れれこしゃんしゃんさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全92件
  1. 評価:5.000 5.0

    タイトルに込められた思いの深さ

    タイトルに惹きつけられ読み始めました。それほど「永遠の一瞬」というタイトルは光を放っています。11歳のオリンピックを夢見るスケーターの成長と努力を通して、その一瞬を追求しつづける姿勢を保つことの大切さを感じました。

    永遠の一瞬とは一期一会に通じるコンセプトだと思います。主人公が求め続ける「奇跡の一瞬」は儚く脆いものかもしれません。儚いからこそ、かけがえのないものではないでしょうか?「儚い」という字は人が夢を追いかけると読めます。その儚さの中で主人公がその一瞬に命を懸け、その一瞬を永遠に刻み記すような作品であると思います。

    一秒のなん分の一にも満たない一瞬の為に命をかける尊さ、その一瞬が「永遠の一瞬」であると感じました。

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  2. 評価:5.000 5.0

    記憶喪失がもたらしたもの?

    バイク事故からの記憶喪失は詩織に何をもたらしたのだろうか?両親は既に亡く、兄と妹の三人家族で頼れる大人はいない。記憶喪失以前の詩織はかなり我儘で荒れて嫌われていたようだ。しかしそれらの記憶は今は無く、自分を探し求めているが、周りの反応は冷たい。唯一の支えは兄のあーちゃんのいたわりと優しさだけが救いだ。読み進めると記憶喪失前、何故詩織は荒れていたのか気になるが理由はまだわからない。記憶を取り戻したい反面、それがわかってしまう事への恐怖もあり、微妙な手探り状態が続いている。記憶が戻ることがいいのか戻らない方がいいのかは別ににして、詩織自身がどのように生きたいかが大切ではないか?彼女が悩み苦しむことを経て、好きな事を見つけて、自由に羽ばたいて自立できるよう応援したい。

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  3. 評価:5.000 5.0

    Part-2もパワフル!

    大人に成長したあずみに会えてとても嬉しい。性格は変わってないような気がする。口で言うより手の方が早い感じで、直ぐ足蹴りが入るから。しかし任務に対して沈着冷静さが身について無駄が無くなったようだ。今回は両親はわからないままだが、双子の弟がいて、その家族とも親しく交流し、より人間らしい生活を送りながら任務を遂行している。相変わらず隙が無く腕が立つところは同じだ。子供の頃とは違い、様々な人間関係が絡み、その中で戦い続けるあずみだが、彼女の目指すものは何か?彼女の一番したいことは何だろう?彼女は何を求め、どこへ行こうとしているのだろう?あずみの強さと弱さ、したたかさと脆さ、優しさと非情さが交錯する。ひとりで戦うあずみに栄光あれと祈る。

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  4. 評価:5.000 5.0

    生き方と死に方

    凄く重いテーマを客観的にユーモアを交えて描かれていることに感服しました。決してきれいごとだけでは済まされない死に至るまでの経緯を現実的にとらえ、現場の臨場感が伝わってきて、心が痛みます。医療関係、介護関係、近親者の見取りを体験した方々には身につまされ、迫ってくる圧迫感があるかもしれません。如何に死を迎えるかという問題は、如何に生きたかに関係しているのではないでしょうか?死は避けて通れないことはわかっています。だから死を考えることは必要ですが、それと同時に、今日一日精いっぱい生きることも同じ位大切だと日々思っています。

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  5. 評価:5.000 5.0

    本音と躊躇い

    日野課長はある日突然、若い美人の部下の心の声が聞こえ始めて、自分に好意をもっている事に気づいてしまい落ち着かない。真面目な性格で過去の恋愛のトラウマから仕事一筋の彼は戸惑いドギマギしてしまう。心のつぶやきを聞かれてしまっている新木も過去のトラウマを引きずりながらも前向きに仕事一筋で頑張っている。彼は彼女の思いを迷惑だとは思っていない。ただあまりにも想定外だったので驚いてどう対応していいかわからない。彼女も片思いであることを楽しみながら、彼と一緒に仕事できることが何より嬉しいと感じる、欲張らない女性。この二人をそっとしておいてあげたいと思う。自然な流れの中で、二人が同じ所にたどり着くか、別々の道を進むか、静かに見守っていたい。

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  6. 評価:5.000 5.0

    一日の終わりに大切に読みたいお話

    湊君、山神さま、テン達、亀さま、風神雷神 みんな全部好き。湊君は凄い能力を持ちながら自覚が無く謙虚で無欲な好青年。山神さまは偉い神様なのに偉ぶらず、湊君を導いてくれる尊い神様。テンたちは食いしん坊で甘えん坊だけど、可愛い眷属。亀さまは庭が気に入り住み着いてしまい、湊君を助けてくれる頼りがいのある住人。風神雷神は突然現れて皆を驚かせ、湊君に風神の術を授けてくれた。彼らが繰り広げる物語は穏やかで、心優しく、和ませてくれる素敵なお話がいっぱい詰まっ宝物。ほのぼのとする物語は私たちの心に沁み、優しく癒してくれるエッセンスがいっぱい詰まっています。

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  7. 評価:4.000 4.0

    正義という名の洗脳

    あずみを読んでかまぼこ隊を思い出してしまった。物語の展開上、多少の違いはあるが、彼らの共通点は多い。親を失い身寄りがなく貧しさに喘ぎ、頼れる大人がいない十代前半の子供たちを鍛えるのは、身体能力が一番向上する時だからだ。加えて、その年頃はまだ分別がついていないので飴と鞭を効果的に使えば正義という名の洗脳は容易い。彼らを先導するじい様には戦の無い世の中という大義名分があるが、都合のいい、腕の立つ抹殺集団を作ったのと同じだ。彼らは何の疑いもなくじい様の言う通り人を切るが、彼らもいずれ成長し、自分で考えるようになった時、自分たちのしてきたことをどう思うだろう。その時、道は分かれるかもしれない。生きるために何を成すべきか、何の為に生きるのか、そしてこれからどう生きるかを自身に問うだろう。

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  8. 評価:5.000 5.0

    運命の出会いの果てに

    伯爵家に生まれた彩葉は、父の死後継母と異母姉から冷遇されるが、不知火家の跡取り、烈の許嫁になる。彩葉には幼少期の怪我の傷跡があり,烈には言えないままであった。彩葉に対して冷たく接する烈だが、彼女に惹かれているのは明らかで、幼少期の怪我にも関係しているようだ。彩葉は毎年誕生日にバラの花束を受け取るが送り主がわからない。幼い頃亡くなった母もバラが好きだった。バラの香りに導かれ、彩葉は怪我をした経緯を思い出すことができるだろうか?バラの花束の送り主は烈か否か?互いに惹かれ合う二人は真実にたどり着き、固い絆と信頼を築くことができるだろうか?二人を苦しめる困難はこれからも続くが、乗り越えていく二人を応援したい。バラの香りにいざなわれた二人の未来に幸あれと祈る。

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  9. 評価:5.000 5.0

    大正ロマンって好きだな!

    時代設定が大正だから、そうだったのかと頷けることがほのぼのとしてとても良い。今では考えられない身分の違いとか、元華族とか出てきて、それに翻弄される人間模様が矛盾を感じながらも初々しい。蘭子さんも元お嬢様だけど、家が没落してカフェで女給の仕事しながら生き生きと描かれていて、彼女に惹かれる耀一郎さんも身分は上だけど、坊ちゃんタイプの可愛げがあって好感がもてる。親が決めた許嫁と知って驚くが、両想いになり、これからが一番楽しい時。喧嘩したり、ぶつかり合ったり、意地を張ったりしながら、強い絆を結んで幸せになってほしいな。二人を取り巻く環境も大正時代の文化や慣習だからいっしょに楽しめるので、この時代設定が好きです。

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  10. 評価:4.000 4.0

    危険と隣り合わせのビジネス

    あるきっかけから千穂ら三人は、深夜専門の家事代行をビジネスとして始める。三人各々が経済的理由を抱えており、ビジネスとしての船出は厳しいが彼らは懸命に働く。夜働く業種の人たちの助けになり感謝されると達成感と充実感からやりがいを感じる。しかしその反面、働く時間帯が深夜から始めるため、労働条件の危機管理が難しい。場合によっては危険も伴う。酔っ払いや犯罪と絶えず隣り合わせの状況が身近にある。女性三人では対処困難なことも起きる。類似のライバル会社の台頭やそれぞれの深刻な家庭の問題も追い打ちをかける。それでも危険を覚悟で始めた深夜専門の家事代行業だから三人組のバイタリティーと行動力に期待する。

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