こわいはなし 大人のための極上ホラー
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あらすじ
大人のための極上ホラーアンソロジー!!怖いけど、おもしろい。怖いけど、やめられない。月刊フラワーズ発のアンソロジーシリーズ第3弾が登場!田村由美先生の単行本未収録作をはじめ、増刊フラワーズで人気だったホラー作品を収録した、極上のアンソロジー。同時発売のflowersアンソロジー第4弾「恋ものがたり ?愛の先にあるもの?」では西炯子先生のコミックス未収録作をはじめ、恋愛にフォーカスした作品が満載です。<収録作品>田村由美「死人の記 ?紫陽花にゆれる?」鯖ななこ「メッセージ」桜和アスカ「幻 ?GEN?」柳秋紀「たからばこ」花木アツコ「やもめの湯」白壁たくみ「昔の男」
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みんなのレビュー
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大人のための美しいアンソロジー
1話目の「死人の記」は田村先生の作品。
ホラーというカテゴリで死人が描かれていますが、恐ろしかったり気持ち悪かったりと言うことはありませんでしたので、苦手な方は安心してください。
田村先生らしい、独特の世界観で人間の本能や本質に上手に触れています。
後編はほんのりサスペンス要素もあり、短いながらよく纏まっていると感心しました。
こういった短編やアンソロジーなどは、気になる作家だけ読みたい!という事が叶わないのが少し残念です。タイトルなどに作家名をつけて欲しい!なので★4つです。by ミルッヒ☆- 43
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4.0
良質な「大人のための」ホラーアンソロジー
「極上」とまで言えるかは微妙だが、良質な「大人のための」ホラーアンソロジーである。
いい意味で、子どもにはわからない、人生の酸いも甘いもというか、ある程度の経験を重ねてきた大人にこそ刺さるタイプの話ばかりである。
ゾッとする、というよりは、切なさが身に染みる、という話が多いのも、大人向けかな、と思う。
各話、粒揃いだが、私は田村由美による話が一番気に入った。
余談になるけれど、「大人のための」とは書いたものの、こういう作品を子どもが読むことを「子どもにはわからないよね」と切って捨てるのも、違うな、と思う。
昔、確かウルトラマンの制作者サイドの誰かが言っていたと思うのだが、子ども向けだといって、「子どもにもわかる」ことだけで作るのは、違うのだ、と。
確かに子どものときには「わからない」のだけれど、それが一種の「引っかかり」として心に残り、大人になったときに、「あれはこういうことだったのか」と花開く、子ども向けの作品には、そういう側面があるべきだ、と。
私はそれに全面的に賛同するし、子どもの頃に読んだホラー漫画の中に、そんな作品が確かにあったよな、とも思う。
そういう意味で、子どもにも読む価値はあるんじゃないかな、と思う次第である。by roka- 27
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4.0
まさに極上ホラー
「ミステリーという勿れ」で、田村作品に魅了され、こちらにも行き着きました。田村作品のら第一話のみの感想ですが、まさに大人のための極上ホラー。死者が死んだことに気づかず生きているときの動きを繰り返す、という設定は、聞いたことがある印象ですが、ストーリーで見るとある意味今までにないタイプの死者の形。死にきれずに復讐するとか、未練を持って生きている人に付き纏うとかではなく、生きていた時と同じ動きをひたすら繰り返す。死してなお習性は変わらず。もしその繰り返す動きがその人を最も象徴するものであるなら、自分が死んだ後どんな動きをするのか‥ある意味人世観を問うような、哲学的とも言えるようなホラーです。
by まんが初心者なー- 12
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4.0
1話 死人の記
死んだ直後 死人は身体が朽ちるまで生きる世界。日常だった行動を繰り返す、荼毘に付すことができずにいる。生きていないとわかっていても家族だから最後の時まで待とうと思う、って生きている側の思いだ。主人公の両親も亡くなっている、悲しいな。でも二人の死後行動はありふれた日常そのもので穏やかだっとわかります。主人公が涙する場面で両親ごしに自分が殺めた夫の死後動作がショッキングで本当悲しい。
by モフモフ三毛- 6
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4.0
最初の話のみ購入しました。独特の世界観で、死してなお生前の動きを続けるというのは、それが普通になった世界でなら怖いことではないのでしょう。でも、どんな動きをするのか分からないことが恐ろしい。それはかなり怖いですね。あとの方は知らない作家さんなので気が向いたら読んでみようと思います。あらすじ/詳細のところに何話目がどなたか、記載があります。ご参考まで。
by 豆腐女子- 8
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