赤い雲さんの投稿一覧

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11 - 20件目/全98件
  1. 評価:5.000 5.0

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    命の取り合いをするギャンブラーたちの死闘の後に、女子中学生のカポエイラ?!って最初はびっくりした。画力があるからこそ、これだけの世界観を次々と展開できるというお手本のような漫画。まだ序盤で、横暴な無精髭親父とやや清潔感に欠けるホームレスおじさんしか出てこないんだけど、嘘喰いの夜行様のようなエレガントなイケオジの登場って期待してはいかんのだろうか…イッチーの食べてる顔はくそ可愛いが、この主人公だけではストーリーに引っ張りこむのがチョット弱い。

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  2. 評価:5.000 5.0

    推しはやっぱり直江兼続

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    原作の小説も読んだけど、漫画はかなり変えてあります。琉球のあたりとか。
    荒唐無稽だけど、単なる荒唐無稽な歴史物、ってだけでは、三十年間愛され続けていまだにこんなに人気があるということはありえない。原作者と漫画作者の美学がそこにあるんだよね。信長がカッコイイのは当たり前として、サルこと成り上がりヒヒオヤジの秀吉もめっちゃ男前なとこ見せます。またこの漫画は男達の舞う姿がカッコいいのね。秀吉の所望に応えて「さればひとさし」と立ち上がる家康!祭の太鼓をバックにした直江兼続の男っぷり!何もかもふっきれた捨丸が生き生きと踊る「幸若」!能舞台に現れた華麗なる刺客・風魔の小太郎!琉球の美少年の三回転!あと、慶次がお父さんへのはなむけに、雪の中で舞った能姿がとてつもなく美しかったなあ。

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  3. 評価:5.000 5.0

    推しはやっぱりトキ様

    「お前はもう…」
    「我が生涯に一片の悔いなし」
    「退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!」
    名台詞名シーンだらけ。
    南斗最後の将が正体を現した時は、「なるほどなあ、うまく出来てるなあ」と思いました。

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  4. 評価:5.000 5.0

    名作です。

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    別冊マーガレットの黄金期、この作者さんの存在は絶対に欠かせない。「愛してナイト」のやっこちゃんから本作品の琴子まで、ほとんどのヒロインが全部似たり寄ったりなんだけど、この作者だけはそれでいい。安定のワンパターンキャラクター。安定の吊り目イケメン。しかしこの作品の最終話には本当に驚かされた。私は「そのこと」を全く知らずに、大人になってから図書館で単行本全巻を読んだのだが、とにかくラストが衝撃的だった。当時のリアルタイム連載を読んでいた多感な世代の少女読者は、どんだけ度肝を抜かれたことだろう。このラスト、まさに「えっ?」なのだ。最後のひとコマまで、この作者の織りなす世界を守るために奮迅したスタッフと、編集部の粋な演出に、ただただ感謝するしかない。

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  5. 評価:5.000 5.0

    正にSSR

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    透明なアクリル板越しに会話をしているだけなのに、ゾクゾクします。ゲームでSSRを引いたような興奮が、思惑とは全く違う意外な方向へ。泥沼に足をとられ、やがては思うように動けなくなり、もはや決して抜け出せなくなっている。映画「ミザリー」を思い出させる、何をきっかけにキレるかわからない、完全にヤバい犯人の表情と態度の変化。稀代のサイコキラー品川真珠の仕掛けるトラップの見事さ、人を手玉にとる話術の巧みさ、あっけなく騙されてしまう人間心理の恐ろしさ。刑事でも探偵でもなく、児相の職員が主人公。逮捕後、犯人は2年間ずっと黙秘を続けていて、犯行の動機も詳細も何ひとつ供述していない。なぜ彼女は遺体を切断したのか。なぜ犯行時は太っていたのか。なぜピエロのメイクをしていたのか。その理由をもし語ったとして、それが真実であるかは全くわからない。歯の浮くような嘘八百と、血が吹き出るような叫びの本音、それらが入り乱れる会話の中の、ほんのわずかな手がかりを求めて、主人公は乗り掛かった船(完全に沈没船〉で綱渡りを続けている…
    虐待を受けて育ったサイコキラーとの心理戦はここからが本番。犯人は突如アラタの同僚に手紙を出して接触をはかる、というところまで読みました。
    絶対に有罪・極刑という一審は覆らないのに、この犯人が檻から出られることは無いとわかっているのに、会話を続けていると感じる、本能的な恐怖。主人公も周囲の人々も、獄中からの手紙一枚言葉一つで次々と心を乱され翻弄されてゆく異常な状況。「いやこんなのありえないでしょう」とどこかで言いたいんだけれど、どハマりしました。凄く怖いのに、続きが気になって仕方ありません。ほんと、どうなるの?こんなSSRと結婚するの?アラタ、マジで。

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  6. 評価:5.000 5.0

    イクメン必読の書

    もちろんママにも読んで欲しい。育児中に心がささくれた時に読むと、少しだけでも落ち着くと思う。でもその「少しだけ」が大事。本当に大事。
    日本は育児や介護休暇の日数が法律で定められていない。男性は出世コースから外されるし女性は職場復帰しても元のポジションに戻れなかったりする。
    何でもかんでも育児ファーストにしたではおかしくなってくるのは間違いない。極端から極端にいくのではなく、皆が納得するまで話し合って、少しずつ、出産や育児が自分の仕事や人生の時間を有意義に過ごすひとつのプロセスとして生きていけるような制度にならないものかな。病院の電車の中でお母さんやお父さんが肩身の狭い思いをしない社会、(もちろん、おひとり様の人生も)皆が等しく己の人生の選択を楽しめる社会であって欲しい。何十年も前から少子化や高齢者の増加をわかっていながらほとんど何も手を打ってこなかった政府は,育児が苦手な日本のお父さんそのものだ。子供そのものをどう扱っていいかわからない役立たずだ。自分もおむつをかえてもらい、根気よく食べ物を口に運んでもらった乳児だったのに、今でもそのことは「他人事」なのだ。日本の歪みに声を上げるチャンスが、男性の育児参加増加の今なのだ。

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  7. 評価:5.000 5.0

    第1話のみの評価ですが

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    田村由美さんの作品でこれが一番好きです。最後までちゃんと読みおわった作品もこれが初めてです。他の作品のような壮大な構想の大長編でもカリスマ的主人公も登場しませんが、むしろそこがいい。この作者さんのどの作品の根底にも必ず重低音のように流れているグロテスク、マッド、悪意というものを一番ストレートに表現できる漫画形式はミステリーやサバイバルではなく、心理サスペンスやホラーなのでは、と感じます。
    この作品に岩館真理子さんの影響を強く感じているのは私だけでしょうか。繊細でか細い美麗なタッチ。透明感のある美少女や涼やかな美青年たちの、その長い足の先は、とても想像できないような陰湿な泥沼に突っ込まれていることを、徐々に、じわじわとさらけ出していく…直接的でわかりやすい暴力や惨劇ではなく、死ぬほどスタイリッシュで死ぬほどカラカラに乾いたホラーが、より心に突き刺さる。そんな岩館真理子さん(この方もある時から劇的に作風が変わりました〉に通じる何かが、ある時期からの田村作品に趣きを添えるそうになりました。
    この作者さんのもうひとつの特徴として、「作者さんの手の届く範囲での想像の世界」というのがあります。現代文明が滅亡したディストピアの世界は単なる舞台で、主人公が活躍するための設定のための設定という感じが拭えませんでした。漫画だから仕方ないけど、権力者や霊能者がよく出てくるのですが(現代ミステリーものも財閥一族が出てきたときはチョット冷めました〉これは「なんでもアリ」になりがちです。それでも読者を納得させて引き込むには設定にリアリティが必要です。要は設定が穴だらけなのです。
    が、この作品はちゃんとしている。地に足が着いている。作者の作り上げた世界にリアリティがある。作者の手の届く範囲の想像の世界は実はこのあたりまでだということですが、それで良い。恐怖ではなく悲哀。憎悪ではなく執着。狂気ではなく煩悩。たった数十ページで深く感じられる、この作者の最高傑作だと思います。

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  8. 評価:5.000 5.0

    何度読んでも

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    面白いしきゅんきゅんするし。
    少女漫画では実は相当異色作。たけおみたいなルックスは,間違いなく砂川君の親友としてモブの位置づけなのがマンガのセオリーなのに、なのにこの面白さ。大和と砂川のキャラが素晴らしいので、たけおのピュアさがより引き立つ。特に砂川はホントに外見も中身もいい男。砂川の姉ちゃんも好き。めちゃくちゃいい女。

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  9. 評価:5.000 5.0

    祇園のしきたりと独特の文化

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    舞妓さんは地毛で、芸妓さんはカツラというのはこの漫画で初めて知りました。主人公に嫉妬した先輩から言いがかりをつけられてるところを、結構な年上のお姐さんがピシッと止めてくれるシーンがかっこよかった。

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  10. 評価:5.000 5.0

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    大和和紀先生の描くモテモテの美青年っていいよね❤️ 光源氏、アラミス、竹千代、女性にとことん優しくて心遣いが出来て会話が洒落ている。志乃ちゃんもそのうちの1人だったはず、男として生まれていれば!大和和紀先生の描くハンサムウーマンもいいんだよな❤️環さん、万里子、朧月夜、そして志乃ちゃん。
    2人の初めての出会いのシーンがまるで絵のようにロマンチック。「その目 青く見えるのか?」「あなたの目 黒く見えますか?」のやりとりが好き。

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