5.0
タイトルに込められた思いの深さ
タイトルに惹きつけられ読み始めました。それほど「永遠の一瞬」というタイトルは光を放っています。11歳のオリンピックを夢見るスケーターの成長と努力を通して、その一瞬を追求しつづける姿勢を保つことの大切さを感じました。
永遠の一瞬とは一期一会に通じるコンセプトだと思います。主人公が求め続ける「奇跡の一瞬」は儚く脆いものかもしれません。儚いからこそ、かけがえのないものではないでしょうか?「儚い」という字は人が夢を追いかけると読めます。その儚さの中で主人公がその一瞬に命を懸け、その一瞬を永遠に刻み記すような作品であると思います。
一秒のなん分の一にも満たない一瞬の為に命をかける尊さ、その一瞬が「永遠の一瞬」であると感じました。
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モーメント 永遠の一瞬