定が素晴らしい。奇妙な設定が違和感なく取り込まれ、ストーリーが展開する心地よさが次回への興味を倍増する。 意味深なタイトルが示す違和感を払いのけ、ペレシャテイを慕う大公家のメンバーが微笑ましく、物語と設定の練り上げられた完成度が素晴らしい。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    本物聖女は新天地で蘇る!

    自分でも魔力や治癒能力がないと諦め、ニセモノ聖女と後ろ指をさされながら、自己肯定感が低いフィロメラは、追い払われるように呪いの国の王子と婚約し国を去った。呪いの国は問題も多いが、出会った人々との交流が温かく、次第に絆を結び、初めて自分の居場所を見つけることができる。自分でも気づかぬうちに、魔力や治癒能力が戻り、彼女が本物の聖女だということが分かり始める。 周りの人たちと支えあいながら、呪いの国の環境は彼女の瘴気除去能力によって改善され感謝される。 彼女の本当の力を利用したい元婚約者や義妹の妨害に遭いながらも、フィロメラは病の人々を救い、婚約者のジル王子や王族たちと助け合って困難を克服していく。自信がなく無自覚だったフィロメラが勇気をだして果敢に行動する姿が初々しい。 彼女こそが聖女だったことを皆が知る日も近いだろう!

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    宿命の構図

    ここに登場する二人は、生まれた時から、いや生まれる前から、運命の糸に操られ、過酷な生い立ちと幼少期を送り、その中で懸命にもがきながら生きてきた。 彼らの生きざまは、種類は違えど壮絶な出会いと別れの連続で、普通では考えられない痛みと苦しみを背負いながら生きてきた二人の出会いは感動そのもの。 出会ってから、心が通い合うまでの道のりも過酷で、絶えず命の危険と隣り合わせの厳しい状況の中、二人は互いを認め合い、受け入れ、求めあう姿は痛々しくも微笑ましい。 最終的に皇帝である彼の妃になる彼女の覚悟も半端ない。 出会うべくして出会った二人の喜びと苦しみが魂の叫びとなり物語全体に染み込んでいるようだ。 幸も不幸も全て飲み込んで二人はいつも前に進む。出会うべくして出会った二人はそれを避けることはできないだろう。 それが二人の宿命だから。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    出会うべくして出会えた二人

    10年の時を経ても決して鳴りやまない音が、なのはの心にはいつも響いていたから、その旋律を覚えキーボートで弾いていた。ひょんなことから、その音を作り出した憧れのミュージシャンが、現在の職場の仕事に厳しくうるさい鬼上司の羽場であることを知った。 ある時偶然、なのはのキーボートとセッションした羽場は憑りつかれた様に演奏し始める。 職場とは違う関係が生まれ、羽場はなのはを誘いセッションを重ねる。なのはにとって嫌いな上司は、最高のプレイヤーであり、二人の息はピッタリ合う。どんなに苦手な上司であっても、彼が創り出す旋律とリズムはなのはを虜にする。それぞれの思惑とは別に、二人の奏でる音が溶け合う様子が、まさに音楽がもつ醍醐味と言えるのではないか? 頭で嫌いな奴でも、奏でる音は嘘をつかない。なのはの中で羽場の音が溶けて浸み込んでいく有様が興味深い。

    • 4
  10. 評価:5.000 5.0

    Part 2 も楽しめるよ!

    登場人物がガラッと変わってパート2が始まり、パート1とは一味違うオフィスラブの展開が始まります。パート1ではオフィスラブ特有のお騒がせ騒動もありますが、パート2は、主人公たちの生い立ちや家族や知人が絡み、より複雑な人間模様が描かれています。主人公の二人は、会社での立場や周りの思惑に翻弄されますが、二人の意志の強さと互いを思う気持ちで乗り越えていくブレない姿勢が清々しく応援したくなります。お互いを求める心の強さと、何があっても容易に流されまいとする気持ちの強さが印象的です。お互いに抱える家族関係の問題や、会社での上司と部下の関係を含めて、現実的な展開の中で、二人が守りたいものを大切にしてほしいと心から願いたくなる作品です。

    • 2

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています