5.0
原爆投下前後のお話
広島の原爆投下という大惨事の前後の日常を描いたストーリーです。一般の方々のごくごく普通の日常と人生をほのぼのしたタッチで描かれています。このマンガの主旨を忘れてしまうくらいにほのぼのです。
アメリカの命を受けて広島を原爆投下先に選んだのは、原爆を開発した日本の有名な研究所だったとか。被害状況の確認実験だったとテレビで観ました。小倉市もそうだったんですね。たまたま小倉が当日曇天で被害状況が見えないから、急ぎ長崎に投下したとか。日本人が日本人を売ったことにひどくショックを受けました。
広島の方にも長崎の方にも罪はなく、恐ろしいかな、戦後80年を迎え、原爆の恐ろしさを語れる方々が徐々にいなくなり、世界はまた恐ろしい方向に向かうのでしょうか。
原爆反対を叫び続けることも意義は充分ありますが、私達と何ら変わりない一般の方々の原爆投下前後の生活に焦点を当てた方がもしかしたら自分事として後進に響くのではないかとこの作品を読んでいて感じます。
敢えてほのぼの描くことが却って恐怖を身に刻めると実感しました。
罪のない一般の方々の生活を、人生を、命を奪う原爆はあってほしくないと切に思いました。
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